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「江戸」の演目土地のタグ
「江戸」のタグが付いた講談の演目は142席です。
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142演目(全322演目中)
| 演目 | 系統 | どんな話か | タグ |
|---|---|---|---|
| 御記録物9演目大名家に伝わる記録や御家騒動。金襖物ともいう。 | |||
| 大久保彦左衛門おおくぼひこざえもん | 連続物 | 徳川家康以来三代の将軍に仕え、将軍の前でも遠慮なく直言をやめなかった旗本大久保彦左衛門の、十六歳の初陣から死に至るまでの生涯を描く。 | |
| 大田道灌おおたどうかん | 一席物 | 山吹の花の意味が分からず学問を恥じた太田道灌が、歌を学んで名高い歌詠みとなり、やがて暗殺されるまでを集めた一席。 | |
| 慶安太平記けいあんたいへいき* | 連続物 | 才知に優れた由井正雪が幕府転覆を企て、丸橋忠弥ら多彩な人材を集めて計画を進めるが、仲間の口論がもとで発覚し一味が捕らえられる連続物。 | |
| 麹町三軒家の由来こうじまちさんげんやのゆらい大久保玄蕃 | 一席物 | 拝領した屋敷の完成祝いの席で、大工たちの不平を聞いた大久保玄蕃が、屋敷を削って三軒の店を出させる一席。 | |
| 玉川上水の由来たまがわじょうすいのゆらい松の市 | 一席物 | 上水工事の金が尽きた庄右衛門を、按摩の松の市が長年ためた三百両で救う一席。 | |
| 細川の血達磨ほそかわのちだるま大川友右衛門、血染めの御朱印 | 一席物 | 火事の蔵から出られないと悟った侍が、腹を切って家宝を腹の中に収めて守り抜く一席。 | |
| 柳沢昇進録やなぎさわしょうしんろく* | 連続物 | 百五十俵の旗本から十七万石の大名にまで上りつめた柳沢吉保が、大老に就くまでを読む連続物。 | |
| 由井正雪ゆいしょうせつ | 連続物 | 駿河の紺屋の子として生まれた富士松が、剣術と軍学を修めて由井正雪と名のり、江戸に道場を構えて同志を集め、幕府転覆を企てるも失敗するまでを描く。 | |
| わんぱく竹千代わんぱくたけちよ幼き日の家光と信綱、春日局家光養育 | 一席物 | わんぱくな竹千代が挨拶の言葉を覚えられず正直に告げたことで、家康に世継ぎとして認められる一席。 | |
| 赤穂義士伝22演目赤穂浪士の討ち入りにまつわる話。本伝・銘々伝・外伝に分かれる。 | |||
| 赤垣源蔵徳利の別れあかがきげんぞうとっくりのわかれ | 一席物 | 酒乱を装い敵の目を欺いていた赤穂浪士の赤垣源蔵が、討ち入り前夜、留守の兄の屋敷に上がり込み、紋服を相手に独り酒を交わして別れを告げる一席。 | |
| 赤垣のかぼちゃ娘あかがきのかぼちゃむすめ赤垣源蔵婿入り | 一席物 | 武芸のできる不器量な娘おとくが、花見で助けてくれた若侍に恋をし、婿に迎えるまでの一席。 | |
| 赤穂義士本伝あこうぎしほんでん | 連続物 | 殿中刃傷から吉良邸討ち入り、切腹までの事件の本筋をたどる、赤穂義士伝の中心にあたる連続物。 | |
| 赤穂義士銘々伝あこうぎしめいめいでん | 連続物 | 浅野内匠頭の殿中刃傷と改易をきっかけに、大石内蔵助ら40人あまりの家臣がそれぞれの事情を経て、吉良邸討ち入りに至るまでを描く。 | |
| 大高源吾おおたかげんご | 一席物 | 吉良邸討ち入り当日、すす竹売りに変装した大高源吾が、両国橋で俳諧仲間の宝井其角と偶然に会い、句を交わして討ち入り決行の意を託す。 | |
| 岡野金右衛門おかのきんえもん恋の絵図面、岡野金右衛門恋の絵図面取り | 一席物 | 吉良邸の様子を探る浪士が、屋敷の普請にあたった大工の娘に近づき、絵図面を手に入れる一席。 | |
