落語の演目

上方落語が原話」の演目由来のタグ

上方落語が原話」のタグが付いた落語の演目は320席です。

よみの行

320演目(全1272演目中)

演目別題どんな話かタグ
青菜あおな屋敷で見た夫婦の洒落たやりとりを、植木屋が自分の長屋で真似してみます。
赤貝丁稚あかがいでっち進物の赤貝をつまみ食いしようとした小僧が指をはさまれ、医者に事情を言えずに困る話。
赤子茶屋あかごぢゃや相撲見物のすきに桶を取り違え、幇間が氷砂糖のつもりで開けると別のものが入っている話。
明石飛脚あかしびきゃく道のりの数え方を取り違えた飛脚が、走っても縮まらない話。
明石舟あかしぶね舟にすがりついた水死人が船頭の枕元に立ち、主人へ届ける金を託す話。
朝顔あさがお朝顔買い朝寝坊の男がやっと咲いた朝顔を見に来ると、目の前で花がしぼんでしまう話。
愛宕山あたごやま旦那が谷へ投げた小判を、幇間の一八が傘を差して飛び下り、拾いに行きます。
後に心あとにこころ虫から猟師まで、後ろに心が回らない者を次々に並べる話。
油屋猫あぶらやねこ油屋に出る化け猫に石を投げると、身をかわして言い返す短い話。
甘い羊羹あまいようかん*甘い物好きの医者が、家族の名まで甘い物にかけて紹介する話。
尼恋あまごい尼になる娘に恋文を渡した男が、振られたのを言葉にかける話。
阿弥陀ヶ池あみだがいけ*新聞を読めと諭された男が、聞きかじりの作り話を近所で得意げに披露して騒ぎになる話。
網舟あみぶね網打ちに出たい若旦那が、口うるさい大旦那を撒こうとして失敗を重ねる話。
雨風あめかぜ酒好きと餅好きを雨と風にたとえ、餅を焼いて確かめる話。
有馬小便ありましょんべん有馬温泉で節を抜いた竹竿を売り、二階から用を足させる新商売を思いつく話。
鮑熨斗あわびのし祝いのし、生貝、生貝のし、祝のし、鮑のし空腹な男が借りた金で鮑を買い、地主への祝い物にしたところ縁起が悪いと突き返され、教わった言い回しを口にしに行く話。
按摩の炬燵あんまのこたつ寒い夜、酒好きの按摩が酒と引き換えに炬燵役を頼まれるが、寝小便をした小僧のせいで役目を終えてしまう話。
按摩はん御苦労あんまはんごくろう留守中のことを子供に問いただす父親が、最後の一言で拍子抜けする話。
いうにいわれぬいうにいわれぬ亀の天上言うに言われぬことの例として、蛇の昇天の一件を挙げる話。
猪飼野いかいの人目を忍ぶ場所で役人に照らされた男が、苦しい言い訳をする話。
いかけ屋いかけや山上詣り仕事中のいかけ屋を悪童たちが取り囲み、次々といたずらを仕掛ける話。
池田の猪買いいけだのししかい体が冷えるので猪の肉を食べたいと考えた男が、撃ちたての新しい肉を求めて猟師と山へ向かう話。
医者の富いしゃのとみ当たりくじを捨てた医者と、それを拾った坊主のやりとりの話。
医者間男いしゃまおとこ*女房と通じた医者が治療と称して、亭主の目の前で事に及ぶ上方のバレ噺。
一円のお盆いちえんのおぼんお盆返して仮病で客を振ろうとした女郎が、薬を飲まされて言い抜けられる話。
井戸かいないどかいな子をあやす言葉が、そのまま落ちになる短い話。
井戸側梅助いどがわごんすけ井戸側井戸側を持ち帰ろうとした権助が、元に戻された井戸に落ちる話。
井戸に水いどにみず若い娘には争って水を汲む若い衆が、老婆には冷たい短い話。
稲荷車いなりぐるま狐車、偽稲荷、産湯狐狐になりすまして車をただ乗りした男が、置き忘れた大金をめぐって車夫と行き違う話。
稲荷のみやげいなりのみやげ馬のくそ、つけ焼刃、狐つき勘当された若旦那が狐つきのふりで詫びを入れ、差し出した土産の中身で正体が知れる話。
いびき茶屋いびきぢゃやなまりの強い女郎から逃げようと、客が寝たふりを続ける話。
今が見始めいまがみはじめ水仙をしきりに褒めていた客が、花の心得はないと明かす短い話。
色事根問いろごとねどい恋根問女にほれられる十か条を説く隠居が、最後に相手の素性を言い当てる話。
岩おこしいわおこし倒れた夫婦岩を杖ひとつで起こした老人の、正体を尋ねる話。
淫売五人いんばいごにん氷屋の売り声と、引かれていく女たちの数を重ねた短い話。
植木屋曽我うえきやそが曽我桜、植木屋芝居桜の古木の由来を曽我物語にかけて語り、値段の掛け合いにする話。
魚釣りうおつりきょうは竜宮の宴で魚がいないと言われた男が、それでも竿を下ろして粘る話。
浮世根問うきよねどい無学者、無学者論何でも知ったかぶりをする隠居に、八五郎が次々と問いを重ねていく話。
