落語の演目

らくだらくだ

滑稽噺冬の噺長屋死人葬式

乱暴者と呼ばれた男の弔いをめぐり、脅されて手配に走らされた屑屋が、酔ううちに立場を逆転させていく滑稽噺。

あらすじ

町内で乱暴者として知られたあだ名を持つ男が、自分でこしらえた河豚料理に当たって亡くなった。弔いを出そうにも金の持ち合わせがなかったため、たまたま通りかかった屑屋が呼び止められ、香典や酒肴の手配をするよう強く言いつけられる。

屑屋は死人を背負わされたうえで近所の世話役や家主のところへ向かい、断られたら死骸を担いで踊りを見せると脅すよう命じられる。恐ろしさのあまり言われた通りに振る舞うと、家主も折れて酒や肴が次々に届けられることになった。

そこへ香典やら酒肴が届いていたので、兄貴分は清めの酒だと言って屑屋に飲ませた。届いた酒を飲むうちに屑屋はすっかり酔いが回り、最初はおとなしくしていたのが、次第に強気になって相手に絡み始め、いつの間にか二人の立場がすっかり逆になってしまった。

死人を樽に入れて焼き場まで運ぶ途中、樽の底が抜けていたことに気づかないまま到着すると、中はすっかり空っぽになっていた。仕方なく引き返す道すがら、酔って寝ていた男を見つけて連れてくると、そのまま火の中に入れてしまい、目を覚ました男が声を上げた。

目覚めた男が「ここはどこだ」と尋ねられると、「冷酒でもいいからもう一杯」と返す。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