| 小田小右衛門おだこえもん織田小右衛門 | 一席物 | 大石内蔵助の介錯を務めた足軽が、身分を偽ったことを悔い、内職で金を貯めて墓前に詫び続ける一席。 | |
| 梶川与惣兵衛かじかわよそべえ梶川の屏風回し | 一席物 | 松の廊下で浅野内匠頭を抱き止めた旗本が、加増の礼に回った先々で同じ屏風を見せられる一席。 | |
| 勝田新左衛門かつたしんざえもん | 一席物 | 牛込の公儀与力大竹重兵衛の婿となった勝田新左衛門が仇討ちに加わらないことを重兵衛が責めるが、討ち入りの報に義士の中にその名を見つけて悔いる。 | |
| 神崎の詫び証文かんざきのわびしょうもん* | 一席物 | 赤穂を発って江戸へ下る途中の神崎与五郎が、浜松宿で酔った馬方に絡まれて侮辱され、事を荒立てぬよう詫び証文を書いて堪え忍ぶ一席。 | |
| 倉橋伝助くらはしでんすけ | 一席物 | 勘当された大目付の息子が、身分を隠して浅野家に足軽として住み込み、父との対面を果たす一席。 | |
| 俵星玄蕃たわらぼしげんば杉野十平次、杉野十平次と俵星玄蕃 | 一席物 | 夜鷹蕎麦屋に化けた浪士の正体を見抜いた槍の使い手が、討ち入りの夜に両国橋で助勢する一席。 | |
| 忠僕元助ちゅうぼくもとすけ* | 一席物 | 討ち入り前夜、片岡源五右衛門に暇を出されかけた下僕の元助が、事情を知って三義士を送り出し、後年その菩提を弔う一席。 | |
| 富森助右衛門とみのもりすけえもん | 一席物 | 小間物の行商で吉良邸に出入りするようになった浪士が、女中に化けていた味方から秘密の書を受け取る一席。 | |
| 南部坂雪の別れなんぶざかゆきのわかれ*南部坂 | 一席物 | 討ち入り前夜、大石内蔵助が浅野内匠頭の未亡人のもとを訪ね、真意を明かせぬまま偽りの暇乞いを告げて雪の坂を去る一席。 | |
| 間十次郎はざまじゅうじろう | 一席物 | 貧しさのなか子を手にかけようとした妻のもとへ、討ち入りを控えた浪士が戻る一席。 | |
| 三村の薪割りみむらのまきわり薪割り | 一席物 | 薪割り屋に身をやつした浪士が、刀研ぎの名人と縁を結び、看板の字を書き残していく一席。 | |
| 安兵衛駆け付けやすべえかけつけ* | 一席物 | 越後新発田生まれで念流の達人、酒豪としても知られる中山安兵衛が、おじ菅野六郎右衛門の果たし合いの急を知り、高田馬場へ駆け付けて奮戦する。 | |
| 安兵衛婿入りやすべえむこいり* | 一席物 | 婿探しに苦心する堀部弥兵衛が、高田馬場の助太刀で名を知られた浪人中山安兵衛に目を付け、口説き落として婿に迎える一席。 | |
| 槍の前原やりのまえはら | 一席物 | 漁で槍術を身につけた男が、水汲み中間として浅野家に入り、主人の仇を槍で討って士分に取り立てられる一席。 | |
| 横川勘平よこかわかんぺい横川勘平の一番槍 | 一席物 | 養子に迎えられた浪士が、討ち入りに加わるために遊びを装って愛想を尽かされようとする一席。 | |
| 和久半太夫わくはんだゆう | 一席物 | 父の仇を討った男が道場を開き、化け物退治で評判を上げて上杉家に仕え、吉良方として討ち入りに斃れる一席。 | |
| 仇討物1演目親や主君の仇を討つまでを読む話。赤穂義士伝は別に立てている。 | |||
| 祐天吉松ゆうてんきちまつ* | 連続物 | 巾着切りから足を洗った経師屋の吉松が、旧知の男に家を焼かれ、僧となりながらも仇討ちの覚悟を持ち続ける連続物。 | |
| 世話物15演目町の人々の暮らしと事件を描く。白浪物・侠客物・三尺物などはこの中の分けかた。 | |||
| 安政三組盃あんせいみつぐみさかずき* | 連続物 | 羽子板娘と呼ばれた材木商の娘お染をめぐり、寛永寺の御用人と鈴木藤吉郎が争う幕末の連続物。 | |