牛かけうしかけ旅の二人が人の悪い村人にだまされ、牛や娘に振り回される上方の道中噺。
牛の丸薬うしのがんやく牛の丸子古いこたつで作った偽薬を、仕掛けを使って牛の特効薬に見せかけて売る話。
鰻谷うなぎだに鰻谷の由来鰻を捕った男の一件から、鰻谷という地名の由来を語る話。
鰻の天上うなぎのてんじょう頭を空へ向けたばかりに、鰻とともに天へ昇ってしまう話。
馬の田楽うまのでんがく味噌を届けに来た男が届け先を間違えたうえ、目を離した隙に荷を運んでいた馬までいなくなり、あちこち尋ね歩く羽目になる。
うわばみ飛脚うわばみひきゃくうわばみに呑まれた飛脚が、勢いのまま抜けて走り去る話。
運の餅うんのもち餅が飛んでくる夢を見た男が、夢判断を頼んだ晩に物音を盗人と取り違える話。
絵手紙えてがみ字の書けない夫婦が、絵だけを描いた手紙で用件を通じ合う話。
江戸荒物えどあらもの*上方の男が江戸言葉をまねて荒物屋を始め、言い回しがことごとくちぐはぐになる話。
戎小判えびすこばん桂馬、鼻の上桂馬恵比須からもらった小判が額から離れなくなった男が、取り方を尋ねる話。
戎鯛えびすだい*魚を知らない山村に鯛の頭が落ち、庄屋が見当違いの見立てをする話。
王子の狐おうじのきつね高倉狐、王子のきつね娘に化けた狐を、逆に化かして料理屋に置き去りにする男。あとで祟りを恐れて詫びに行きます。
鶯宿梅おうしゅくばい春雨茶屋芸者の唄の文句を真に受けた養子が離縁を申し出て、受け売りの言い訳をする話。
近江八景おうみはっけい馴染みの遊女との将来を占ってもらう男が、湖畔の八つの名所を織り込んだ言葉のやり取りを通じて、現実を思い知らされる噺。
近江屋丁稚おうみやでっち*月見団子を半分ふところに隠した小僧が、乞食の上の句に下の句で応じる話。
狼講釈おおかみこうしゃく山で狼に囲まれた噺家が命乞いに講釈を語り、話がごちゃまぜになる話。
大阪名所夫婦喧嘩おおさかめいしょふうふげんか大阪の地名を折り込みながら夫婦げんかを繰り広げる話。
大山詣りおおやままいり百人坊主、大山まいり山への参詣の道中で坊主にされた男が、帰り道で作り話を語って長屋じゅうの女房を丸め込む噺。
お粥さましおかいさましお粥丁稚けちな主人が言い方を直させたばかりに、粥が冷めてしまう話。
お菊の幽霊おきくのゆうれいひやめしい皿の一件で殺された女中が幽霊になって現れ、腹が減ったと訴える話。
お座参りおざまいり男を隠した娘が、芝居がかりの話術で外へ逃がす話。
唖の釣おしのつり上野の釣、唖の魚釣り殺生が禁じられた池へ忍び込んで釣りをする二人が、見廻りの番人をそれぞれのやり方でやり過ごす噺。
お杉お玉おすぎおたま間の山お杉お玉伊勢の間の山で銭を投げても当たらない二人の女に、参詣人が挑む話。
お茶汲みおちゃくみ涙の茶、女郎の茶遊女に涙ながらの作り話で騙された男の話を真に受けたもう一人が、同じ手で挑んで見抜かれる噺。
落ちゃるかおちゃるか料亭の上下で騒ぐ雷と地震が、名前をかけて呼び合う話。
乙女狐おとめぎつね娘に化けた狐と金のない二人の男が料理屋に上がり、互いに出し抜こうとする話。
鬼の面おにのめん親と思って眺めていた面を入れ替えられ、小僧が国へ走る話。
お文様おふみさまお文さん、万両捨て子を装って店に迎え入れた子をめぐる企みと、小僧の言葉の勘違いが騒動を呼ぶ滑稽噺。
御神酒徳利おみきどっくり占い八百屋、お神酒徳利隠した家宝を忘れた番頭が、そろばん占いのふりをして言い当てます。その評判が次の頼みを呼びます。
書いた物が物言うかいたものがものいう*厠から聞こえる声の正体が、落とし紙に使った証文だと分かる話。
戒名書きかいみょうかき難しい戒名を注文されて、書き手が次々に逃げ出す話。
粥やろうかいやろう国太夫節施しの粥をもらった乞食が、橋の上のあんまの唄のせいで食べそこなう話。
顔の仕替えかおのしかえ羅宇のすげかえ顔が寒いと言う男に、羅宇の仕替えのような手当てを勧める話。
かかあ違いかかあちがい*婚礼の間違い同じ日に嫁を迎えた二軒で、花嫁が入れ替わってしまう話。
鶴満寺かくまんじ小町桜、花見寺花見に和歌が要る寺へ入り込んだ一行が、酒くせの悪い寺男に手を焼く話。
影法師間男かげぼうしまおとこ*男を逃がすため、女房が影法師だと言い抜けるバレ噺。
駕籠馬かごうま唐辛子入りの餅を食べさせられた二人が、駕籠で仕返しをする話。
梶原鮓かじわらずし*梶原源太が寿司屋に来て、わさびを利かされてくしゃみをする話。
かつぎ茶屋かつぎぢゃやけんげしゃ茶屋、国鶴縁起をかつぐ芸者を困らせようと、旦那と友人が縁起の悪い言葉ばかり並べる話。
