落語の演目

鈴ケ森すずがもり

滑稽噺長屋泥棒言い立て上方落語が原話

別題: 崇禅寺馬場

新米の泥棒が親分仕込みの脅し文句を鈴ヶ森で試すが、口上がしどろもどろになり旅人に見透かされてしまう滑稽噺。

あらすじ

新米の泥棒が親分から追い剥ぎのやり方を教わる。鈴ヶ森の暗がりに身を隠し、通りかかった旅人を呼び止めて凄みのある文句を言い、身につけているものを置いて行かせるという段取りだった。教わった通りの口上を何度も稽古するが、なかなかうまく言えない。

いざ鈴ヶ森に着くと、あたりが暗くて物騒なので新米はすっかり怖気づいてしまう。それでも言われた通り藪の中に身を潜めると、今度は蚊に刺され、腰を下ろした拍子に生えていた竹の子が尻に刺さって大騒ぎになる。そうした苦労を重ねながら、獲物になりそうな旅人が通りかかるのを待ち構える。

そうしているうちに旅人が通りかかったので呼び止めるが、口上はしどろもどろになり、逆にからかわれてしまう。刀の長さを言い間違えたことを指摘され、寸法が足りないと言われたところで、話は途中で途切れている。

旅人に「一寸足りないぞ」と切り返されると、新米は「一寸先は闇でございま」と言いかけたところで原文が途切れており、その先は読み取れない。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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