ぞろぞろぞろぞろ
お参りを続けた茶店に草履が絶えず湧き出し、それを真似た床屋にも同じ現象が起こる滑稽噺。
あらすじ
浅草の田んぼの中にぽつんとある稲荷のそばで、老夫婦が小さな茶店を営んでいる。品物がまったく売れず、暮らしが立ち行かなくなっていたため、老夫婦は毎朝、社をきれいに掃除したあと、決まって商売繁盛の願をかけるのを日課にしていた。
ある日、久しぶりに客が訪れて草履を買っていく。すると次々に客が草履を求めて訪れるようになり、これも稲荷のご利益だと夫婦は喜ぶ。もう草履はないだろうと思っていると、天井から新しい草履が次々と現れ、話題になって大いに繁盛する。
向かいの床屋の主人はこの様子を知り、自分も同じご利益にあずかろうと稲荷に商売繁盛を願う。店に戻ると客が並んでいたので喜び、剃刀を研いで客のひげを剃り始めると、剃ったあとから新しいひげが次々と伸びてくる。
床屋が客のひげを剃ると、そのあとから新しいひげが次々と生えてくる。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

