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たびだち出発たびだちしゅっぱつ
佐賀から早稲田大学へ向かう場面を中心に、神田松之丞の家系に伝わる祖先の逸話を描いた新作。曾祖父の汽車に、曾祖母が自分の意思で乗り込んだという出来事が題材になっている。
一席物(一話で完結する話)。系統は新作(近年に作られた講談。)
あらすじ
神田松之丞の家系に伝わる出来事を題材にした新作である。曾祖父にあたる人物は佐賀の出身で、上京して早稲田大学に通うことになった。その上京の際に使った汽車に、のちに妻となる女性(曾祖母)が自分の判断で乗り込んだという逸話が下敷きになっている。曾祖父の名は古舘清太郎と伝わり、のちに出版社の春秋社を設立したという。
神田松之丞は、この曾祖母の行動がなければ自分の講談も現在にはつながっていなかった、と述べている。制作にあたっては家族や親戚への取材を重ねており、NHKからの依頼によって作られた作品である。
成立と背景
神田松之丞の新作。
神田松之丞から見て実の曾祖父母にあたる、古舘清太郎とその妻にまつわる逸話を題材にしている。
NHKからの依頼で作られた作品である。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談入門』神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二、河出書房新社、2018年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