| 浦里時次郎うらさとときじろう明烏 | 一席物 | 吉原の浦里と真面目な若旦那時次郎が、親に許されず大川へ身を投げる一席。 | |
| 延命院えんめいいん因果小町、実録延命院、蓮華往生 | 一席物 | 谷中延命院の美貌の住職と、寺に入り込んだ男が起こした女犯事件を扱う一席。 | |
| お竹如来おたけにょらい | 一席物 | 江戸大伝馬町の宿屋で働く女中お竹が、物乞いに施しを続け、大日如来の化身と評判になる一席。 | |
| お富与三郎おとみよさぶろう切られ与三郎 | 連続物 | 鼈甲問屋の若旦那与三郎は、木更津でやくざの妻お富と恋仲になり折檻されるが、3年後に江戸で再会し、転落した人生を共に歩む。 | |
| 紺屋高尾こんやたかお | 一席物 | 花魁道中の高尾太夫に恋わずらいをした染物職人が、三年働いて金を貯め、身分を偽って会いに行く一席。 | |
| 徂徠豆腐そらいどうふ*出世豆腐 | 一席物 | 貧しい暮らしの中で学問を続ける荻生徂徠に、豆腐屋の七兵衛が代金を求めず施しを続け、のちに徂徠の出世を機に大きな形で報われる一席。 | |
| 大名花屋だいみょうはなや | 一席物 | 火事で身代を失った花屋の一家を支えた飯炊きの伝助が、実は大名の子だったと分かる一席。 | |
| 宝の入船たからのいりふね*紀伊國屋文左衛門、紀伊國屋文左衛門 宝の入船 | 一席物 | 難船と借金で先代を失った紀伊國屋文左衛門の跡取りが、荒れる海を渡ってみかんを江戸へ運び、大金を手にして紀文大尽と呼ばれるようになる一席。 | |
| 妲己のお百だっきのおひゃくお峰殺し、姐妃のお百 | 連続物 | 大坂から江戸へ流れた女が芸者となり、目の見えぬ母から娘を奪って売り飛ばし、母を川へ突き落とすまでを読む連続物。 | |
| は組小町はぐみこまち紅蓮の纏 | 一席物 | 夫を火事場で見殺しにされた娘が、纏持ちに姿を変えて屋根に上り、相手を火の中へ落とす一席。 | |
| 振袖火事ふりそでかじ振袖火事の由来、明暦三人娘 | 一席物 | 同じ振袖を手にした娘が三人続けて同じ日に亡くなり、焼き捨てようとした火が江戸市中に燃え広がる一席。 | |
| 細川の茶碗屋敷ほそかわのちゃわんやしき茶碗屋敷、細川茶碗屋敷の由来 | 一席物 | 仏像から出た五十両を、売った側と買った側が互いに受け取ろうとせず、汚い茶碗が縁を結ぶ一席。 | |
| 招き猫の由来まねきねこのゆらいお福猫 | 一席物 | 船宿の猫が小判をくわえて出入りの魚屋へ運び、そのために殺される。埋葬した魚屋がのちに出世する一席。 | |
| 八百屋お七やおやおしち | 一席物 | 大火で避難した寺で寺小姓と恋仲になった八百屋の娘が、火事があればまた会えるとそそのかされて火を放つ一席。 | |
| 白浪物10演目泥棒の話。 | |||
| 快傑自来也かいけつじらいや | 連続物 | 小西家旧臣の子として孤児同然に育った尾形周馬は、日本四大盗賊の一人自来也と呼ばれる大盗となり、肉親を捜す旅の末に海の外へ渡っていく。 | |
| 雲霧仁左衛門くもきりにざえもん享保五人白浪、雲霧五人男 | 連続物 | 享保の五人白浪と呼ばれた盗賊の一味が、大岡越前の追及を受けて次々に捕らえられていく連続物。 | |
| 小猿七之助こざるしちのすけ | 一席物 | 文化文政の頃、一人の船頭に一人の芸者という禁を破って舟に乗ったお滝が、七之助と共に助けた男の死をきっかけに、実の親をかばう七之助と深い仲になっていく話。 | |
| 青龍刀権次せいりゅうとうごんじ* | 一席物 | 背中の彫り物から青龍刀権次と呼ばれる男が、芸者殺しの侍を金で見逃した過去を抱え、幕末から明治にかけてその相手にゆすりを仕掛けては裏切られ、ついに盗賊となる話。 | |
