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地点一覧
76地点浅草・吉原
15地点- 1
白鬚橋(橋場の渡しの跡) Googleマップの表記: 白鬚橋
落語【夢の瀬川】花魁の瀬川が向島で待っていると聞いた旦那が、橋場の渡しまで来ると雪が降り出す。小僧の捨松が傘を届けに来て、渡し船で向かうことにする。橋場の渡しは白鬚橋のあたりにあった。
演目ページ落語夢の瀬川 - 2
見返り柳
落語【明烏】遊び人の源兵衛・太助が生真面目な若旦那・時次郎を「お稲荷様のお籠り」と偽って吉原へ連れて行く道中、この柳を「ご神木」、大門を「鳥居」と言いくるめる。
吉原の入口の目印。日本堤(土手八丁)から衣紋坂・五十間道を下って大門へ向かう道筋にあり、廓噺のまくらでたびたび語られる。
演目ページ落語明烏 - 3
吉原大門(交差点) Googleマップの表記: 吉原大門
落語【付き馬】昔は馬で吉原に通い、大門の中に馬は入れられないので大門際で降りた、という由来がまくらで語られる。若い衆は早桶を担いで昼日中に大門をくぐるわけにいかず困り果てる。
【明烏】翌朝、先に帰ろうとする悪友二人に、時次郎が「大門で留められますよ」と言い返して終わる。
- 4
吉原神社(新吉原の跡)
落語講談浪曲江戸の廓噺の多くがこの一帯(新吉原)を舞台にする。
三枚起請(同じ起請文をもらった三人)/五人廻し(花魁が回ってこない客たち)/お見立て(喜瀬川と杢兵衛)/二階ぞめき(店の二階を吉原そっくりに仕立てる)/錦の袈裟(錦の褌で総踊り)/文七元結(大見世・佐野槌)/紺屋高尾(三浦屋の高尾太夫)/幾代餅(姿海老屋の幾代太夫)/千早振る/首ったけ/磯の鮑/山崎屋 ほか。
【講談・紺屋高尾】付き合いで行った吉原で花魁道中の高尾太夫に一目惚れした職人が、三年働いて会いに行く。落語・浪曲にも同じ演目がある。
【講談・新吉原百人斬り】花魁に振られた男が、村正の妖刀で吉原の大勢を斬る連続物。「お紺殺し」はそこからの抜き読み。
【浪曲・天保六花撰】直侍が馴染みの花魁・三千歳を足抜けさせ、河内山が身請けさせるが、三千歳は吉原へ戻される。
- 5
山谷堀公園 Googleマップの表記: 台東区立 山谷堀公園
落語【お見立て】花魁の喜瀬川に会いたがる田舎の大尽・杢兵衛に、若い衆の喜助が「亡くなった」とごまかし、菩提所をうっかり「山谷」と口走ってしまう。杢兵衛を連れて山谷の寺で墓参りをする場面に続く。
吉原へ通う猪牙舟が使った山谷堀の跡が、いまは公園になっている。
演目ページ落語お見立て - 6
太郎稲荷神社(入谷)
落語【ぞろぞろ】浅草の田んぼの中にぽつんとある稲荷のそばで、老夫婦が小さな茶店を営む。願をかけると売れ残りの草履が次々に売れる噺の舞台を、東京ではこの太郎稲荷とする説がある(四谷のお岩稲荷とする説もある)。
演目ページ落語ぞろぞろ - 7
今戸神社
落語【今戸の狐】今戸に暮らす年配の男が、副業で今戸焼の狐の泥人形に彩色をしている。博打の「狐」をしていると聞き違えたやくざ者が金を無心に訪れる。
【今戸焼】女房が褒めていたのは役者ではなく今戸焼の人形だった、という噺。
- 8
浅草寺(観音堂・境内) Googleマップの表記: 浅草寺
落語講談【粗忽長屋】八五郎が観音様へお参りに来て、境内の人だかりで行き倒れを見つけ、長屋の熊五郎だと思い込む。
【高田馬場】境内で薬売りの姉弟が口上を披露しているところへ六十過ぎの侍が声をかけ、翌日の仇討ちの約束に発展する。
【船徳】旧暦七月十日、四万六千日の縁日で舟宿が大繁盛して船頭が出払い、若旦那の徳さんが客を乗せる。
【付き馬】妓楼の若い衆を連れ回す男が、観音様・仲見世・雷門と名所を案内し続ける。
【講談・新門辰五郎】火消しを志した辰五郎が浅草誓願寺店の「を組」の頭のもとへ行き、のちに浅草寺の掃除方となって境内の見回りと取り締まりを務める。
【講談・慶安太平記】浪人・戸村丹三郎が浅草寺で柳生宗矩に絡んだ不良旗本を退け、褒美として勝負を挑む。
- 9
花川戸公園(浅草花川戸) Googleマップの表記: 花川戸公園 (北側)
講談【講談・花川戸助六伝】浅草花川戸の戸沢長屋に、右の頬の傷から斬られ藤次と呼ばれる無頼漢がいた。蔵前の札差・助七が三浦屋の揚巻と契るが、揚巻には向島から通う白髪頭の隠居がいた、という筋に続く。
演目ページ講談花川戸助六伝 - 10
仲見世通り Googleマップの表記: 仲見世商店街
