落語の演目

八問答はちもんどう

滑稽噺長屋言い立て名前八五郎

町内の先生のもとを訪れた男が、自分の名前の由来を語り、「八」という数字にまつわる縁起や言葉遊びを次々と並べ立てていく話。

あらすじ

町内の先生のところに、自分のことを八つぁんと呼ばれている男がやって来た。先生が本名を尋ねると、男は八月生まれで、時刻は朝の八時八分、しかも八番目の子どもだったことから、名前に八の字が付けられたのだと説明した。

先生は八という数字が末広がりで縁起のよい数字だと述べ、八百万の神や八幡宮、八坂神社など、日本各地で八にまつわる言葉が使われていることを次々と挙げていった。江戸の町の呼び名や地名にも八のつく言葉が多いことを話し、女性の器量についても八頭身や八つ裂きといった言い回しで洒落てみせた。

さらに先生は動物や魚、食べ物、地名、スポーツや楽器の名前にまで「八」を絡めた話を次々と続けていき、聞き手を飽きさせない。バイオリンの弓を鳴らすには「弓(キュウ)」ではなく一を引いた「八」の音が要るのだという地口で締めくくった。

バイオリンの弓は「キュウ」と読むが、そこから一を引けば「八」になるという地口で結ぶ。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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