| 千代田の白浪ちよだのしらなみ御金蔵破り、千代田城二人白浪、富蔵と藤十郎 | 連続物 | 江戸城の御金蔵から四千両を盗み出した、幼なじみの無宿と旗本浪人を読む白浪物。 | |
| 天保六花撰てんぽうろっかせん | 連続物 | 天保年間の江戸を舞台に、御家人上がりの河内山宗俊や片岡直次郎ら一癖ある6人の男女が、騙りと色恋を重ねながらそれぞれの最期を迎えていく。 | |
| 天明白浪伝てんめいしらなみでん* | 連続物 | 天明年間の江戸で、大泥棒・神道徳次郎の率いる一党が各地で盗みを重ねながら西へ流れ、長崎で捕り方に囲まれるまでを描く連続物。 | |
| 鼠小僧次郎吉ねずみこぞうじろきち | 連続物 | 歌舞伎小屋の木戸番の子として生まれた次郎吉が、義憤をきっかけに博打の道へ入り、大名屋敷ばかりを狙う盗みを重ねて義賊と呼ばれ、捕らえられ処刑されるまでを描く。 | |
| 緑林五漢録みどりのはやしごかんろく | 連続物 | 獄門小僧・業平小僧・鼠小僧・野金小僧・天狗小僧という五人の賊が絡み合う長編の白浪物。 | |
| 明治女天一坊めいじおんなてんいちぼう女天一坊、爆裂お玉、福富別邸 | 一席物 | 生き別れの令嬢だと名のらせて侯爵家の財産を狙う、三人の盗賊の企てを読む白浪物。 | |
| 侠客物6演目人入れ稼業・元締めの話。 | |||
| 神田松五郎かんだまつごろう雨乞の刺青、小町の松五郎 | 連続物 | 背中に雨乞小町の彫物をした八百屋の松五郎が、義侠心のあまり罪を重ね、のちに行者となるまでの一代。 | |
| 小金井小次郎こがねいこじろう青山清十郎 | 連続物 | 国定忠治と兄弟分になった博徒の小次郎が、かつて助けた侍に裁かれ、火事の働きで赦免される一席。 | |
| 新門辰五郎しんもんたつごろう | 連続物 | 火事で父を亡くした少年が火消しになり、纏を焼かれた喧嘩の始末を単身でつけて名を上げる一代。 | |
| 花川戸助六伝はなかわどすけろくでん斬られ藤次、助六伝、花川戸助六 | 連続物 | 長屋の女房に言い寄る無頼漢を町奴の助六が斬り捨て、入牢したのち、火事場の働きで許される一席。 | |
| 幡随院長兵衛ばんずいいんちょうべえ | 連続物 | 町奴の頭領幡随院長兵衛の生涯を描く。旗本奴水野十郎左衛門との対立の末、和解を装って招かれた屋敷で命を落とすまでを追う一代記。 | |
| 夕立勘五郎ゆうだちかんごろう* | 連続物 | 暴れ馬を一撃で倒して夕立の名を得た人入れ稼業の元締めが、師の仇を求めて諸国をめぐる連続物。 | |
| お裁き物17演目奉行の裁きを読む。政談ともいう。 | |||
| 網代問答あじろもんどう | 一席物 | 徳川吉宗の落胤を騙る天一坊が江戸南町奉行大岡越前守の尋問を受け、軍師山内伊賀亮の弁舌によって言い負かされるまでを描く一席。 | |
| 畔倉重四郎あぜくらじゅうしろう | 連続物 | 一刀流の剣を受け継ぎながら博打で身を持ち崩した畔倉重四郎が、次々に人を手にかけて逃げ延び、最後は大岡越前守に捕らえられる連続物。 | |
| いれずみ奉行いれずみぶぎょう | 連続物 | 旗本の家に生まれた遠山金四郎が、病弱な弟に家督を譲るため出奔して町人として暮らしたのち、町奉行として数々の事件を裁き、桜の刺青から刺青奉行と呼ばれた一代記。 | |
| 鰯屋政談いわしやせいだん伊勢の初旅、鰯屋騒動 | 連続物 | 情けをかけた金が仇となって夫婦を死なせた八百屋が、その遺児を引き取る。娘のおたみが夫の仇討ち、身売り、身請けを経て、大岡越前の裁きで落着するまでの連続物。 | |
| 越後伝吉えちごでんきち越後伝吉孝義伝 | 連続物 | 伯母とその娘に殺しの罪を着せられた孝行者の伝吉が、女中おせんの機知と訴えによって救われる、大岡政談の一つ。 | |
| 大岡政談おおおかせいだん | 連続物 | 名奉行大岡越前守が、八代将軍吉宗の落胤と偽って江戸に乗り込んだ天一坊の詐欺事件と、音羽丹七をめぐる名刀紛失・殺人の事件という二つの事件を裁く物語。 | |