落語【心眼】茅場町の薬師様への願かけで目が開いたあんまの梅喜が、上総屋に連れられて仲見世へ向かう道すがら芸者の小春に出会い、連れられて待合へ行ってしまう。
【付き馬】妓楼の若い衆を連れ回す男の名所案内の道筋。
- 11
雷門
落語【付き馬】吉原の勘定を払えない男が妓楼の若い衆を連れて浅草へ。雷門で若い衆が行き先を問いただすと、男は叔父の店(早桶屋)まで一緒に来てくれと頼む。
【大神宮の女郎買い】雷門のそばにあった磯部大神宮に、朝帰りの男たちが集まってのろけ話をするところから始まる。
【仁王】観音様の堂内で盗みを働いた泥棒が、包みを背負ったまま雷門まで来る。
- 12
吾妻橋
落語【文七元結】娘の身売りで工面した五十両を懐に吉原を出た左官の長兵衛が、この橋で身を投げようとする若い男(近江屋の手代・文七)を引き止め、名乗らずに五十両を渡す。
【唐茄子屋政談】勘当された若旦那が身投げしようと橋の上に立ち、通りかかった伯父に止められる。翌日、本所の伯父の家からこの橋を渡り、唐茄子(かぼちゃ)を売り歩く。
ほかに 身投げ屋・お七の十・長襦袢・成田小僧 でも身投げの場所として出てくる。
- 13
田原町(駅前) Googleマップの表記: 田原町駅
落語【唐茄子屋政談】本所から吾妻橋を渡って唐茄子を売り歩く若旦那が、田原町のあたりで石につまずいて転び、唐茄子を路上にぶちまける。通りかかった土地の男が近所の知り合いに声をかけて買わせ、荷を軽くしてやる。
演目ページ落語唐茄子屋政談 - 14
厩橋(御厩の渡し)
落語【巌流島】隅田川の渡し船で、若い武士がキセルの雁首を川に落とし、屑屋の一言に腹を立てて仲裁の老武士に勝負を挑む。渡し場は『落語名作200席』が御厩の渡し(浅草側から本所側へ)、『古典落語』が厩橋の架かる前の厩橋の渡しとする。
演目ページ落語巌流島 - 15
首尾の松跡(蔵前) Googleマップの表記: 首尾の松跡碑
落語【お初徳兵衛】船頭になった徳兵衛が、芸者お初を乗せた船を首尾の松のあたりで止め、屋根の下で雨宿りをする。雨があがると二人は柳橋へ戻る。
【蔵前駕籠】蔵前から吉原へ向かう道に追い剥ぎが出るという噂の中、身ぐるみ脱いだ姿で駕籠に乗り込む男の噺。
上野・谷中
10地点- 16
延命院(西日暮里) Googleマップの表記: 延命院
講談【講談・延命院】谷中延命院の美貌の住職と、寺に入り込んだ男が起こした女犯事件を扱う一席。
演目ページ講談延命院 - 17
天王寺(谷中・旧感応寺) Googleマップの表記: 天王寺
落語【御慶】江戸の三富の一つ、谷中の感応寺として名が挙がる。
【テレテレテレ】幇間の一八が天王寺の墓地で見かけた娘の身元を門番に尋ねる。
【馬鹿竹】棟梁の政五郎が天王寺の五重塔の造営を請け負い、絵図面を竹次郎に頼む。
- 18
御行の松不動尊(根岸) Googleマップの表記: 御行の松不動尊
落語【茶の湯】大店の主人が小僧の定吉を連れて根岸の里に隠居し、作法を知らないまま茶の湯を始めて近所の者を困らせる。根岸の里は江戸時代、文人や隠居が住む土地だった。
【百夜通い】根岸の御行の松の近くに暮らすお姫様に思いをかけた男の噺。
- 19
全生庵(番外・三遊亭圓朝の墓) Googleマップの表記: 全生庵
落語番外。三遊亭圓朝の墓所。圓朝の作とされる演目に 文七元結・黄金餅・牡丹燈籠・真景累ヶ淵・塩原多助一代記・死神 などがあり、芝浜も圓朝が三題噺で作ったと伝わる(『円朝全集』には見えない)。
- 20
寛永寺
講談浪曲【講談・佐倉義民伝】四代将軍家綱の世、下総国佐倉の百姓・木内宗五郎が、上野寛永寺で将軍家に直訴に及ぶ。訴えたのは領主堀田上野介の苛政だった。
【浪曲・佐倉義民伝】同じ題材を浪曲でも演じる。下総佐倉の名主・佐倉宗五郎が、村々を代表して将軍へ直訴する。
【講談・安政三組盃】下谷坂本の紙屑屋の息子・繁蔵が、のちに東叡山寛永寺の御用人となり杉田大内蔵と名を改める。
- 21
根津神社
落語講談【落語・牡丹燈籠】根津に住む浪人・萩原新三郎が、出入りの医者に誘われて飯島家の娘お露と知り合い、恋仲になる。死んだお露の幽霊が牡丹燈籠を提げて訪ねてくる。
【講談・お札はがし】牛込の旗本・飯島平左衛門のひとり娘お露と、浪人・萩原新三郎の同じ話を、札をはがす一段として読む。
【講談・真景累ヶ淵】安永2年(1773年)12月20日、根津七軒町の鍼医・宗悦が、貸した金の催促をめぐって旗本の深見新左衛門に殺されるところから始まる。
- 22
清水観音堂(上野公園) Googleマップの表記: 清水観音堂