かぼちゃ屋かぼちゃや唐茄子屋、みかん屋、かぼちゃ屋与太郎が伯父に言われてかぼちゃ売りをする噺。値の付け方の意味を取り違え、同じ失敗を繰り返す。
釜猫かまねこ釜に隠れて茶屋へ運ばせようとした若旦那の企てが、筒抜けになる話。
雷の子かみなりのこ雷の卵をかえすと言って金を取った男が、腹に子雷を見つける話。
亀屋佐兵衛かめやさへえ亀屋佐京説教の席で寝込んだ老人を、もぐさ売りの口上をもじって起こす話。
蚊屋はかやは蚊帳を質に入れた男と、寄ってきた蚊とのやりとりの短い話。
通いとんびかよいとんび通い帳を鳶に取られた男が、油屋に妙な頼みをする短い話。
からし医者からしいしゃ要領を得ない患者に、藪医者がでたらめな煎じ方を教える話。
軽石屁かるいしべ駕籠屋に軽石入りの酒を飲ませて仕返しをする道中噺。
軽業講釈かるわざこうしゃく隣り合った軽業小屋と講釈場が、音を出し合って喧嘩になる話。
かわいやかわいや竹の子隣家から伸びた筍を手討ちにしたと届け出た侍が、死骸の返し方でやり込める話。
片目の嫁かんちのよめ家の固め片目の嫁をもらった婿を、狂歌で言いくるめる話。
雁風呂がんぶろ天人の松水戸光圀が屏風の絵の意味を、上方の商人から聞き出す話。
菊江の仏壇きくえのぶつだん菊江仏壇、白ざっま、白ざつま道楽者の若旦那が、父の目を盗んで芸者と酒宴を開く噺。仏壇に隠れた芸者が、幽霊と間違われる。
木具屋丁稚きぐやでっち重箱丁稚言伝を取り違えた丁稚が、産地と値段を混ぜてしまう話。
紀州飛脚きしゅうびきゃく人並み外れた男に化けた狐が仕返しを試み、逆に音を上げる上方のバレ噺。
京名所きょうめいしょ京都の名所を、地名の由来やしゃれを交えて巡る道中噺。
きらいきらい坊主きらいきらいぼうずきらいきらいど坊主女中に言い寄ろうとした和尚が、井戸の音に驚かされる話。
金玉茶屋きんたまぢゃや腫れを気にして寝たふりをした客が、娼妓の言葉を聞き違える上方のバレ噺。
口合按摩くちあいあんま言葉のはしをとらえてしゃれを返す按摩と旦那のやりとりの話。
首の仕替えくびのしかえ首医者女にもてる顔に取り替えてもらった男が、向きを間違える話。
久米仙くめせん神通力を失って落ちた仙人が飛脚屋を手伝い、最後に一杯食わせる話。
位競べくらいくらべ*大金持ちと公家が碁の勝ち負けを「位」で言い合い、意地を張り合う話。
蔵に一杯くらにいっぱい女中三人が欲しい物を言い合ううちに、話がきわどくなる話。
黒玉つぶしくろたまつぶし別れを惜しむふりをして茶で目を濡らした女郎が、顔を見られて言い繕う話。
黒ん坊くろんぼ日本のしわん坊飯も着物もいらない奉公人を頼んだ男のところへ、思わぬ相手が来る話。
咥え煙管くわえぎせる*張り紙の文句を、奉公人がめいめい都合よく読み解く話。
鍬潟くわがた背の低さを女房にまでからかわれる男が、昔の小柄な力士の話に発奮して相撲取りを志す滑稽噺。
鍬烏くわがらす鍬を教えてくれた烏と、餌をねだる鶏を引き比べる短い話。
桑名船くわなぶね兵庫船、兵庫渡海鱶魅入、鮫講釈、伊勢詣り、桑名の鮫、兵庫舟、ふかのみ入れ沖で船を止められた旅人たちが、大きな魚への人身御供の代わりに、講釈師の語りで窮地を脱する旅の噺。
鍬盗人くわぬすっと鍬の狂歌鍬を売って酒代にしてしまった奉公人が、許しを乞うために苦し紛れの歌を詠む短い滑稽噺。
芸子草げいこそう歌を唄う草を宴席に持ち込んだ旦那が、恥をかく話。
稽古屋けいこや歌火事、梧古所女性にもてる工夫を探す男が芸を習いに稽古屋へ通い、あれこれ騒動を起こす滑稽噺。歌を伴う場面がある音曲噺でもある。
下女稲荷げじょいなり奉公先を替えない下女に、その理由を尋ねる短い話。
月宮殿星の都げっきゅうでんほしのみやこ鰻を追って天へ昇った男が、雷や月の宮殿を見物してへそを持ち帰る話。
けつねけつね狐と見破った侍が、姉狐を助けるために男のところへ掛け合いに行く話。
外法頭げほうあたま頭の長い男が、生き仏として奉られたあげく空腹に耐えかねる話。
喧嘩長屋けんかながや長屋の夫婦げんかに家主も隣人も巻き込まれ、収まりがつかなくなる話。
喧嘩の仲裁けんかのちゅうさい仲裁の礼に古い酒切手を持って行った二人が、家主に持て余される話。
げんこ車げんこぐるま「げんこ」の意味をわざと取り違えた客が、車夫を殴って払う話。
源太の産げんたのさん産婆の留守に忍び込んだ男が、妊婦に化けて取り繕うバレ噺。
鯉舟こいぶね舟の上で鯉をさばこうとすると、鯉が心地よさそうにして逃げてしまう話。