| 音羽丹七おとわたんしち*音羽の滝、政談音羽の滝、丹波屋騒動 | 連続物 | 島津家の御用商人を蹴落とそうとする謀りごとを、大岡越前が当人を捕らえるという形で封じる政談。 | |
| 霞のお千代かすみのおちよ | 連続物 | 奉公先の主人を殺して金を奪い、共犯者まで手にかけた女が、最後に仇の医師にも刃を向ける政談。 | |
| 黒雲お辰くろくもおたつ夢の浮橋 | 一席物 | 旅の金を盗られて身を投げようとした男を、スリのお辰が助ける。十年後、その一件がお辰の命を救う一席。 | |
| 小西屋政談こにしやせいだん小西屋騒動、薬種屋政談 | 一席物 | 娘に横恋慕した家主が、医者の兄と組んで病持ちだという噂を仕組み、縁談を壊そうとする政談。 | |
| 新吉原百人斬りしんよしわらひゃくにんぎり籠釣瓶、佐野次郎左衛門、吉原百人斬 | 連続物 | 捨てた女房を殺した父の因果か、あばた顔となった息子が花魁に振られ、村正の妖刀で吉原の大勢を斬る連続物。 | |
| 煙草屋喜八たばこやきはち喜八貢 | 連続物 | 勘当された若旦那の面倒をみるために盗みへ入った煙草屋が、恩人の名を明かさぬまま捕らえられる連続物。 | |
| 玉菊燈籠たまぎくどうろう五福屋政談、本所小町 | 連続物 | 年季明けに大和まで訪ねた花魁玉菊が、弥吉は死んだと聞かされて自ら命を絶つ一席。 | |
| 徳川天一坊とくがわてんいちぼう* | 連続物 | 紀州の修験者が将軍の御落胤になりすまして江戸に乗り込み、大岡越前守の執念の探索によって偽者と暴かれるまでを描く連続物。 | |
| 万両婿まんりょうむこ小間物屋政談 | 一席物 | 箱根で行き倒れの同業者若狭屋甚兵衛を助けた小間物屋小四郎が、身元を取り違えられて死んだことにされ、大岡越前の裁きで別人として大店に婿入りする話。 | |
| 村井長庵むらいちょうあん* | 連続物 | 医者を騙って開業した村井長庵が、金のために身内や患者を次々に手にかけながら暮らし、最後は大岡越前守の裁きで処刑される連続物。 | |
| 薮原検校やぶはらけんぎょう | 連続物 | 按摩を殺して生まれた子が盲目となり、二代目薮原検校を名のって悪事を重ねるまでを読む連続物。 | |
| 武芸物10演目剣豪・武芸者の話。 | |||
| 荒木又右衛門あらきまたえもん | 連続物 | 並外れた度胸と剣才を持つ荒木又右衛門は、諸国で修行を重ねて柳生流の奥義を極め、義弟渡辺数馬の助太刀として伊賀上野の決闘で本懐を遂げる。 | |
| 寛永御前試合かんえいごぜんじあい寛永武術競、寛永武勇鑑、武術の誉 | 連続物 | 三代将軍家光の上覧のもと、諸国の武芸者が江戸城で技を競うという設定で読まれる武芸物。 | |
| 寛永三馬術かんえいさんばじゅつ | 連続物 | 将軍家光の命で愛宕山の急な石段を馬で乗り上がり、梅の枝を手折った曲垣平九郎の逸話を中心に、向井蔵人・筑紫市兵衛を合わせた寛永期の馬術三名人の生涯を描く。 | |
| 寛永宮本武蔵伝かんえいみやもとむさしでん*寛永宮本伝 | 連続物 | 武蔵の義父を死に追いやった佐々木小次郎岸柳を討つため、宮本武蔵が箱根から西国まで武芸者たちと渡り合いながら決闘の地へ向かう連続物。 | |
| 島田虎之助しまだとらのすけ | 一席物 | 他流試合で引き分けにされた意味が分からず腹を立てた剣客が、老武士に打ちのめされて入門する一席。 | |
| 出世の春駒しゅっせのはるごま愛宕山梅花の誉れ、出世の階段 | 一席物 | 馬術の達人曲垣平九郎が、将軍徳川家光の命により、他の武士が失敗し命を落とした愛宕山の急な石段を馬で登り降りし、梅の枝を手折って褒美を得る一席。 | |