落語講談【崇徳院】若旦那が清水堂へお詣りに行き、茶店で休んでいるときに女中を連れた娘に出会って恋わずらいになる。娘が残した短冊の歌「瀬をはやみ」を手がかりに、出入りの熊五郎が江戸中を捜す。
【踏台】清水堂の桜の木で心中するふりをする噺。
【講談・秋色桜】数え13のお秋が師に連れられて上野の花見に出かけ、詠んだ句が評判となる。上野に立つ桜は「秋色桜」と呼ばれるようになった。
- 23
不忍池弁天堂 Googleマップの表記: 不忍池辯天堂
落語【ねぎまの殿様】お忍びで出かけた殿様が、まず不忍の池の弁天を拝んでから隅田川へ向かうつもりで、上野袴腰の居酒屋のねぎま鍋のにおいに足を止める。
【蛸坊主】池の端の料理屋に現れた四人の坊主が、老僧に不忍池へ投げ込まれる。
【鷺とり】【雁とり】夜の不忍池で鴨や雁を捕まえようとする噺。
- 24
下谷神社(番外・寄席発祥の地)
番外。寄席発祥の地。寛政10年(1798年)6月、山生亭花楽(初代三笑亭可楽)が境内で「風流浮世おとし噺」の看板を出して5日間の興行を行ったと伝わり、境内に「寄席発祥之地」の碑がある。
- 25
湯島天神 Googleマップの表記: 湯島天満宮
落語講談【御慶】梯子の天辺に鶴がとまる夢を吉兆と信じた八五郎が、女房の半纏を質に入れて一分の金を作り、湯島天神の札場へ富くじを買いに行く。当たった八五郎は裃を着て年始まわりに出る。
江戸の三富(谷中の感応寺・目黒の不動・湯島の天神)の一つ。
【講談・出世の富くじ】半次郎が湯島天神へ行くと、ちょうど富くじの日で人だかりができている。
【講談・柳田格之進】年が明けたある日、番頭が湯島の切り通しで立派な姿の柳田と再会する。
【講談・大名花屋】本郷二丁目の大商人・花屋の娘お花に、湯島天神下の近江屋勘兵衛の倅との縁談が持ち上がる。
本郷・白山・巣鴨
2地点- 26
明暦の大火供養塔(本妙寺) Googleマップの表記: 明暦の大火供養塔
講談【講談・振袖火事】麻布百姓町の質屋・遠州屋の一人娘おさめが、丸山本妙寺へ参詣する道すがら寺の小姓を見初める。おさめの死後、振袖は本妙寺に納められるが、住職がこれを売り、明暦の大火につながっていく。
※ 本妙寺は江戸のころ本郷丸山にあり、現在は巣鴨。境内に明暦の大火の供養塔がある。
演目ページ講談振袖火事 - 27
円乗寺(八百屋お七の墓) Googleマップの表記: 八百屋お七墓所(圓乗寺)
講談【講談・八百屋お七】本郷追分で八百屋を営む太郎兵衛の娘お七が、天和2年(1682年)12月28日、駒込大円寺を火元とする大火で円乗寺へ避難した際、寺小姓の生田庄之助と恋仲になる。再会を願って火をつけ、鈴ヶ森の刑場で火刑に処せられる。
演目ページ講談八百屋お七
王子
4地点- 28
装束稲荷神社 Googleマップの表記: 装束稲荷
落語【王子の狐】王子稲荷は関東では笠間の紋三郎稲荷と並ぶ神社とされ、社の前方の「装束榎」という大木に毎年大晦日の夜、関東一円の狐が集まって狐火が見えたと伝わる。この榎の跡に建てられたのが装束稲荷で、いまも大晦日に「王子 狐の行列」がここから王子稲荷へ向かう。
演目ページ落語王子の狐 - 29
王子稲荷神社
落語【王子の狐】参詣の帰り道、男が野原で狐が娘に化けるところを見てしまい、化かされたふりをして料理屋の扇屋へ誘い、勘定を押しつけて逃げる。あとで祟りを恐れて狐の穴へ詫びに行く。
【稲荷車】上野から王子へ帰る男が、王子稲荷のお使い姫だと言って人力車にただ乗りする。
【お盆】【木の葉狐】でも王子稲荷の使いの狐が出てくる。
- 30
扇屋(王子)
落語【王子の狐】娘に化けた狐を連れた男が扇屋の二階に上がり、飲み食いした挙げ句、狐に勘定を押しつけて先に帰る。目を覚ました狐は正体を見破られ、屁を放って窓から逃げる。作中の料理屋「扇屋」は実在し、十四代目が王子駅前で営業していた(いまは玉子焼きの店)。
演目ページ落語王子の狐 - 31
飛鳥山公園
落語【花見の仇討】長屋の四人が花見の趣向として偽の仇討ちを演じようと段取りを決め、当日は飛鳥山へ向かう。ところが仲裁役が来ず、通りかかった酔った侍が本気で助太刀に入って収拾がつかなくなる。
【小烏丸】二人が小烏丸の短刀と金を持って夕方飛鳥山まで落ち延びる。
日本橋・神田
12地点- 32
神田明神 Googleマップの表記: 神田神社(神田明神)
落語【落語・氏子中】商用で越後へ行った与太郎が一年半ぶりに帰ってくると、女房が身ごもっている。問い詰めると、相手は氏神の神田明神で、子がほしいと日参した御利益でできたのだと言い張る。
