佃祭つくだまつり
祭りの帰りに舟に乗り損ねた男が命拾いをする一方、それを聞いた長屋の男が同じ幸運を狙って騒動を起こす噺。
あらすじ
祭りの帰りに舟に乗ろうとした男が、一人の女に呼び止められて話し込んでいるうちに、最後の舟に乗り損ねてしまう。女は以前、川に身を投げようとしていたところをその男に助けられた恩人だと明かし、恩返しをしたいと家に招き入れる。
男が招かれるままに女の家で過ごしていると、あたりが急に騒がしくなる。戻ってきた女の連れ合いが言うには、最後の舟が沈み、乗っていた客は誰も助からなかったという。乗り損ねたおかげで命拾いをした男は、その家に泊めてもらうことになった。
事情を知らない男の家では、主人が亡くなったものと思い込み、葬式の支度で大騒ぎになっていた。そこへ当の本人がひょっこり帰ってきたので、家族も近所も驚く。男が経緯を話すのを聞いていた長屋の男は、身投げを助ければ自分にも同じ幸運が巡ってくると考え、身投げを探して歩くようになる。
ある日、それを真に受けた長屋の男が橋の上で手を合わせている女を見つけて呼び止め、身投げをするつもりかと尋ねると、女は歯痛を治すための願かけをしているのだと答える。ところが着物の袂に石が入っているのに気づかれ、重ねて問い詰められることになる。
女は袂の石について尋ねられ、「これは納める梨でございます」と答える。
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