| 隅田川乗っ切りすみだがわのっきり阿部の水馬 | 一席物 | 剣でも歌でも将軍に勝ってしまい疎まれた旗本が、増水した隅田川を馬で渡って認められる一席。 | |
| 田宮坊太郎たみやぼうたろう金比羅利生記 | 連続物 | 父の非業の死を知った田宮坊太郎が、柳生飛騨守の指南のもとで剣術を修め、18年の後に父の敵堀源太左衛門を討つまでを描く仇討ち物語。 | |
| 無心は強いむしんはつよい山本南龍軒 | 一席物 | 剣の心得がない祭文語りが、負けたら謝ればよいという知恵で道場破りを重ね、名人に無心の強みを見せる一席。 | |
| 柳生旅日記やぎゅうたびにっき | 連続物 | 柳生但馬守宗矩の子十兵衛三巌が、父に片目を潰されながらも剣の才を発揮し、諸国を旅して各地の立ち合いや事件に関わっていく道中記。 | |
| 力士伝7演目相撲取りの話。 | |||
| 阿武松緑之助おうのまつみどりのすけ阿武松 | 一席物 | 大飯食らいのために相撲部屋を出された若者が、大食を認めてくれる親方に拾われ、横綱にまで上る一席。 | |
| 鬼面山谷五郎きめんざんたにごろう | 一席物 | 大飯食らいゆえに奉公先を追われた若者が、大関阿武松に弟子入りし、十三代目横綱にまで上る一席。 | |
| 越の海こしのうみ* | 一席物 | のちに越の海と名乗ることになる勇造は、小柄な体つきで柏戸に弟子入りし、谷風・雷電との稽古相撲を経て、やがて小結にまで出世していく一席。 | |
| 谷風の情け相撲たにかぜのなさけずもう | 一席物 | 横綱谷風梶之助が、病の両親の看病で負け続ける十両力士佐野山のもとを密かに訪ねて金を与え、自らの引退を盾に対戦を組ませる一番。 | |
| 橋場の長吉はしばのちょうきち* | 一席物 | 谷風の土俵入りの行く手を横切ったために投げ飛ばされ、恥をかいたやくざ者の橋場の長吉が、仇討ちに向かった末に谷風と義兄弟の契りを結ぶ一席。 | |
| 雷電為右衛門らいでんためえもん | 連続物 | 信州の百姓の子として生まれた、身の丈六尺七寸五分という力士が、横綱の地位を返上してまで亡き友の敵を討つに至った、その生涯を描く。 | |
| 雷電の初土俵らいでんのはつどひょう | 一席物 | 明和四年生まれの為五郎が江戸の相撲部屋に入門し、四代目横綱谷風の弟子となったのち、雷電の名で幕内の土俵に初めて上がる一席。 | |
| 怪談物11演目幽霊や化け物が出る話。 | |||
| 有馬の猫騒動ありまのねこそうどう小野川怪猫伝、小野川真実録 | 一席物 | いじめ抜かれて自害した愛妾の飼い猫が化けて人を襲い、力士の小野川喜三郎が退治する怪談。 | |
| 江島屋怪談えじまやかいだん恨みの片袖、江島屋騒動 | 連続物 | 粗悪な衣装を売られて婚礼を壊された娘が身を投げ、その母の呪いが古着屋の一家に及ぶ怪談。 | |
| お札はがしおふだはがし* | 一席物 | 旗本の娘お露の幽霊に夜ごと通われた浪人・萩原新三郎が、金に目がくらんだ長屋の夫婦に魔よけの札をはがされ、命を落とす一席。 | |
| 小夜衣草紙さよぎぬぞうし* | 連続物 | 起請を交わした花魁を捨てて武家の娘と夫婦になった若旦那に、小夜衣の亡霊がまとわりつく怪談。 | |
| 真景累ヶ淵しんけいかさねがふち真景累ケ淵 | 連続物 | 鍼医の宗悦が旗本に斬られたことから、二つの家に因縁がめぐり続ける長編の怪談。三遊亭円朝の作です。 | |
| 鈴の音すずのね | 一席物 | 後添えを迎えないという約束を破った侍のもとへ、棺に入れた鈴を鳴らして先妻が現れる怪談。 | |
| 宗悦殺しそうえつごろし* | 一席物 | 貸金の督促に訪れた鍼医の宗悦を斬り殺した旗本が、一年後、死んだはずの宗悦の姿を見る一席。三遊亭圓朝「真景累ヶ淵」の序章にあたる。 | |