孝行糖こうこうとう親孝行の褒美を得た与太郎が、その評判にちなんだ飴を売り歩く滑稽噺。売り声の調子に合わせた落ちが付く。
庚申丁稚こうしんでっち立ち聞きした丁稚が、夫婦のやりとりをそのまま口にしてしまう話。
高津の富こうづのとみ宿屋の富、千両富、宿屋の富大きなほらを吹く宿泊客が、宿屋との話の流れで買わされた富くじを、思いがけず当ててしまう滑稽噺。
高野駕籠こうやかご本妻と妾の釣り糸がもつれたのを見て、旦那が姿を消してしまう話。
高野雪隠こうやせんち高野山の便所に感心した老夫婦が、長屋でも同じ心配をする話。
強欲五右衛門ごうよくごえもん流れてきた長持を引き上げた欲深い男が、中身をめぐって騒ぎになる話。
肥舟こえぶね肥舟茶屋座敷でそそうをした芸者が、唄でごまかそうとして言い当てられる話。
故郷へ錦こきょうへにしき母に恋わずらいをした息子のために、伯父が一度だけの添い寝を取り持つ話。
後家殺しごけごろし作り話を真に受けて後家を殺した男が、白洲で義太夫を語る話。
後家馬子ごけまご馬子を情夫にした後家と、耐える娘のやりとりを描く話。
後生鰻ごしょううなぎ放生会、淀川観音参りの帰りに鰻屋の前を通りかかった隠居が、さばかれかけた鰻を買い取っては川に放してやる。
炬燵よいことこたつよいことこたつに入っても上と下のどちらかが寒いと言う男の、短い話。
小玉の奉公こだまのほうこう銀貨を奉公に出そうとする話が、子供の口入れと取り違えられる話。
滑稽清水こっけいきよみず信心、杢の市、新壺坂妻の不義を疑ったあんまが清水へ日参し、そこで二人と鉢合わせする話。
碁どろごどろ碁盗人、碁打盗人碁に夢中な二人の旦那衆が煙草の火の始末で苦情を受けるうち、大泥棒までもが碁盤に引き込まれてしまう。
五人政談ごにんせいだん五人裁き忘れた五十両をめぐる番頭の出来心と、それを見ていた船頭のお裁きの話。
子猫こねこ下女子猫よく働く下女が子猫の生血を吸うところを見られ、身の上を語る話。
木挽茶屋こびきぢゃや身分を偽って廓へ上がった四人が、それぞれの言葉遣いから正体を見破られる話。
瘤弁慶こぶべんけい壁土を食べたら大津絵の弁慶が瘤になって現れ、行列と喧嘩を始める話。
子ほめこほめ年ほめ、赤子ほめ隠居からお世辞の言い方を教わった八五郎が、覚えたての褒め言葉を使ってみるが、年齢の数え方で失敗を重ねる。
子ほり奴こほりやっこ子ほり行列槍を放る奴が、迎えに来た子供まで同じ調子で放ってしまう話。
暦湯こよみゆ銭湯の主人が二百十日にかけて手間賃を値切り、大工が小屋を壊す話。
これこれ博打これこればくちこれこれ賭場から逃げた二人が、神主の前で身振りだけの言い訳をする話。
これでも古いかこれでもふるいか古いか、古寺古い、古寺鮮度自慢の魚屋が夜道で不思議な目に遭い、杭に問いかけられる話。
権助魚ごんすけざかな他に女がいると疑う女房に旦那の行き先を探るよう頼まれた飯炊きの権助が、逆に旦那から言い含められてしまう。
献立こんだて料理に難癖をつけ続ける客の、本当の不満が分かる短い話。
昆布巻芝居こんまきしばいにおいで人の食事を当てる男が、芝居がかりで昆布巻をせしめようとする話。
材木丁稚ざいもくでっち足の悪い娘をからかわれた家で、丁稚のとりなしがかえって傷を広げる話。
逆い夢さかいゆめ大和橋長々と語った夢の吉凶を、橋の南詰か北詰かで判じる話。
逆さの蚊帳さかさのかや江戸見物の二人が団子と炭を取り違え、宿では蚊帳を逆さに吊る話。
鷺とりさぎとり雁とり隠居から儲け話を仕入れた男が雀捕り鴨捕りに挑むうち、うっかり夜の五重塔の上まで運ばれてしまう。
ざこ八ざこはち*先の仏、二度のごちそう婚礼の晩に姿を消した男が十年後に戻り、傾いた店と娘を建て直す人情噺。
佐々木政談ささきせいだん佐々木裁き、佐々木高網、池田大助、佐々木裁き町を見廻っていた奉行が子ども同士の奉行ごっこに感心し、後日その子どもに難問を出して器量を試す。
悟りつんぼさとりつんぼ耳の遠い相手に身振りで答え続け、最後に音で通じる話。
悟り坊主さとりぼうず願人坊主を弘法大師かもしれないと言った夫婦の話を、当人が聞きつける話。
晒木綿さらしもめんどしふん符牒で通じ合う呉服屋に、客が思わぬ品を持ち込む話。
算段の平兵衛さんだんのへいべえやりくり上手の男が美人局をたくらみ、死体の始末まで算段する話。
三人片輪さんにんかたわ体の不自由なふりをして廓へ上がった三人が、そろって振られる話。
