このページは公開前の確認用です。URLを知っている人だけが見られる状態にしてあります。 サイト内のメニュー・サイトマップには出ておらず、検索にも登録されません。 内容を確認したうえで公開に切り替えます。
宗悦殺しそうえつごろし
貸金の督促に訪れた鍼医の宗悦を斬り殺した旗本が、一年後、死んだはずの宗悦の姿を見る一席。三遊亭圓朝「真景累ヶ淵」の序章にあたる。
一席物(一話で完結する話)。系統は怪談物(幽霊や化け物が出る話。)
あらすじ
貧しい旗本の深見新左衛門のもとへ、鍼医で座頭の宗悦が貸金の返済を求めてたびたび訪れていた。ある日、借金を返せと迫る宗悦とのやり取りが次第に張り詰めたものとなり、かっとなった新左衛門はその場の勢いで宗悦を斬り殺してしまう。
それから1年が経ったある日、新左衛門が別の鍼医を新たに呼び入れて施術を受けていると、刺されるような痛みを覚える。何事かと振り返ると、酔ったような足取りで、恨めしげにこちらを見下ろす宗悦の姿がそこにあった。
この話は、落語家・三遊亭圓朝の代表作「真景累ヶ淵」の序章にあたる。落語と講談とでは話の運びや雰囲気が異なるとされ、講談ではこの一席で怪談として完結する形をとり、この先の続きが演じられることはあまりない。
成立と背景
松鯉の台本は六代目一龍斎貞丈の型によるとみられている。
読み方の違い
同じ演目でも、演者によって細部が変わります。分かっている違いを並べています。
- 講談の台本は宗悦の住まいを戸崎町とするが、三遊亭圓朝の原作では根津の七軒町とされている。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談入門』神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二、河出書房新社、2018年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