| 乳房榎ちぶさのえのき*重信殺し | 一席物 | 絵師が弟子と自分の妻の密通によって命を落とし、死後もなお未完の天井画を仕上げる姿を見せる一席。演じられるのは重信殺しまでの前半部分がほとんど。 | |
| 鍋島の猫騒動なべしまのねこそうどう*佐賀の夜桜、佐賀の怪猫、鍋島猫騒動 | 一席物 | 佐賀藩鍋島家で、殿の勘気を受けて手討ちにされた又七郎の恨みを、母の自害によって黒猫が引き継ぐ一席。「佐賀の夜桜」とも呼ばれる。 | |
| 番町皿屋敷ばんちょうさらやしき* | 一席物 | 江戸麹町の旗本屋敷に仕える女中お菊が、家宝の皿を1枚失くしたという濡れ衣を着せられて命を落とし、亡霊となって皿を数え続ける一席。 | |
| 四谷怪談よつやかいだん* | 連続物 | 田宮家の娘お岩が夫の伊右衛門に捨てられ、その恨みが関わった者たちに次々と及んでいく長編の怪談。 | |
| 芸道物14演目役者や芸人の話。役者伝ともいう。 | |||
| 石川一夢いしかわいちむ種本一百両 | 一席物 | 十八番の『佐倉義民伝』の種本を質に入れてしまった講釈師を、客が金を出し合って救う、講釈師を主人公にした一席。 | |
| 勘当の名笛かんどうのめいてき | 一席物 | 稽古嫌いで勘当された能の笛の家元の息子が、寺にこもって稽古を重ね、天人と噂されるほどの音を出す一席。 | |
| 秋色桜しゅうしきざくら | 一席物 | 俳諧の宗匠其角に才能を見いだされた7歳の娘お秋が、宮様の御前でも動じずに句を詠み、名を上げてからも父を思う気持ちを失わない。 | |
| 蜀山人しょくさんじん | 連続物 | 狂歌師・大田南畝の洒落に満ちた一代を、その狂歌をはさみながら読む一席。 | |
| 団十郎と馬の足だんじゅうろうとうまのあし | 一席物 | 馬の後ろ足しか役をもらえない役者が、初めて客席から声をかけられて跳ね上がってしまう一席。 | |
| 肉付きの面にくづきのめん観世肉付の面、名工観世の面 | 一席物 | 卑しいところがあるとして面を割られた面打ちが自ら命を絶ち、その息子が打った面が外れなくなる一席。 | |
| 浜野矩随はまののりゆき | 一席物 | 不器用な二代目が母のために観音を彫り上げ、その裏で母が命を絶つ一席。 | |
| 左甚五郎ひだりじんごろう | 連続物 | 名工左甚五郎の生涯を描く。飛騨の工匠に見いだされた少年期から京・大坂・江戸での修業を経て、日光の普請で右腕を失うまでの彫り物の逸話を伝える。 | |
| 北斎と文晁ほくさいとぶんちょう | 一席物 | 散らかった長屋で名優と口論になった葛飾北斎を、友人の谷文晁が取り持ち、絵を売った金で救う一席。 | |
| 名医と名優めいいとめいゆう*男の花道 | 一席物 | 旅先で目の病を治してもらった役者が、恩人の危機を知って舞台を空け、客席の許しを得て駆けつける一席。 | |
| 名人小団次めいじんこだんじ* | 一席物 | 舞台に出られず座頭に蹴り倒された若い役者が、その紅緒の草履を胸に修業を積む一席。 | |
| 名人昆寛めいじんこんかん岩本昆寛、腰元彫名人昆寛 | 一席物 | 催促無用と公言する腰元彫の名人が、子どもを遊ばせて写生し、八百両の値がつく小柄を彫る一席。 | |
| 百千鳥ももちどり | 一席物 | 賄賂ですり替えられた三味線の隠し銘が撥で暴かれ、名人の娘が報われる一席。 | |
| 陽明門の間違いようめいもんのまちがい* | 一席物 | 飛騨の名工に見いだされた甚五郎が、日光東照宮陽明門の造営で腕を認められる一方、妬んだ相手との争いで片腕を失い、左甚五郎と呼ばれるようになる話。 | |
| 出世譚7演目低い身分から身を立てるまでを読む話。 | |||
| 甲斐勇吉かいゆうきち桜屋梅吉、美妓と書生 | 一席物 | 女嫌いの書生と男嫌いの芸妓が、以前に一度だけ関わっていたと分かり結ばれる、明治の書生を主人公にした一席。 | |