地獄八景じごくはっけい地獄八景亡者の戯れ、地獄あの世に来た二人が、三途の川から閻魔の裁きまでを見物する話。
仕込みの大筒しこみのおおづつ無銭飲食の手口を自慢する男が、次の当てまで口にする話。
地震加藤じしんかとう主家をしくじった男が、加藤清正の辛抱の話を聞かされて詫びに行く話。
下口したくち夫婦の営みがないと訴えられた男に、甚兵衛が助言をするバレ噺。
七段目しちだんめ芝居に夢中な若旦那が、小僧を相手に芝居の一場面をまねているうちに我を忘れてしまう噺。
七度狐しちどぎつね鰤叩すり鉢をぶつけられた狐に、伊勢参りの二人が繰り返し化かされる話。
質屋庫しちやぐら質屋の蔵に毎晩化け物が出るという噂を確かめに行った番頭たちが、蔵の中で思いがけないものと出会う噺。
質屋芝居しちやしばい主人から小僧まで芝居に夢中な質屋が、客を待たせたまま蔵の中で芝居の真似事に興じてしまう噺。
指南書しなんしょ和尚の残した指南書を頼りに暮らす男が、書かれた一言に助けられる話。
死ぬなら今しぬならいま死期を悟った大旦那が、あの世に大金を持たせてほしいと頼んだことから、思いがけない騒動が起こる噺。
渋柿しぶがき寒空に渋柿をかじる男を、通りがかりが評する短い話。
島原八景しまばらはっけい*太夫の所作をまねようとした客が、吸い殻を頭に落とす話。
島めぐりしまめぐり万国島めぐり密航した男が小人国・大人国をへて女護ヶ島に着き、商売を思いつく話。
〆込みしめこみ盗人のあいさつ、盗人の仲裁、しめこみ家に忍び込んだ泥棒が身を隠したまま、思いがけず夫婦げんかの仲裁をするはめになる噺。
蛇含草じゃがんそう蛇眼草人を溶かすという言い伝えのある草を知らずに、餅を食べ過ぎてしまった男の身に起こる噺。
しゃっくり政談しゃっくりせいだん次の御用日、しゃっくり裁判娘が驚いて気を失った一件をめぐる裁きが、奉行自身の困った癖のせいで思わぬ結末を迎える噺。
しゃらりぶらりしゃらりぶらりぶらりしゃらり、四百ぶらり言い方の順序を争う二人が、茶店の主人に判じさせる話。
十七蔵じゅうしちぐら枕を蔵に見立てて自慢し合ううちに、数がどんどん増えていく話。
松竹梅しょうちくばい婚礼の祝いに口上を述べる稽古をした三人組が、本番で一人だけ台詞を忘れ、縁起でもない言葉を口走ってしまう噺。
菖蒲売りしょうぶうり仏壇菖蒲売り声を聞き違えた侍に、菖蒲の由来を語って聞かせる話。
上満床じょうまんどこ*はやる床屋と流行らない床屋を、いたずらと信心で描く話。
小便替物しょんべんかえもの橋から用を足した侍が、投げ返された大根を土産と受け取る話。
虱の選取りしらみのよりどり取ってやった虱に難癖をつける男へ、たもとから多く出して見せる話。
知れたことしれたこと落籍の約束を「知れたこと」で受け流す若旦那の話。
神道又しんとうまた三年酒、神道の御酒神式で葬りたい家と寺の押し問答の末、当人が生き返る話。
西瓜売りすいかうり穴門の西瓜西瓜の当たり外れを易者に見てもらい、当てが外れる話。
鈴ケ森すずがもり崇禅寺馬場新米の泥棒が親分仕込みの脅し文句を鈴ヶ森で試すが、口上がしどろもどろになり旅人に見透かされてしまう滑稽噺。
崇徳院すとくいん皿屋、花見扇上野で出会った娘に恋わずらいした若旦那のため、出入りの職人が歌を頼りに江戸中を捜します。
砂の上三人すなのうえさんにん乞食が歌を返したのに驚き、名を尋ねる短い話。
須磨の浦風すまのうらかぜ江の島の風夏の盛りに催される酒宴のため須磨の浦の風を運ばせる話で、届いた風が匂うという地口で結ばれる武家噺。
住吉駕籠すみよしかご雀駕籠客がなかなかつかない駕籠屋が、底の抜けた駕籠の中を客に歩かせる羽目になり、それを見た子どもの一言で結ぶ滑稽噺。
相撲風景すもうふうけい相撲場風景、凝り相撲、こり相撲、子ほり相撲満員の相撲小屋に集まった客たちの騒動を描き、酒だと思って飲んだ徳利の中身が小便だったと分かる場面で結ぶ滑稽噺。
せむし茶屋せむしぢゃや連れをわざと汚く仕立てた旦那が、化粧を落とされて逆に困る話。
雪隠壺せんちっぽ一度きり使った壺が水がめとして贈られ、宴席で正体が知れる話。
雪隠の飛脚せんちのひきゃく近道をした飛脚が、便所で弁当を落とす短い話。
束髪丁稚そくはつでっち束髪、白歯屋敷への使いに出た丁稚が、駄賃の勘定に文句をつける話。
そってん芝居そってんしばい見舞いに行くはずの男が、床屋と芝居を演じて出そびれる話。
ぞろぞろぞろぞろお参りを続けた茶店に草履が絶えず湧き出し、それを真似た床屋にも同じ現象が起こる滑稽噺。
