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「一席物」の演目形式のタグ
「一席物」のタグが付いた講談の演目は175席です。
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175演目(全322演目中)
| 演目 | 系統 | どんな話か | タグ |
|---|---|---|---|
| 軍談10演目合戦を読む。講談のもとになった種類。 | |||
| 青葉の笛あおばのふえ* | 一席物 | 一の谷の合戦で、笛の音に心を寄せていた源氏方の熊谷次郎直実が、討ち取った平家の若武者・平敦盛の鎧の中にその笛を見つける一席。 | |
| 荒大名の茶の湯あらだいみょうのちゃのゆ荒茶の湯、大名荒茶の湯 | 一席物 | 茶の湯を知らない七人の大名が、細川忠興の作法をまねようとして次々に失敗する一席。 | |
| 扇の的おうぎのまと*那須与一扇の的 | 一席物 | 源平による屋島の合戦で、平家方が海上に掲げた扇の的を、源氏方の弓の名手・那須与一が船の揺れに苦しみながらも馬上から射抜く一席。 | |
| 勧進帳かんじんちょう* | 一席物 | 山伏に姿を変えた義経一行が安宅の関にかかり、弁慶が白紙の巻物を勧進帳として読み上げて関を破る一席。 | |
| 真田の入城さなだのにゅうじょう* | 一席物 | 徳川方ににらまれながら高野山ふもとの九度山で隠れ住んだ真田幸村が、攻めてきた豊臣方の軍勢を退け、大坂城に入城するまでを描く一席。 | |
| 長短槍試合ちょうたんやりじあい | 一席物 | 長い槍と短い槍のどちらが有利かを織田信長の前で競う。稽古を積む相手に対し、木下藤吉郎は足軽をもてなすことから始める一席。 | |
| 日吉丸の誕生と矢矧橋ひよしまるのたんじょうとやはぎばし | 一席物 | 農民の子として生まれた日吉丸が家々を転々とした末に家を出て、矢矧橋で蜂須賀小六と出会い、後に松下嘉平次之綱に仕えて木下藤吉郎と名乗るまでの前半生を描く。 | |
| 本多出雲守の討死ほんだいずものかみのうちじに* | 一席物 | 酒癖の悪い武将・本多出雲守忠朝が、大坂夏の陣で決死隊を買って出て奮戦するが、真田幸村の影武者と酒を酌み交わした末に謀られ、討ち死にする一席。 | |
| 三方ヶ原軍記みかたがはらぐんき*三方ヶ原戦記 | 一席物 | 元亀三年(1572年)、三方ヶ原で武田信玄と徳川家康・織田信長の連合軍が戦った合戦を描く軍談で、多くの講釈師が最初に教わる演目とされる。 | |
| 湯水の行水ゆみずのぎょうずい | 一席物 | 仲の悪い二人の家来が、寒中の行水で湯と水を張り合い、三方ヶ原でともに討ち死にする一席。 | |
| 御記録物16演目大名家に伝わる記録や御家騒動。金襖物ともいう。 | |||
| 宇喜多秀家配所の月うきたひでいえはいしょのつき配所の月、八丈島物語、宇喜多秀家 | 一席物 | 八丈島に流された宇喜多秀家が、将軍へ運ぶ祝い酒を積んだ船の使者と出会い、月の下で一樽を傾ける一席。 | |
| 宇都宮釣り天井うつのみやつりてんじょう | 一席物 | 将軍の跡目争いから、宇都宮城主が日光参拝の宿の天井に仕掛けを施して将軍を圧殺しようと謀る一席。 | |
| 大田道灌おおたどうかん | 一席物 | 山吹の花の意味が分からず学問を恥じた太田道灌が、歌を学んで名高い歌詠みとなり、やがて暗殺されるまでを集めた一席。 | |
