落語の演目

三人無筆さんにんむひつ

滑稽噺長屋知ったかぶり葬式死人

字の書けない三人が葬式の受付を押し付け合いながら、うまく体裁を取り繕おうとする噺。

あらすじ

得意先の隠居が亡くなり、悔やみに行った男が葬儀の受付で会葬者の名を記帳する役を頼まれてしまう。実は男は字が書けないため、女房に相談すると、一緒に頼まれた別の男より先に行って雑用を全部引き受け、書く役は先方に譲ればよいと知恵をつけられる。

翌朝、寺に着くとすでにもう一人の男が先に来ており、書く役から逃れる算段を先に済ませていた。話してみるとその男も字が書けないと分かり、二人は会葬者に、亡くなった人の遺言だと言って各自で名を書いてもらうことにする。

会葬者の中に手習いの師匠がいたので代筆を頼んでその場をしのぐが、葬儀が終わる間際になって三人目の男が息せき切って駆け込んでくる。事情を尋ねると、この男もやはり字が書けないと分かり、二人は困り果ててしまう。

三人目も字が書けないと知った男が「お前さんがここへ来なかったことにしておこう」と言う。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