演目ページ落語氏子中 - 33
柳原土手跡(柳森神社) Googleマップの表記: 柳森神社
落語【落語・長襦袢】菊模様に染め上げられた反物が振袖になり、巡り巡って柳原の古着屋へ渡る。これを買った袋物屋の若い者・半七は、長襦袢に仕立てて着ると吉原の紫に夢中になり、店の金を使い込んで吾妻橋から身を投げる。欄干にかけられた長襦袢はふたたび柳原の古着屋へ渡り、次の持ち主も同じ道をたどる。
※ 柳原は神田川の南岸に続いた土手で、古着屋が並んだ。柳森神社はその土手にあたる場所に建つ。
演目ページ落語長襦袢 - 34
馬喰町 Googleマップの表記: 馬喰町駅
落語【御神酒徳利】十二月十三日の煤払いの日、馬喰町の旅籠・刈豆屋で通い番頭の善六が家宝の御神酒徳利を水がめの底に隠して忘れ、そろばん占いで見つけたことにする。
【宿屋の富】馬喰町の宿に泊まった客が富くじを当てる噺。
【幾代餅】馬喰町の搗米屋の奉公人・清蔵が、錦絵で見た花魁の幾代太夫に恋をし、一年働いて金をためて会いに行く。
- 35
神田紺屋町
落語講談浪曲【紺屋高尾】紺屋町の染物屋・吉兵衛方の職人・久蔵が、吉原で見た三浦屋の高尾太夫に恋わずらいをする。三年働いて金をため、金持ちに化けて会いに行くが、真心を打ち明けて夫婦になる。
【幽霊長屋】紺屋町に住む建具職人・八右衛門の噺。
【講談・紺屋高尾】吉原に詳しいお玉が池の医者に相談し、紺屋の職人では相手にされないので流山あたりの大尽という触れ込みで会いに行く。
【浪曲・紺屋高尾】紺屋の職人・久造が、兄弟子に連れられて行った吉原の夜桜見物で三浦屋の高尾太夫に一目惚れし、3年働いて貯めた金で会いに行く。
※ 落語・講談・浪曲の三つで演じられる演目。
- 36
伝馬町牢屋敷跡(十思公園) Googleマップの表記: 旧伝馬町牢屋敷と処刑場跡
講談【講談・畔倉重四郎】悪事を重ねた重四郎が御用となり、小伝馬町の牢へ送られる。罪がことごとく明るみに出て、千住小塚原での磔刑をもって裁かれる。
【講談・高野長英牢破り】幕府の鎖国政策へ異を唱えた高野長英が、小伝馬町の牢へ投獄される。
- 37
椙森神社
落語【宿屋の富】馬喰町の宿に泊まった客が、宿の主人に勧められて富くじを買い、千両が当たる。富くじの札場をこの椙森神社とする型が知られる(五代目古今亭志ん生)。
【富久】幇間の久蔵が買った富くじが千両に当たる噺。札場は演者によって椙森神社・湯島天神・深川八幡と変わる。
境内に富くじの歴史を伝える「富塚」の碑がある。
- 38
浮世小路(百川の跡) Googleマップの表記: 浮世小路
落語【百川】麹町の桂庵の紹介で日本橋浮世小路の料理屋・百川に奉公が決まった田舎者の百兵衛が、なまりのせいで河岸の若い衆に取り違えられ、医者の鴨池玄林まで呼びに行ってしまう。百川は江戸から明治にかけて実在した料理屋で、この噺は実話をもとにしたとも、店の宣伝のためとも言われる。
演目ページ落語百川 - 39
松の廊下跡(皇居東御苑) Googleマップの表記: 松の大廊下跡
講談浪曲【講談・赤穂義士本伝】元禄14年(1701年)3月14日、江戸城松の廊下で浅野内匠頭が吉良上野介に斬りつけ、梶川与惣兵衛に取り押さえられる。赤穂義士伝の発端にあたる。
【講談・梶川与惣兵衛】松の廊下で浅野内匠頭を抱き止めた旗本が、加増の礼に回った先々で同じ屏風を見せられる一席。
【講談・赤穂義士銘々伝】勅答の当日、また吉良に辱めを受けた浅野が、殿中松の廊下で刀を抜いて斬りつける。
- 40
日本橋魚河岸跡
落語【目黒のさんま】目黒で食べた秋刀魚の味が忘れられない殿様のため、屋敷では日本橋の魚河岸から上等な秋刀魚を取り寄せる。脂を抜き骨を抜いて出された秋刀魚に、殿様は「秋刀魚は目黒にかぎる」。
演目ページ落語目黒のさんま - 41
智泉院(茅場町薬師)
落語講談【心眼】弟に「どめくら」とののしられたあんまの梅喜が、女房のお竹に勧められて茅場町の薬師様に眼が開くようにと願をかける。満願の日に目が開き、浅草へ出かける。
【講談・徂徠豆腐】荻生徂徠は赤穂浪士の後始末をめぐる幕府の裁定に関わった人物とされる。日本橋茅場町一丁目には「宝井其角住居跡」の碑が建つ。
【講談・秋色桜】江戸日本橋茅場町に住む俳諧師・宝井其角は、子ども好きで知られていた。
- 42
八丁堀
落語与力・同心の組屋敷が置かれ、商家も多かった町。落語では登場人物の住まいとしてよく出てくる。