| 恩田杢おんだもく恩田木工 | 一席物 | 傾いた信州松代藩の財政を、家老の恩田杢が自らの暮らしを切り詰めるところから立て直していく一席。 | |
| 兜奇談かぶときだん新田義貞の兜 | 一席物 | 田から出た鉢を燈明皿として売り買いした先で、毎夜同じ夢を見る。鑑定すると新田義貞の兜だった一席。 | |
| 亀甲縞大売り出しきっこうじまおおうりだし亀甲縞 | 一席物 | 不作に苦しむ伊勢津藩が名産の綿を織物に仕立て、芝居を使った売り出しで藩の財政を立て直す一席。 | |
| 麹町三軒家の由来こうじまちさんげんやのゆらい大久保玄蕃 | 一席物 | 拝領した屋敷の完成祝いの席で、大工たちの不平を聞いた大久保玄蕃が、屋敷を削って三軒の店を出させる一席。 | |
| 魚屋本多さかなやほんだ | 一席物 | 屋敷の窓から見下ろした魚売りの持つ水呑みに見覚えがあり、それが自分の子だと分かる一席。 | |
| 鈴木久三郎鯉のご意見すずききゅうざぶろうこいのごいけん | 一席物 | 水鳥を捕った足軽が牢に入れられたのを見た家臣が、信長から贈られた鯉を食べて家康を諫める一席。 | |
| 玉川上水の由来たまがわじょうすいのゆらい松の市 | 一席物 | 上水工事の金が尽きた庄右衛門を、按摩の松の市が長年ためた三百両で救う一席。 | |
| 裸川の由来はだかがわのゆらい | 一席物 | 川へ落とした銭を人足に探させた青砥藤綱の一件から、滑川が裸川と呼ばれるようになる一席。 | |
| 馬場の大盃ばばのおおさかずき出世の大盃、出世の盃 | 一席物 | 下戸の家中に代わって酒の相手をした中間が、額の傷をたずねられ、かつて敵味方だった相手に身の上を明かす一席。 | |
| 細川の血達磨ほそかわのちだるま大川友右衛門、血染めの御朱印 | 一席物 | 火事の蔵から出られないと悟った侍が、腹を切って家宝を腹の中に収めて守り抜く一席。 | |
| 名月若松城めいげつわかまつじょう西村権四郎 | 一席物 | 命を救った手柄を認められなかった家来が相撲で主君を投げて城を去り、名月の夜に戻る一席。 | |
| 依田孫四郎下郎の忠節よだまごしろうげろうのちゅうせつ | 一席物 | 城中へ女を連れ込んで処刑されるはずの家来を、下郎の願いを受けた鬼作左が逃がす一席。 | |
| わんぱく竹千代わんぱくたけちよ幼き日の家光と信綱、春日局家光養育 | 一席物 | わんぱくな竹千代が挨拶の言葉を覚えられず正直に告げたことで、家康に世継ぎとして認められる一席。 | |
| 赤穂義士伝27演目赤穂浪士の討ち入りにまつわる話。本伝・銘々伝・外伝に分かれる。 | |||
| 赤垣源蔵徳利の別れあかがきげんぞうとっくりのわかれ | 一席物 | 酒乱を装い敵の目を欺いていた赤穂浪士の赤垣源蔵が、討ち入り前夜、留守の兄の屋敷に上がり込み、紋服を相手に独り酒を交わして別れを告げる一席。 | |
| 赤垣のかぼちゃ娘あかがきのかぼちゃむすめ赤垣源蔵婿入り | 一席物 | 武芸のできる不器量な娘おとくが、花見で助けてくれた若侍に恋をし、婿に迎えるまでの一席。 | |
| 天野屋利兵衛あまのやりへえ | 一席物 | 討ち入りの道具をそろえた堺の商人天野屋利兵衛が、大坂町奉行の厳しい詮議にも頼み手の名を明かさず耐え抜く一席。 | |
| 荒川十太夫あらかわじゅうだゆう* | 一席物 | 堀部安兵衛の介錯人となった荒川十太夫が、軽輩の身を偽って名乗った負い目から毎年墓前に詫び続け、後に真実を明かして出世する一席。 | |
