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講談の演目

彼女の行方かのおんなのゆくえ

新作一席物情け盗み女の活躍江戸

刑事が見逃した女スリと、その後の人生で三度すれ違い、最後は三十五日と告げられる新作。

一席物(一話で完結する話)。系統は新作(近年に作られた講談。)

あらすじ

昭和2年(1927年)の春、池袋の映画館で女のスリが捕まる。映画館の従業員・松尾浪子で、病の床にある父のためにしたことであり初犯でもあったことから、関口刑事は強く諭して放免する。

五年後、湯河原の宿で剃刀を売りに来た浪子と再会する。右手の中指と人差し指がない。父の没後にスリと結婚したが相手が亡くなり、その世界と縁を切るために自分で切ったという。今は剃刀売りをすすめた大川というテキヤの親分と暮らしているという。

数年後、関口の兄夫婦が浅草で財布をすられると、そこへ浪子が現れて犯人を捕まえるのに力を貸す。明くる年、大森で飲み屋をしているという浪子を関口が訪ねると、そこにいたのは大川一人で、今日が浪子の三十五日だと教えられる。

成立と背景

昭和21年(1946年)に十二代目田辺南鶴がラジオで発表した新作講談。現在は孫弟子の田辺鶴遊が読んでいる。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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