落語の演目

お七夜おしちや

滑稽噺長屋名前意地の張り合い言い立て

別題: お七、八百屋お七

生まれた子の名を尋ねに来た男が、そのたびに縁起の悪い当てこすりを言って帰っていく、隣人同士のやり取りを描いた滑稽噺。

あらすじ

縁起をかつぐ男の家に子が生まれる。そこへふだんから縁起の悪いことばかり言う近所の男が現れ、七日目の祝いの様子を尋ねる代わりに、弔いにまつわる言葉を並べて聞いてくる。生まれた子は女の子で、縁起のよい名をつけたと話すと、相手は聞いてもいない先々の不幸を勝手に並べ立てて帰っていった。

悔しい思いをした男だったが、翌月、相手の家にも女の子が生まれたと聞き、仕返しに出向くことにする。ところが今度も相手の方から先に縁起の悪いことを言われてしまい、生まれた子の名を尋ねても、うまく言い返すことができないまま帰ってきてしまう。

女房に発破をかけられた男は、相手の子の名にかけた悪い当てこすりを言ってやろうと、再び隣家を訪ねる。しかし相手はまたも先回りをして、同じ趣向の悪い当てこすりを男自身に向けて言い返してくる。

先に悪い当てこすりを言われた男は、うまく切り返せず「う、うん、だから火の用心に気をつけねえ」と応じるしかなかった。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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