寄席のきほん

寄席よせ
落語を中心に、講談・浪曲・漫才・曲芸(色物)などの演芸を上演する演芸場のこと。多くは年中ほぼ毎日、興行を行っています。
定席じょうせき
一年を通してほぼ毎日興行を行う寄席のこと。東京では鈴本演芸場・新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場の4軒を指します。
高座こうざ
演者が上がって芸を披露する、一段高くなった舞台のこと。
番組ばんぐみ
その日に「誰が・どんな順番で」出演するかの一覧(プログラム)。寄席ミルの時間割は、この番組を時刻順に並べたものです。

出演者の格(落語家の階級)

前座ぜんざ
入門して最初の階級。一番手(開口一番)を務め、楽屋の準備や太鼓なども担う修業期間です。
二ツ目ふたつめ
前座の次の階級。羽織の着用が許され、寄席や落語会で一人前として高座に上がれるようになります。
真打しんうち
最高位の階級。弟子を取ることができ、寄席で主任(トリ)を務められます。二ツ目から真打になることを「真打昇進」といい、披露興行が行われます。
一門いちもん
同じ師匠の系統に連なる落語家のまとまり。「○○一門」のように呼ばれます。

番組・進行の用語

主任(トリ)しゅにん
その部の最後に出演する、いわば主役。多くは真打が務めます。最後に出て出演料を「取る」ことから「トリ」と呼ばれます。寄席ミルの時間割では「主任」と表示しています。
交互こうご
日によって出演者が入れ替わる出演枠のこと。寄席ミルの時間割では、その枠に出る複数の名前を「/」で並べて表示しています。
仲入りなかいり
番組の途中に入る休憩のこと。前半と後半の区切りになります。
開口一番かいこういちばん
その日いちばん最初の高座。多くは前座が務めます。
膝代わりひざがわり
主任のひとつ前に出る色物などの演目。トリへ向けて場をつなぐ大切な役どころです。
マクラ
落語の本編に入る前の、導入のおしゃべり。世間話から自然と本題へ入っていきます。
サゲ(落ち)
落語の結末につく、話を締めくくるオチのこと。

興行の区切り

上席・中席・下席かみせき・なかせき・しもせき
寄席の番組はおおむね10日ごとに替わり、1〜10日を「上席」、11〜20日を「中席」、21日以降を「下席」と呼びます。
昼の部・夜の部
一日の興行を昼と夜に分けた区分。寄席ミルの時間割では、昼を橙色・夜を藍色で色分けしています。
入替いれかえ
部が替わるときに客席を入れ替えること。「入替なし」の寄席なら、一度入れば一日中楽しめます。

演芸の種類

落語らくご
一人の演者が、身ぶりと語りだけで複数の登場人物を演じ分け、物語を語る話芸。
講談こうだん
釈台(机)を張扇で叩いて調子をとりながら、軍記や物語を読み聞かせる話芸。
浪曲ろうきょく
三味線の伴奏に乗せて、節(うた)と啖呵(語り)で物語を語る話芸。浪花節(なにわぶし)とも呼ばれます。
漫才まんざい
二人組などが掛け合いの話術で笑わせる演芸。東京では東洋館が漫才の定打ち小屋として知られます。
色物いろもの
落語以外の演芸(漫才・マジック・紙切り・曲芸・物まね・音曲など)の総称。番組に彩りを添える存在です。

落語家・芸人の団体について

東京の寄席には、落語協会・落語芸術協会・落語立川流・五代目円楽一門会などの団体が関わっています。 各団体のくわしい紹介は 各協会の紹介 ページをご覧ください。