大仏の背くらべだいぶつのせいくらべ
奈良の大仏と鯨が背くらべをし、単位の違いで決まる短い話。
あらすじ
奈良の大仏が大きいという評判を聞きつけた、紀州熊野の浦に住む鯨が、それなら一度背比べをしようと、はるばる奈良まで出かけてきました。
大仏は余裕の表情で勝負を受けて立ちましたが、比べてみると意外にも、大仏のほうが二寸ばかり低いという結果に終わりました。
実はこれにはわけがあり、大仏はかね尺、鯨は鯨尺で測っていたため、もともと二寸の差が生まれる仕組みだったのです。
成立と背景
尺貫法の単位を使ったサゲのため、メートル法が定着した現在ではわかりにくくなっています。今もマクラとして使われます。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