大根舟だいこんぶね太さを競わされた大根売りが、勝負のあとで別のものまで賭ける話。
大産だいさん*小産帯祝いの酒にありつこうと粘る男が、盃の大小で当てが外れる話。
大師めぐりだいしめぐり参詣にかこつけて遊びに出た親子が、行く先々で鉢合わせする話。
太十たいじゅう素人芝居の太功記で、母親役が屋台の中で酔いつぶれる話。
大仏の手淫だいぶつのせんずり奈良の大仏をめぐるバレ噺。
大丸屋騒動だいまるやそうどう*大丸騒動、村正名刀村正を離さない次男が、芸者との仲から刃傷沙汰を起こす話。
蛸芝居たこしばい*芝居好きの店で、魚のさばき方まで芝居がかりになる話。
たちきれ線香たちきれせんこうたちきれ、立切れ、たちきり、入れ黒子、たちぎれ線香、たちき百日の蟄居のあいだ届かなかった手紙をめぐる、若旦那と芸者の悲しい恋のゆくえを描く人情噺。
龍の天上たつのてんじょうつむじ風の由来を教わった男が、飛ばされた札に言葉をかける短い話。
辰巳の辻占たつみのつじうら辻占、辻占茶屋、身代り石馴染みの女の本心を確かめようと、伯父の助言で心中を持ちかけてみる男を描いた滑稽噺。
狸化寺たぬきばけでら化寺、狸寺荒れ寺に出る化け物の正体を探るうち、仏像や天女が次々に怪しくなる話。
たばこの火たばこのひ身なりのいい老人が江戸の料理屋で豪勢に金を使って遊んだあと、意外な頼み事を切り出す滑稽噺。
地車茶屋だんじりぢゃや足の立たない番頭を茶屋へ連れ出し、二階へ上げる段で騒ぎになる話。
丹波ほおずきたんばほおずき広間の落とし物と思って近づくと、別のものだった短い話。
近目の錠前ちかめのじょうまえめくらの錠前、開いたらええ目の悪い二人が留守の戸締まりに手間取り、痛い目に遭う話。
近目の煮売屋ちかめのにうりや作り話の手口をまねて煮売屋をだました男が、肝心の品を忘れる話。
ちしゃ医者ちしゃいしゃ駕籠医者死人の家へ向かう途中で置き去りにされた医者の、道中の顛末の話。
茶漬間男ちゃづけまおとこ*女房の相手が、亭主に二階を借りて事に及ぶバレ噺。
茶碗屋政談ちゃわんやせいだん茶碗屋裁判仲の悪い二人を手錠でつないだお裁きが、思わぬ落ちになる話。
中風小便ちゅうぶうしょんべん小便の音で身を立てた話を聞いた男が、女房に試させる話。
提灯屋ちょうちんやどんな紋でも描くと触れた提灯屋に、町内が難題の紋を持ち込む話。
長命丸屋ちょうめいがんや品の大きさを勧める順を間違えた店の、やりとりを描くバレ噺。
月並丁稚つきなみでっち月並覚えた口上を思い出せない丁稚が、言葉を取り違えて伝える話。
月の面影つきのおもかげ身投げを止められた若旦那が、僧の古歌に諭される話。
槌の子つちのこ子を授かる槌を振ったら、思わぬ者が出てくる短い話。
筒振り丁稚つつふりでっち立ち小便のしぐさを、芝居の型にかけて評する短い話。
壺算つぼざん壺箕用水瓶を買いに行った男が、買い物上手な連れの口車で店の勘定をどんどん狂わされていく噺。
壺二百つぼにひゃく*名乗りと値の言い方を繰り返す客が、最後に種明かしをする話。
壺の病気つぼのびょうき病気の壺を、台所の道具たちが見舞いに行く短い話。
つるつる絵根問鶴という名前の由来を隠居に教わった男が、友人にそれを伝えようとして失敗を重ねる噺。
つんぼ茶屋つんぼぢゃや*背中に字を書かせる耳の遠い客が、頼み事に気づかない話。
丁稚部屋でっちべや*丁稚馬小屋馬小屋の二階に寝かされた丁稚が、落ちて寝ぼける短い話。
手無人てないど*腕のない者ばかりが集まる食客の家で、給仕の手も足りなくなる話。
出歯吉でばきち*女の本心を試すため心中を持ちかけた男が、道中で難儀する話。
天狗裁きてんぐさばき羽団扇見ていない夢の内容をしつこく聞き出されようとする男が、次々に相手を変えながら騒動に巻き込まれていく噺。
天神ばちてんじんばち賽銭を拾って懐に入れた男の手が、曲がったまま伸びなくなる話。
天神山てんじんやま安兵衛狐、狐安兵衛、道泄山長屋の男二人が、墓や罠で見せた情けから縁を得た女房の正体をめぐって騒動になる噺。
道具屋曽我どうぐやそが道具屋芝居町内の若い衆が道具屋の芝居道具を借りて素人芝居をはじめ、夢中になって道具を壊してしまう芝居噺。
十日戎とおかえびすえびす参りの代参に出た者が、それぞれ肝心なことを忘れる話。
時そばときそば時うどんそば代を数えている途中で時刻を尋ね、一文ごまかす男。それを見ていた男が翌晩に真似をして失敗します。
ドクトルどくとる*止まらない病を訴える二人の患者に、医者が前金だけ取る話。