【ぼんぼん唄】八丁堀に住む小間物屋の夫婦が、浅草の観音様へ足繁く通った帰り、雷門のあたりで泣いている女の子を見つけて引き取る。
【金玉医者】患者の来ない藪医者のところへ、八丁堀の大店・伊勢屋から長患いの娘を診てほしいと迎えが来る。
【猫の恩返し】八丁堀に住む棒手振りの魚屋・金さんが、大晦日のばくちで仕入れの元手三両をすってしまう。
【ざんぎりお滝】父が捕らえられた母娘が、叔父を頼って八丁堀へ移り住む。
【吉住万蔵】京橋南八丁堀に住む鳴り物師の吉住万蔵が、高崎の帰りに熊谷の宿の娘と契る。
【行き倒れ覚え帳】八丁堀の角で倒れたときは銭百文と浴衣一枚、と控えてある。
- 43
南町奉行所跡(有楽町) Googleマップの表記: 南町奉行所跡
落語【三方一両損】神田竪大工町の大工と白壁町の左官が三両を「受け取れ」「受け取らない」と意地を張り合い、大岡越前守の裁きになる。奉行が一両を足して二両ずつ渡す。
【大工調べ】棟梁の政五郎が、家主に押さえられた与太郎の道具箱の一件を南町奉行に訴え出る。
【帯久】【小間物屋政談】も大岡越前守の裁きで結末がつく。
南町奉行所は数寄屋橋門内、いまのJR有楽町駅前にあった。
両国・本所
5地点- 44
すみだ北斎美術館前(本所割下水の跡・北斎通り) Googleマップの表記: すみだ北斎美術館
落語講談【化物使い】人使いの荒い隠居が本所の化物屋敷に引っ越し、出てくる化け物にまで用を言いつける。『落語名作200席』は隠居を本所割下水に住む元御家人・吉田老人とする。割下水は本所を東西に流れた堀で、埋め立てられて北斎通り(すみだ北斎美術館の前の通り)になった。
同じ本所には【文七元結】の左官・長兵衛が住む達磨横町がある。
【講談・北斎と文晁】本所割下水の棟割長屋に住む葛飾北斎は生来の変わり者で、金に頓着せず、その日の暮らしにも事欠く有様だった。
【講談・海賊小町】神田祭の日、手古舞姿のお艶に一目惚れした本所割下水の旗本・若狭三十郎が、お艶を料理屋へ連れ込む。
【講談・島田虎之助】武芸修業のため江戸へ出た虎之助が、本所亀沢で道場を開く男谷精一郎を訪ねる。
- 45
柳橋
落語講談【船徳】勘当された若旦那の徳兵衛が柳橋の舟宿の二階に居候し、船頭になりたがる。四万六千日の縁日で船頭が出払い、客を乗せて次々に失敗する。
【百年目】堅物で通る番頭が幇間に迎えられて柳橋から屋根舟に乗り、向島へ花見に出る。
【荒川の桜】【金魚のお目見得】【お初徳兵衛】でも柳橋の舟宿・芸者が出てくる。
【講談・音羽丹七】三河屋喜造が、柳橋芸者の音羽を間に立てて、島津家の御用商人・丹波屋七郎兵衛を蹴落とそうと図る。
【講談・橋場の長吉】柳橋の船宿・武蔵屋に居候していた長吉のもとへ、深川へ渡る船を頼みたいという谷風が訪れる。
- 46
両国橋
落語講談浪曲【たがや】旧暦五月二十八日の川開き。花火見物の人出で身動きのとれない両国橋の上で、たが屋の竹が武士の笠をはね上げ、武士とたが屋の意地の張り合いになる。
【刀屋(おせつ徳三郎)】徳三郎とおせつが両国橋で落ち合い、身を投げようとする。
【荷投げ】いかけ屋の松五郎が両国橋の欄干のそばで休む。
【講談・大高源吾】討ち入り当日の夕方、すす竹売りに身をやつした大高源吾が、両国橋で俳諧仲間の宝井其角と行き合い、句を交わして決行の意を託す。
【講談・俵星玄蕃】討ち入りの夜、玄蕃が両国橋へ駆けつけ、槍を突いて赤穂浪士の邪魔立てを許さぬと助勢する。
【講談・勝田新左衛門】元禄15年12月13日、両国橋の上で大根を売る新左衛門の姿に、舅の大竹重兵衛が行き合う。
【講談・赤穂義士本伝】討ち入り前夜、浪士たちが両国橋近くの蕎麦屋・楠屋の二階に集まる。
- 47
回向院
落語講談浪曲【猫定】主人の仇を討った黒猫に二十五両の褒美が出され、両国の寺に猫塚が建てられたという由来が語られる。回向院には鼠小僧の墓と並んで猫塚がある。
【猫の恩返し】別題「回向院猫塚の由来」。魚屋の金さんが回向院へ猫を葬りに行く。
【開帳の雪隠】回向院そばの菓子屋の老夫婦が、開帳の人出を当て込んで貸し便所を始める。
【講談・鼠小僧次郎吉】次郎吉の墓は、はじめ千住に設けられたのち、両国回向院に改葬された。
【講談・雷電の初土俵】寛政三年、両国の回向院で行われた五月場所で、谷風梶之助が雷電を幕内の土俵に上げる。
【講談・招き猫の由来】金八が猫の亡骸を回向院に埋めると、それから運が向いて出世する。
【講談・祐天吉松】回向院の出開帳で財布を抜こうとして失敗し、その娘に諭されて堅気に戻る。
【浪曲・野狐三次】江戸に戻った三次が、回向院の相撲で大綱加賀次を尾行する女乞食を捕らえる。
