落語の演目

寿限無じゅげむ

滑稽噺長屋名前言い立て子ども

生まれた子に縁起の良い言葉を全部つなげた長い名前をつけたために、日常のやり取りが大変になる前座噺。

あらすじ

男の子が生まれた父親が、丈夫で長生きするような名前をつけたいと僧に相談する。僧は縁起の良い言葉や長寿を表す言葉をいくつも挙げてくれるが、父親はどれか一つに絞ることができず、めでたい言葉を全部つなげて子どもに長い名前をつけてしまう。

名前のおかげか子どもはすくすくと育つが、学校に通うようになると困ったことが起きる。友達が家に呼びに来るたびに、母親は寝ている我が子を起こすために長い名前を初めから終わりまで呼ばなければならず、そのたびに近所でひと騒ぎになってしまう。

ある日、友達の男の子が頭にこぶをこしらえられたと泣きながらやって来る。母親は驚いて、長い名前を初めから呼びながら父親に取り次ぎ、父親も同じ長い名前を呼びながら聞き返す。ところが実際にその子の頭を見てみると、こぶらしいものはどこにも見当たらない。

母親が「あんまり名前が長いから、こぶが引っ込んじまった」と答えてサゲる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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