飛び鼠とびねずみ*働き者の番頭を白鼠にたとえたら、二階へ飛び上がる短い話。
苫ヶ島とまがしま*禁じられた島で狩りをした殿様が、嵐と大蛇に見舞われる話。
長崎の赤飯ながさきのこわめし上方芝居勘当した息子の縁談をめぐり、長崎から追いかけてきた許嫁との駆け引きが展開する人情噺。
長袖ながそで小僧を連れて座敷に上がった和尚が、時刻の知らせで慌てる話。
長屋の花見ながやのはなみ貧乏花見、伐乏花見大家に誘われた長屋の花見。酒は番茶、玉子焼きはたくあん、かまぼこは大根という代用品づくしです。
茄子の夢なすびのゆめ茄子のへた大げさに話す男が、夢の茄子の大きさをたとえる短い話。
鍋墨大根なべずみだいこ値切られた大根をすり替えようとして、印で見破られる話。
波平行安なみのひらゆきやす刀の銘を読めない男が、学者と和尚に別々の読みを教わる話。
人形買いにんぎょうかい長屋で集めた金で人形を買いに行き、値切る算段をする話。
盗人相撲ぬすっとずもう行司の頓智追いはぎに遭った行司が、相撲の口上で場を収める話。
猫頭巾ねこずきん飼い猫と野良猫が、待遇の違いを言い合う短い話。
能狂言のうきょうげん但馬の殿様、お能狂言、能芝居能狂言を知らない国で、江戸から来た二人が芝居を仕立てる話。
軒付けのきづけ軒付け浄瑠璃義太夫にこった男が、修業のため人家の門口で語って歩く話。
覗き医者のぞきいしゃからくり屋から転じた医者が、口上のまま診察をするバレ噺。
糊がこわいのりがこわい向かいお婆さん姑をいじめる嫁が、洗い張りの糊で意趣返しをする話。
糊屋の看板のりやのかんばん野太いうどん屋と間違えて入った男が、看板の字に文句をつける話。
羽子板丁稚はごいたでっち羽根突き丁稚羽根突きの話を、母親が別の意味に取り違えるバレ噺。
羽衣はごろも三保の松原羽衣を隠した漁師に、天人が女房になると持ちかけて出し抜く話。
走り餅はしりもちしゃっくり止め餅の食いくらべでしゃっくりが止まらない侍を、乞食が驚かせて治す話。
蓮のまことはすのまこと*手切れ金で縁を切られた芸妓が、書き置きを残して身を投げる話。
八五郎坊主はちごろうぼうずにわか坊主が、もらった法名の読み方を人ごとに違えて教わる話。
八足はっそく姉の八足読み書きのできない男が、言葉の意味を取り違えて怒鳴り込む話。
はったいに棒打ちはったいにぼううち*喧嘩の仲裁に入った砂売りが、効き目のなさをことわざで言う話。
鼻利き長兵衛はなききちょうべえ*嗅昴長兵衛隠れて飲んでいる連中を、鼻の利く男が嗅ぎつけて押しかける話。
花の都はなのみやこ願いのかなう羽団扇を手に入れた男が、あおぎすぎて京まで飛ぶ話。
播州巡りばんしゅうめぐり*明石詣り、明石名所、播州名所、播州見物金比羅帰りの二人が播州の名所を見物しながら兵庫へ向かう道中噺。
反対車はんたいぐるまいらち車急いで駅へ向かう客が、遅い人力車から勢いのよい人力車に乗り換えるが、速すぎて目的地を何度も行き過ぎてしまう。
番部屋ばんべやことわざの意味を取り違えた男が、鳥刺しに出て的を外す話。
ひげ題目ひげだいもく石碑の字を読めない父親が、子供の問いに苦し紛れの答えを重ねる話。
日高川ひだかがわ下女日高川ほれ薬が別の女にかかり、追いかけられた男が逃げ回る話。
引っ越しの夢ひっこしのゆめロ入屋、口入屋、初夢、引越しの夢大店に新しい女中が来ることになり、下心のある番頭や店の者たちが夜中にこっそり近づこうとして、次々と失敗する。
秀吉の猿ひでよしのさる猿とは辛い秀吉の合図で家来を叩く猿が、政宗ににらまれて板挟みになる話。
百人一首ひゃくにんいっしゅ百人一首の歌の意味をめぐって、隠居と男が珍問答を重ねる話。
百年目ひゃくねんめ番頭百年目堅物で通っていた番頭が、隠れての花見遊びを主人に見られてしまいます。
鋲屋盗人びょうやぬすっと鋲盗人鋲屋に入った泥棒が、まかれた鋲を踏んで痛がる短い話。
無精の代参ぶしょうのだいさん無精者、代参、能勢の代参何もかも人任せの不精者が、代参を頼まれて出かける話。
不動坊ふどうぼう不動坊火焔、幽霊稼ぎ講釈師の未亡人と再婚が決まった男に、長屋の独身者たちが幽霊を出して脅かそうとします。
冬の遊びふゆのあそび真夏に雪見を仕立てた大尽遊びで、幇間がのぼせて倒れる話。
風呂敷丁稚ふろしきでっち同じことを繰り返す隠居のお供をした丁稚が、荷物を盗まれる話。
ペかこべかこべかこ鶏、べっかこうあかんべえをした噺家に、屏風の鶏が同じしぐさで応じる話。
箒屋娘ほうきやむすめ*住吉詣りの若旦那が、箒を売る娘の身の上を聞いて縁を結ぶ話。