- 48
吉良邸跡(本所松坂町公園)
講談浪曲【講談・赤穂義士本伝】元禄15年(1702年)12月14日、四十七人の浪士が本所松坂町の吉良邸に討ち入り、炭小屋に隠れていた吉良上野介を見つけて首を挙げる。
【講談・岡野金右衛門】吉良邸の様子を探る浪士が、屋敷の普請にあたった大工の娘に近づき、絵図面を手に入れる。吉田忠左衛門は吉良邸に近い本所相生町に酒屋を出す。
【講談・富森助右衛門】本所相生町に小間物屋を出し、行商で吉良邸に出入りするようになる。
【講談・三村の薪割り】吉良邸に近い本所緑町で、刀研ぎの名人・竹屋喜平次光信に呼び入れられる。
向島
3地点- 49
長命寺(桜もち)
落語【花見小僧】小僧の定吉が、去年の向島の花見でおせつに頼まれて長命寺へ桜餅を買いに行き、戻ると二人の姿が座敷から消えていた、と旦那に明かす。
演目ページ落語花見小僧 - 50
三囲神社
落語【長屋の花見】貧乏長屋の大家が店子を連れて花見に出る。酒は番茶、玉子焼きはたくあん、かまぼこは大根。『落語百選 春』は行き先を向島の三囲土手とする。
演目ページ落語長屋の花見 - 51
隅田公園(向島・水戸藩下屋敷跡) Googleマップの表記: 隅田公園
落語【野晒し】向島へ釣りに出た先生が土手で骨を弔うと、その晩に幽霊が礼に来る。話を聞いた八五郎も釣り竿を借りて向島へ出かけ、土手で「骨はどうだ」と叫ぶ。
【百年目】番頭が屋根舟で向島へ花見に出て、店の主人に出くわす。【花見酒】【花見心中】でも向島の土手が舞台になる。
【文七元結】文七が集金に出向いた小梅の水戸屋敷は、この隅田公園(墨田区側)の水戸藩下屋敷跡にあたる。
亀戸・柳島
2地点- 52
法性寺(柳島の妙見様) Googleマップの表記: 柳嶋妙見山法性寺
落語講談【中村仲蔵】忠臣蔵五段目の斧定九郎の役を工夫しようと、仲蔵が柳島の妙見様に日参する。満願の日の帰り道に雨に降られ、雨宿りに立ち寄ったそば屋で、着流しに大小を差し破れた蛇の目傘を半開きにした浪人風の男を見かけ、新しい定九郎の姿を思いつく。
【講談・乳房榎】本所柳島の絵師・菱川重信が、女房のおきせ、息子の真与太郎と暮らしている。
- 53
亀戸天神社
落語【落語・牛の嫁入り】亀戸天神のあたりの金持ち・入沢善兵衛が、一人娘によい婿を授けてくださるようにと亀戸天神へ日参する。与太郎が白装束を借りて天神になりすまし、自分を婿にせよと告げる。
演目ページ落語牛の嫁入り
深川・佃
4地点- 54
木場公園(深川・木場) Googleマップの表記: 木場公園
落語【おせつ徳三郎】追っ手に追われた徳三郎とおせつが、深川の木場にかかる橋までたどり着いて身を投げようとするが、川面に材木の筏がびっしり敷き詰められていて死ぬに死ねない(刀屋の型では両国橋)。木場の貯木場は昭和40年代に新木場へ移り、跡地の一部が木場公園になった。
- 55
永代橋
落語【永代橋】永代橋の雑踏で財布をすられた男が、橋の崩落事故で死んだと勘違いされ、同居人と言い合いになる。文化4年(1807年)の永代橋崩落事故が下敷き。
演目ページ落語永代橋 - 56
洲崎(洲崎神社) Googleマップの表記: 木場 洲﨑神社
講談【講談・勘当の名笛】不器用なうえに稽古嫌いで勘当された咲次郎が、洲崎の吉祥院へ身を寄せ、一人で笛の修業に励む。波風と競うように稽古を続けていると、洲崎の浜辺に天人が来て笛を吹くという噂が立つ。
※ 洲崎は千田庄兵衛が市中のごみで埋め立てた深川の土地で、現在の江東区東陽町の周辺(講談「妲己のお百」の解説より)。
演目ページ講談勘当の名笛 - 57
住吉神社(佃島) Googleマップの表記: 住吉神社(佃)
落語【佃祭】祭り好きの次郎兵衛が渡し船で佃の祭りへ出かけ、帰りの最終便に乗り遅れる。以前に身投げを助けた女に引き止められたためで、乗るはずだった船は転覆する。住吉神社の祭礼が舞台。
【佃島】という題の小噺もある。
芝・品川・目黒
12地点- 58
南部坂(赤坂) Googleマップの表記: 南部坂(赤坂)
講談【講談・南部坂雪の別れ】討ち入りを翌未明に控えた大石内蔵助が、江戸南部坂に隠棲する浅野内匠頭の未亡人(瑤泉院)を訪ねる。間者がいると気づき、仇討ちの意思はないと告げて去る。
【講談・赤穂義士本伝】「南部坂雪の別れ」は本伝の代表的な演題の一つに挙げられる。
※ 演目では「赤坂南部坂」。同じ名の坂が南麻布にもある。
- 59
愛宕神社(出世の石段) Googleマップの表記: 出世の石段