| 宇都宮重兵衛うつのみやじゅうべえ村上喜剣 | 一席物 | 大石内蔵助を敬っていた薩摩の武士が、錆びた刀を見て失望し、酔い伏す内蔵助を足蹴にする一席。 | |
| 大高源吾おおたかげんご | 一席物 | 吉良邸討ち入り当日、すす竹売りに変装した大高源吾が、両国橋で俳諧仲間の宝井其角と偶然に会い、句を交わして討ち入り決行の意を託す。 | |
| 岡野金右衛門おかのきんえもん恋の絵図面、岡野金右衛門恋の絵図面取り | 一席物 | 吉良邸の様子を探る浪士が、屋敷の普請にあたった大工の娘に近づき、絵図面を手に入れる一席。 | |
| 小田小右衛門おだこえもん織田小右衛門 | 一席物 | 大石内蔵助の介錯を務めた足軽が、身分を偽ったことを悔い、内職で金を貯めて墓前に詫び続ける一席。 | |
| 梶川与惣兵衛かじかわよそべえ梶川の屏風回し | 一席物 | 松の廊下で浅野内匠頭を抱き止めた旗本が、加増の礼に回った先々で同じ屏風を見せられる一席。 | |
| 勝田新左衛門かつたしんざえもん | 一席物 | 牛込の公儀与力大竹重兵衛の婿となった勝田新左衛門が仇討ちに加わらないことを重兵衛が責めるが、討ち入りの報に義士の中にその名を見つけて悔いる。 | |
| 神崎の詫び証文かんざきのわびしょうもん* | 一席物 | 赤穂を発って江戸へ下る途中の神崎与五郎が、浜松宿で酔った馬方に絡まれて侮辱され、事を荒立てぬよう詫び証文を書いて堪え忍ぶ一席。 | |
| 倉橋伝助くらはしでんすけ | 一席物 | 勘当された大目付の息子が、身分を隠して浅野家に足軽として住み込み、父との対面を果たす一席。 | |
| 雪江茶入れせっこうちゃいれ天野屋の義侠、天野屋利兵衛雪江茶入れ | 一席物 | 浅野家の宝物が見当たらなくなり、出入りの商人が身に覚えのない盗みを引き受ける一席。 | |
| 俵星玄蕃たわらぼしげんば杉野十平次、杉野十平次と俵星玄蕃 | 一席物 | 夜鷹蕎麦屋に化けた浪士の正体を見抜いた槍の使い手が、討ち入りの夜に両国橋で助勢する一席。 | |
| 千葉の槍ちばのやり千馬三郎兵衛 | 一席物 | 宿を間違えた槍持ちのために先祖伝来の槍を取り上げられた侍が、その槍で無体な相手を突く一席。 | |
| 忠僕元助ちゅうぼくもとすけ* | 一席物 | 討ち入り前夜、片岡源五右衛門に暇を出されかけた下僕の元助が、事情を知って三義士を送り出し、後年その菩提を弔う一席。 | |
| 富森助右衛門とみのもりすけえもん | 一席物 | 小間物の行商で吉良邸に出入りするようになった浪士が、女中に化けていた味方から秘密の書を受け取る一席。 | |
| 南部坂雪の別れなんぶざかゆきのわかれ*南部坂 | 一席物 | 討ち入り前夜、大石内蔵助が浅野内匠頭の未亡人のもとを訪ね、真意を明かせぬまま偽りの暇乞いを告げて雪の坂を去る一席。 | |
| 間十次郎はざまじゅうじろう | 一席物 | 貧しさのなか子を手にかけようとした妻のもとへ、討ち入りを控えた浪士が戻る一席。 | |
| 三村の薪割りみむらのまきわり薪割り | 一席物 | 薪割り屋に身をやつした浪士が、刀研ぎの名人と縁を結び、看板の字を書き残していく一席。 | |
| 安兵衛駆け付けやすべえかけつけ* | 一席物 | 越後新発田生まれで念流の達人、酒豪としても知られる中山安兵衛が、おじ菅野六郎右衛門の果たし合いの急を知り、高田馬場へ駆け付けて奮戦する。 | |
