落語の演目

運の餅うんのもち

滑稽噺上方落語が原話泥棒聞き違い菓子

餅が飛んでくる夢を見た男が、夢判断を頼んだ晩に物音を盗人と取り違える話。

あらすじ

師走の二十九日、徳さんが夢判断をしてくれと先生の家へ駆け込んできました。長年の貧乏で、正月の元日ぐらいは雑煮を作りたいものだと思いながら横になったのだといいます。

夢の中で隣の家から餅をつく音が聞こえてきて、いまいましく思っていると、どうしたわけか出来立てののし餅が一枚飛んできて、窓の外の山茶花に引っかかった。しめたと思って取ろうとしたところで目が覚めた、というのです。

先生は、近いうちに木に餅がなるようなもうけにありつく、ただし土台がのし餅だから運を盗まれないようにしなさいと判じました。喜んだ徳さんは、汚い家では運に愛想をつかされると、七年ぶりに箒を持って掃除にかかります。

夢中になっているうち夜も更け、いつしかうとうとしました。裏でがさがさと音がしたので目を覚まし、「こらっ、貴様、運を盗みに来たなっ」。「なに言うだ。いつもの小便買いだあ」。

成立と背景

運と小便を掛けたサゲです。小便買いは上方の言葉なので、もとは上方の噺と考えられます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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