このページは公開前の確認用です。URLを知っている人だけが見られる状態にしてあります。 サイト内のメニュー・サイトマップには出ておらず、検索にも登録されません。 内容を確認したうえで公開に切り替えます。
お札はがしおふだはがし
旗本の娘お露の幽霊に夜ごと通われた浪人・萩原新三郎が、金に目がくらんだ長屋の夫婦に魔よけの札をはがされ、命を落とす一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は怪談物(幽霊や化け物が出る話。)
あらすじ
牛込の旗本・飯島平左衛門のひとり娘お露と、浪人・萩原新三郎は恋仲になる。新三郎が会いに行けずにいるうちに、お露が焦がれ死にしたという噂を聞くが、ある日、お露と女中のお米が新三郎のもとを訪れる。以後、2人は毎晩通ってくるようになる。
新三郎の住む長屋の伴蔵は、お露たちの正体が幽霊であることに気づき、新三郎自身も新幡随院で2人の墓を見つける。新幡随院の良石和尚は新三郎に、死霊を退けるための海音如来のお守りと経文、そして戸口に貼る札を渡す。以後、幽霊たちは新三郎の家に入れなくなる。
困った幽霊たちは伴蔵に札をはがすよう頼み込む。妻のおみねにけしかけられた伴蔵は、幽霊に金を用意するよう求め、幽霊は翌晩100両を持参して札とお守りを外してくれるよう頼んで帰っていく。お守りを売った金と合わせて大金を得ようとした伴蔵とおみねは、新三郎が体を清めている隙にお守りを持ち出し、夜には幽霊から金を受け取って札をはがす。幽霊たちは裏窓から新三郎の家の中へ消えていき、翌朝、新三郎の死骸が見つかる。
成立と背景
明治の名人・三遊亭圓朝が作った「怪談牡丹燈籠」の前半にあたる場面で、落語のほか、二代目山陽も講談として寄席の高座にかけていたという。
読んできた人
三遊亭圓朝、二代目山陽
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談入門』神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二、河出書房新社、2018年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

