子ほめこほめ
隠居からお世辞の言い方を教わった八五郎が、覚えたての褒め言葉を使ってみるが、年齢の数え方で失敗を重ねる。
あらすじ
隠居のところへやって来た八五郎が、ただの酒を出せと迫って灘の酒だと言い直され、人に喜ばれる世辞の言い方を教わることになる。相手の年齢を聞いてから少し若く答えると喜ばれると教わり、赤ん坊であれば長生きの相があるとほめる決まり文句も授けられる。
早速試そうと、往来で知り合いの番頭に出会った八五郎は年齢を尋ねる。四十歳だという答えが返るが、四十五歳以上の褒め方しか教わっていなかったため、無理を言って四十五歳だと言い直させてから褒めてしまい、三つも余計に言われた番頭にかえって怒られてしまう。
気を取り直して、男の子が生まれたばかりの家を訪ねると、そこでも失敗続きになる。居合わせた祖父を赤ん坊と間違えて褒めそうになったり、教わった長生きの褒め言葉を、そばで寝ている祖父に向かってそのまま口にしてしまったりと、なかなか思うようにいかない。
赤ん坊の年を尋ねると「今日がお七夜だ」と言われ、「一つにしてはお若い」と返すと、「一つで若ければ幾つに見える」と聞き返され、「どう見てもタダだ」と答えてしまう。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