反古染ほうぐぞめ百人一首を染めた着物の歌を、八百屋と娘が上の句下の句で交わす話。
螢の探偵ほたるのたんてい*蚊を避けて川に浸かった二人が、蛍を見て逃げ場を失う話。
牡丹茶屋ぼたんぢゃや*石橋を踊る旦那の相手をさせられた幇間が、寿司に手を出す話。
牡丹湯ぼたんゆ*牡丹湯という看板の銭湯で、牡丹を探して回る短い話。
法華の数珠ほっけのじゅず紐落し縁起直しの歌を詠んでもらった主人が、数珠の数に当てが外れる話。
法華坊主ほっけぼうず後家のもとへ通う坊主が、鶏の鳴き声を戒めと聞く話。
誉田屋ほんたや黒木屋、新粉屋新兵衛京都の呉服問屋の娘が仮死状態から蘇り、番頭と江戸へ駆け落ちして店を構え、のちに生家の両親と再会する滑稽噺。
前句づけまえくづけ*前句づけの席で、小僧が口いっぱいのまま同じ句を返す話。
魔風まかつせ舞風、天狗風つむじ風の呼び名を教わった与太郎が、言葉を次々に取り違える話。
枕丁稚まくらでっちくの字抜け手紙の字が一つ抜けていたために、使いの丁稚が追い返される話。
馬子茶屋まごぢゃや馬子を旦那に仕立てて島原へ上がり、しぐさから正体が知れる話。
真桑売りまっかうり*胡瓜が真桑を食べていたという、売り声の聞き違いから起こる短い話。
松茸屋まったけや大きさにかかわらず同じ値の松茸屋の、言い分を聞く短い話。
豆屋まめや豆売り豆売りに出た与太郎が、行く先々でこわい客に値切り倒される話。
みくさの茶屋みくさのちゃや売れない女郎が見習ってきた世辞を、言い違えてしまう話。
水の呑み分けみずののみわけ水の産地を飲み分ける名人が、最後の一杯で降参する話。
菊石妾みっちゃでかけ妾の暮らしぶりを尋ねる本妻に、小僧が調子よく答えていく話。
菊石息子みっちゃむすこあばたの息子が呼ばれた先で、思わぬ役目を頼まれる話。
耳じがじがみみじがじがじがじが耳元で言えと諭された若旦那が、別の手を使い出す話。
深山隠れみやまがくれ一人旅深山隠れ女盗賊の住む岩窟へ、兄と村人の敵を討ちに行く話。
虫所むしどころ句にちなんだ蒸し湯を勧められた男が、効き目を疑う短い話。
虫捕りむしとりイギリス捕り、イギリス、アメリカ虫と道具の名を、言葉遊びで言い換える短い話。
名人昆寛めいじんこんかん気の向かない彫刻の名人が、扱いに腹を立てて寺で暴れる話。
焼物取りやきものとり人数の足りない焼き物を、幇間が膳の下からやりくりする話。
宿屋陰門やどやぼぼ宿屋かか宿の女房を借り続けた客が、最後に真相を明かされるバレ噺。
宿屋町やどやまち*客引きを断る口実に使った宿に、結局泊まることになる道中噺。
矢橋舟やばせぶね矢栖舟雀丸の由来渡し舟に乗り合わせた者たちの問答と、船中の顛末を描く話。
破れ襦袢やぶれじばん苦労のしるしの襦袢をもらった男が、使い道を口にする短い話。
やれてんやれてん心からとて出られたやれてん節の文句に、身を持ち崩した若旦那の顛末を重ねる話。
幽霊飴ゆうれいあめ毎晩飴を買いに来る子連れの幽霊の、わけを尋ねる話。
雪猫ゆきねこ雪で作った猫が溶けたのを、子供が別のことと思う短い話。
遊山舟ゆさんぶね*屋形船の粋なやりとりをまねようとして、夫婦で台無しにする話。
湯巻ほめゆまきほめ月ごとの模様の腰巻を集める男に、十月の分がない理由を尋ねる話。
欲の熊鷹よくのくまたか*拾った札を分けようとした二人が、両替で手数料を取られる話。
吉野狐よしのぎつね吉野、信田狐、吉野の花山、狐うどん身投げを助けられた若旦那のもとへ、身を売った女が現れる話。
淀川の鯉よどがわのこい淀の鯉船遊びをうらやむ子鯉を、親鯉がたしなめる短い話。
四枚鰈よまいかれ祝儀の鰈の枚数をとがめられた手代が、言葉にかけて言い抜ける話。
嫁の下駄よめのげた長居の客を帰す呪いを、下駄を間違えて嫁に使ってしまう話。
蘭方医者らんぼういしゃ腹の虫を治すため、次々に生き物を飲ませる医者の話。
理屈按摩りくつあんま*理屈屋の男のところへ、輪をかけた理屈屋の按摩が来る話。
淋病醤油りんびょうしょうゆ醤油樽に錐で穴を開けるのを見た小僧が、父親を思い出す話。
鹿鍋ろくなべ隣から借りた鍋で獣肉を煮た男が、詫びに行って言い返される話。
災は下からわざわいはしもから妾宅通いを隠したはずの旦那が、袴のたたみ方から露見する話。
わしがかかわしがかか娘を狙う宿の主人を脅した客が、部屋を取り違える話。

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