落語の演目

万金丹まんきんたん

滑稽噺旅噺葬式死人和尚

旅の路銀を使い果たした男二人が寺に転がり込んで生臭坊主になり、葬式で見つけた薬の効能書きを戒名だとごまかす滑稽噺。

あらすじ

江戸から旅に出た二人連れが、道中で路銀を使い果たしてすっかり困り果てているところに寺を見つけ、そこで世話になることにする。数日後、和尚から旅立つように言われるものの、行くあてもないので出家して坊主になるが、根が遊び好きで怠け者なため、修業には少しも身が入らなかった。

和尚が本山へ一月ほど出かけることになり、留守を頼まれた二人は、これ幸いと池の鯉を捕って酒を飲みはじめる。そこへ檀家の主人が亡くなったという知らせが入り、葬儀を頼まれた二人はいい加減な経を読んで済ませてしまう。

遺族から戒名をつけてほしいと頼まれた二人は、掃除の際に見つけていた薬の袋を、さも本物の戒名であるかのように差し出す。袋に書かれた効能書きの文字を一つひとつ、それらしい理由をこじつけながら戒名の意味だと説明し、遺族をすっかり煙に巻いてしまう。

袋には白湯で服用するようにと注意書きがあったので、二人は「この仏に改めてお茶湯を上げるには及ばない」と言って締めくくる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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