講談【講談・寛永三馬術】寛永十一年正月、家光は亡父秀忠の法要のため芝の増上寺へ参拝した帰り、愛宕山に梅の花を見つけ、家来に一枝手折るよう命じる。曲垣平九郎が急な石段を馬で乗り上がって梅の枝を手折る。向井蔵人・筑紫市兵衛を合わせた寛永期の馬術三名人を描く連続物。
【講談・出世の春駒】同じ曲垣平九郎の一席。他の武士が失敗して命を落とした石段を馬で登り降りし、梅の枝を手折って褒美を得る。
- 60
芝大神宮(芝神明)
講談【講談・越の海】勇造が無理を言って芝神明の花相撲についていき、横綱谷風との申し合い稽古に加わる機会を得る。
【講談・梅津木全】梅津が江戸芝神明の裏長屋で二人の遺児を育てながら、太くて長い竹刀を作って武具屋へ売りに行く。
- 61
増上寺
落語講談【十八檀林】浄土宗の十八の学問所の名を次々に挙げ、最後に芝の増上寺を抜けると赤羽へ出る、というサゲの噺。赤羽は増上寺の先の赤羽橋付近。
【講談・寛永三馬術】寛永十一年正月、家光が亡父秀忠の法要のため芝の増上寺へ参拝し、その帰りに愛宕山の梅を見つける。
【講談・お竹如来】五代将軍綱吉の生母・桂昌院が、お竹の使った流し板を芝の増上寺に祀った。
- 62
麻布十番 Googleマップの表記: 麻布十番商店街
落語【黄金餅】下谷山崎町の長屋で死んだ坊主・西念の腹に金があると知った隣人の金兵衛が、亡骸を菜漬けの樽に納め、長屋の連中と麻布絶江釜無村の木蓮寺(架空の寺)まで運ぶ。下谷から麻布までの道筋を一気に唱える「道中付け」が聞かせどころで、麻布永坂・十番を経て寺に着く。
【一日公方】麻布六本木の大工・市兵衛が、麻布十番の茶人・珍斎の家で客と出会う。
- 63
本芝公園(芝浜のあたり) Googleマップの表記: 本芝公園
落語浪曲【芝浜】魚屋の勝が女房に起こされ、早朝の芝の浜へ出る。時刻を間違えて早く着いたため河岸はまだ開いておらず、浜辺で砂に埋もれた革財布を拾う。芝の浜(雑魚場)はこのあたりにあった浜で、埋め立てで海岸線は遠のいた。
【浪曲・芝浜の革財布】落語「芝浜」の浪曲版。同じ芝の浜で革財布を拾う筋を、浪曲でも演じる。
- 64
茶屋坂(目黒のさんまの碑) Googleマップの表記: 茶屋坂
落語【目黒のさんま】遠乗りに出た殿様が目黒のあたりで空腹になり、百姓家で焼き立ての秋刀魚を初めて食べる。目黒区教育委員会が中目黒1丁目の茶屋坂に「目黒のさんま」の碑を建てている。茶屋坂は江戸から目黒へ入る旧道で、百姓・彦四郎の「爺々が茶屋」は将軍が遊猟の際に休んだ場所とされ、この逸話の起こりだと言われる。
演目ページ落語目黒のさんま - 65
泉岳寺
落語講談浪曲【五段目の猪】赤穂浪士の墓には線香の絶える間がないのに、忠臣蔵の同じ芝居に出る斧定九郎の墓には誰も参らない、というくだりから始まる噺。
【講談・赤穂義士本伝】吉良邸から引き揚げた一同が、高輪泉岳寺の浅野内匠頭の墓前に首級を供えて焼香し、本懐を遂げたことを報告する。
【講談・荒川十太夫】堀部安兵衛の切腹で介錯を務めた十太夫が、身分を偽ったことを悔い、義士の忌日ごとに泉岳寺へ通って墓前で詫び続ける。
【講談・赤垣源蔵徳利の別れ】兄の家に別れを告げた源蔵が、泉岳寺の方角へ歩き去る。
【講談・神崎の詫び証文】証文を手にした丑五郎が江戸へ出て泉岳寺の神崎の墓前に詫び、住持の勧めで墓守となる。
【浪曲・赤穂義士伝】同じ義士伝を浪曲でも演じる。
- 66
目黒不動(瀧泉寺) Googleマップの表記: 目黒不動尊 瀧泉寺
落語【御慶】江戸の三富の一つ、目黒の不動。
【目黒のさんま】殿様の外出を『はじめて読む 古典落語百選』は目黒不動へのお参りを兼ねた鷹狩りとする(ほかの本は遠乗り)。
- 67
土蔵相模跡(品川宿) Googleマップの表記: 土蔵相模跡
落語講談【居残り佐平次】佐平次が仲間四人と品川へ繰り出して豪遊し、翌朝ひとり店に居残る。勘定を払わないまま布団部屋に居座り、話術で客や店の者を丸め込む。舞台の相模屋(土蔵相模)はここにあった。
【品川心中】品川宿の白木屋の女郎お染が、客の減った物入りの時期に貸本屋の金蔵に心中を持ちかけ、店の裏の桟橋から海へ突き落とす。
【返し馬】【四宿の屁】【品川の豆】でも品川宿の見世が出てくる。
【講談・徳川天一坊】江戸に着いた天一坊の一行が品川の仮住まいに入り、大岡越前守の調べを受けることになる。
【講談・お富与三郎】佐渡から脱走した与三郎が、品川にいるお富のもとへたどり着く。
- 68
鈴ヶ森刑場跡
