落語の演目

数取りかずとり

艶笑噺和尚

戌年生まれの尼に、病が治ると偽って言い寄る男の話。

あらすじ

質屋の娘が戌年の戌の月、戌の日に生まれ、年回りが悪くて良縁に恵まれないというので尼寺へ入りました。

この尼を口説き落とせた者に賞を出そうという話になり、玉という男が名乗り出ます。男は、悪い病にかかり、戌年戌の月戌の日に生まれた人の肌に触れれば治ると言われたと持ちかけ、無理やり言い寄りました。

南無阿弥陀仏と唱えながら事に及びます。尼が驚くと、これは数取りの棒ですと言って、念仏の数を数える道具だとごまかし、そのまま続けました。

そのうち尼のほうも気持ちが高ぶり、「念仏はいいから、数取りだけにしてください」。

成立と背景

原話らしいものが安永二年の『今歳花時』に「薬食い」の題で載っています。病の治療だと言って年老いた女に言い寄り、終わった後にその女が、病に効いたようならまたおいでと言う話です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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