| 三方目出鯛さんぽうめでたい陸奥間違い | 一席物 | 字の読めない下男が届け先を取り違え、仙台侯へ届いた借金の手紙が三方によい結末を生む一席。 | |
| 出世の富くじしゅっせのとみくじ富くじ一番当たり、無欲の出世 | 一席物 | 掏摸に遭った小僧へなけなしの金を渡した侍が、当たった千両を焼き捨てたことで取り立てられる一席。 | |
| 杉山和一苦心の管鍼すぎやまわいちくしんのくだばり杉山検校、本所の惣録屋敷 | 一席物 | 腕の上がらない盲目の弟子が、江の島で足に刺さった松葉から管鍼の法を思いつく一席。 | |
| 奉行と検校ぶぎょうとけんぎょう検校と町奉行、出世競べ | 一席物 | 中山道で出会った盲目の少年と侍の子が出世を競い、三十年後に検校と奉行として再会する一席。 | |
| 無筆の出世むひつのしゅっせ人の一心、松山伊予守 | 一席物 | 自分を斬ってよいと書かれた手紙を読み聞かされた中間が、学問を積んで大名にまで上る一席。 | |
| 柳田格之進やなぎだかくのしん碁盤割、柳田の堪忍袋 | 一席物 | 碁仲間の店で五十両の紛失の疑いをかけられた浪人が、身の証を立てたのち、罪は碁盤にあるとして碁盤を斬る一席。 | |
| 僧侶物1演目僧の話。 | |||
| 仏縁物語ぶつえんものがたり | 一席物 | 捨てられた子が僧となり、母の残した歌の上の句を説教のたびに詠んで母を捜し当てる一席。 | |
| 漫遊記1演目諸国をめぐる話。 | |||
| 弥次喜多道中記やじきたどうちゅうき | 連続物 | 駿河の没落商人弥次郎兵衛と居候の喜多八の二人が、江戸から東海道を経て上方や瀬戸内まで足を延ばし、失敗続きの珍道中を繰り広げる。 | |
| 幕末明治物6演目幕末から明治を舞台にした話。 | |||
| 恩愛親子餅おんあいおやこもち榎本武揚 | 一席物 | 牢に入れられた榎本武揚のもとへ、母が餅売りに姿を変えて会いに行く一席。 | |
| 恩義の柵おんぎのしがらみ銀行頭取殺し | 連続物 | 紙入れを盗んで自首した少年を引き取った銀行頭取が殺され、その少年に嫌疑がかかる一席。 | |
| 正直車夫しょうじきしゃふ* | 一席物 | 股引を質に入れていた車夫を巡査が助け、のちに職を失ったその巡査を車夫が引き取る一席。 | |
| 高野長英牢破りたかのちょうえいろうやぶり高野長英獄中記 | 一席物 | 鎖国政策に異を唱えて投獄された高野長英が、牢名主となって規則を改め、火事に乗じて牢を破る一席。 | |
| ピストル強盗清水定吉ぴすとるごうとうしみずさだきち清水定吉 | 一席物 | 按摩や職人に化けて押し入り、日本で最初の拳銃強盗犯として知られた清水定吉の一件を読む、新聞記事から起こした新講談。 | |
| 夜嵐お絹よあらしおきぬお絹と権十郎 | 一席物 | 役者に入れあげた妾が金貸しの旦那へ毒を盛る、明治初期の毒殺事件を扱う一席。 | |
| 文芸講談1演目小説をもとにした講談。明治以降に加わった。 | |||
| 海賊小町かいぞくこまち | 一席物 | 許嫁と偽った纏持ちを旗本に斬られた娘が、火消しに紛れて仇を討つ一席。 | |
| 新作4演目近年に作られた講談。 | |||
| 彼女の行方かのおんなのゆくえ | 一席物 | 刑事が見逃した女スリと、その後の人生で三度すれ違い、最後は三十五日と告げられる新作。 | |
| 曲馬団の女きょくばだんのおんな | 一席物 | 戦死した息子の許嫁と偽って香典を狙った女が、母親の情に触れて思いとどまる新作。 | |
| 生か死かせいかしか | 一席物 | 戦後、事業に失敗して死のうとした男が、電車で見かけた青年をきっかけに生き直す新作。 | |
| 瞼の母まぶたのはは番場の忠太郎 | 一席物 | 生き別れた母を捜して江戸へ来た渡世人が、名のりを拒まれ、目を閉じて中山道を去っていく一席。 | |

