今戸の狐いまどのきつね
今戸で焼物の狐に色をつける内職をする男のもとへ、博打の「狐」をしていると勘違いしたやくざ者が金を無心しに訪れる。
あらすじ
今戸に暮らす年配の男は、副業として今戸焼の狐の泥人形に彩色をする仕事をしている。
別の場所では、寄席の売り上げを数える音を博打の金と聞き違えたやくざ者が、自分にも分け前を回すよう頼みに来る。相手にされないまま「狐をやっているのだろう」と繰り返し口にするので、それを聞いていた者が「狐ができているのは今戸のあの男の家だ」と教えてしまう。
やくざ者は男の家を訪ね、同じように分け前を求めるが、男は彩色の仕事について話しており、互いの会話は噛み合わないまま奇妙に噛み合う。
やくざ者に戸棚を開けさせると、並んでいたのは博打の道具ではなく彩色された泥の狐人形だった。
「俺が探しているのはコツの賽だ」と言うやくざ者に、男は「コツの妻ならお向こうのおかみさんです」と答える。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