落語講談【鈴ケ森】親分に脅し文句を仕込まれた新米の泥棒が鈴ヶ森の暗がりで旅人を待ち伏せるが、口上がしどろもどろになって見透かされる。
【お七】【お七の十】八百屋お七が鈴ヶ森で火あぶりになったという筋を下敷きにした噺。
【講談・八百屋お七】火付盗賊改方に捕らえられたお七が、鈴ヶ森の刑場で火刑に処せられる。
【講談・畔倉重四郎】重四郎が、つけあがる三五郎を「品川で遊女屋を始める」と偽って誘い出し、鈴ヶ森で命を奪う。
【講談・由井正雪】慶安4年8月13日、丸橋忠弥ら磔刑73人・獄門317人が鈴ヶ森で処刑される。
【講談・薮原検校】検校が仙台屋兄弟ともども召し捕られ、三人は鈴ヶ森の刑場で磔となる。
- 69
川崎大師(平間寺) Googleマップの表記: 川崎大師 平間寺
落語【返し馬】職人仲間が川崎大師への参詣を口実に品川で一晩遊ぼうと相談し、早々に護摩をあげて日暮れに品川へ繰り込む。
演目ページ落語返し馬
新宿・西部
7地点- 70
千住大橋
落語【荒川の桜】柳橋から舟を仕立てた三人が千住大橋で舟を降り、荒川の土手で花見をする。
【もう半分】千住の小さな居酒屋に毎晩通う老人が、茶碗に半分ずつ酒を頼む。
【四宿の屁】千住宿の場面。【長芋】西新井の大師へ参ろうと千住の先まで歩く二人連れ。
- 71
落合斎場(らくだの火屋) Googleマップの表記: 東京博善 落合斎場
落語【らくだ】河豚に当たって死んだ乱暴者「らくだ」の弔いを、兄貴分に脅された屑屋が手伝わされる。二人は酒を飲むうち立場が逆転し、亡骸を菜漬けの樽に入れて落合の火屋(火葬場)へ運ぶ。
演目ページ落語らくだ - 72
高田馬場跡
落語講談【高田馬場】浅草の境内で薬売りの姉弟と侍が仇討ちの約束をし、翌日の高田馬場には見物人が黒山の人だかりとなって近くの茶店が大繁盛する。仇討ちは芝居で、茶店の儲けの分け前が目当てだったと明かされる。
【講談・安兵衛駆け付け】中山安兵衛が、おじ菅野六郎右衛門の果たし合いの急を知って高田馬場へ駆け付け、奮戦する。
【講談・安兵衛婿入り】高田馬場の助太刀で名を知られた安兵衛を、堀部弥兵衛が口説き落として婿に迎える。のちの赤穂義士・堀部安兵衛。
- 73
妙法寺(堀之内のお祖師様) Googleマップの表記: 妙法寺
落語【堀の内】そそっかしい男が粗忽を直そうと堀の内のお祖師様へ参詣に出かけるが、道中も帰ってからも粗忽ばかり。
【縮みあがり】堀の内のお会式へ出かける途中の噺。
- 74
太宗寺(内藤新宿) Googleマップの表記: 霞関山 本覚院 太宗寺
落語【文違い】内藤新宿の遊女お杉が、通ってくる客それぞれに違う口実で金を引き出していたことが、置き忘れた手紙から露見する。
【四宿の屁】品川・千住・板橋・新宿の四つの宿場の女郎を描く噺の一場面。
【縮みあがり】堀の内のお会式へ行く途中、新宿の女郎屋で女に目を留める。
太宗寺は内藤新宿の中ほどにあった寺で、閻魔像で知られる。
- 75
四谷大木戸跡(玉川上水) Googleマップの表記: 玉川上水水番所跡
講談【講談・玉川上水の由来】玉川兄弟が江戸へ水を引く工事を進める一席。工事は四谷大木戸まで無事に届き、玉川上水の水は江戸の町を潤した。
演目ページ講談玉川上水の由来 - 76
於岩稲荷田宮神社(四谷左門町) Googleマップの表記: 於岩稲荷田宮神社
講談浪曲【講談・四谷怪談】四谷左門町の田宮又左衛門の娘お綱と、家に奉公する伝助の話として読まれる。
【浪曲・四谷怪談】同じ題材を浪曲でも演じる。お岩の父を殺した伊勢阿濃津の浪人・高田大八の子が伊右衛門で、仇同士と知らないまま夫婦の契りを結ぶという筋が伝わる。
※ 講談と浪曲の両方に演目がある地点。
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175演目演目名から、その舞台になる地点へ移動できます。地点の番号は上の一覧と同じです。
この地図の作り方
場面の記述は、寄席ミルの演目ページのあらすじに書かれていることだけを書き起こしました。 あらすじに地名が出てこない演目については、その演目のページに載せた成立の背景の記述、 または自治体・寺社の公開情報で場所が確かめられたものだけを載せています。 演目は演者によって場所の設定が変わることがあり、本によって食い違う場合は両方を併記しました。 地点の座標はGoogle Mapsの地点情報を使っています。江戸のころの場所が失われている地点は、 跡地の碑や、その場所にあたる現在の施設を選び、説明にその旨を書いています。