| 安兵衛婿入りやすべえむこいり* | 一席物 | 婿探しに苦心する堀部弥兵衛が、高田馬場の助太刀で名を知られた浪人中山安兵衛に目を付け、口説き落として婿に迎える一席。 | |
| 矢頭右衛門七やとうえもしち右衛門七母の自害、最後の大評定 | 一席物 | 赤穂城の大評定で殉死を申し出た十六歳の少年と、その覚悟を支えて自ら命を絶つ母を読む一席。 | |
| 槍の前原やりのまえはら | 一席物 | 漁で槍術を身につけた男が、水汲み中間として浅野家に入り、主人の仇を槍で討って士分に取り立てられる一席。 | |
| 幽霊退治ゆうれいたいじ | 一席物 | 刀の試し斬りに執着する不破数右衛門が、物乞いを脅し、死者の墓を暴いて死体を斬るなどの行動を重ねながらも赤穂浪士に加わる一席。 | |
| 横川勘平よこかわかんぺい横川勘平の一番槍 | 一席物 | 養子に迎えられた浪士が、討ち入りに加わるために遊びを装って愛想を尽かされようとする一席。 | |
| 和久半太夫わくはんだゆう | 一席物 | 父の仇を討った男が道場を開き、化け物退治で評判を上げて上杉家に仕え、吉良方として討ち入りに斃れる一席。 | |
| 世話物18演目町の人々の暮らしと事件を描く。白浪物・侠客物・三尺物などはこの中の分けかた。 | |||
| 梅川忠兵衛うめがわちゅうべえ恋飛脚大和往来、冥途の飛脚 | 一席物 | 大坂の飛脚問屋の主人が、遊女梅川の親の仇討ちの助太刀をする一席。芝居とは筋立てが異なる。 | |
| 浦里時次郎うらさとときじろう明烏 | 一席物 | 吉原の浦里と真面目な若旦那時次郎が、親に許されず大川へ身を投げる一席。 | |
| 延命院えんめいいん因果小町、実録延命院、蓮華往生 | 一席物 | 谷中延命院の美貌の住職と、寺に入り込んだ男が起こした女犯事件を扱う一席。 | |
| お竹如来おたけにょらい | 一席物 | 江戸大伝馬町の宿屋で働く女中お竹が、物乞いに施しを続け、大日如来の化身と評判になる一席。 | |
| 五平菩薩ごへいぼさつ五平菩薩浅間山噴火余聞 | 一席物 | 浅間山の噴火で水の出なくなった村で、父の跡を継いだ五平が井戸を掘り当てるまでを読む一席。 | |
| 紺屋高尾こんやたかお | 一席物 | 花魁道中の高尾太夫に恋わずらいをした染物職人が、三年働いて金を貯め、身分を偽って会いに行く一席。 | |
| 蘇生奇談そせいきだん蘇生の五兵衛、蘇生の三蔵 | 一席物 | 大食いの賭けで焼酎を飲み干して死んだ男が、棺の中で息を吹き返し、女房の間男を暴く一席。 | |
| 徂徠豆腐そらいどうふ*出世豆腐 | 一席物 | 貧しい暮らしの中で学問を続ける荻生徂徠に、豆腐屋の七兵衛が代金を求めず施しを続け、のちに徂徠の出世を機に大きな形で報われる一席。 | |
| 大名花屋だいみょうはなや | 一席物 | 火事で身代を失った花屋の一家を支えた飯炊きの伝助が、実は大名の子だったと分かる一席。 | |
| 宝の入船たからのいりふね*紀伊國屋文左衛門、紀伊國屋文左衛門 宝の入船 | 一席物 | 難船と借金で先代を失った紀伊國屋文左衛門の跡取りが、荒れる海を渡ってみかんを江戸へ運び、大金を手にして紀文大尽と呼ばれるようになる一席。 | |
| 壺坂霊験記つぼさかれいげんきお里沢市 | 一席物 | 目の見えない沢市と、その快癒を三年間祈り続けた妻お里が、壺坂寺の谷へ身を投げる一席。 | |
| は組小町はぐみこまち紅蓮の纏 | 一席物 | 夫を火事場で見殺しにされた娘が、纏持ちに姿を変えて屋根に上り、相手を火の中へ落とす一席。 | |
| 般若の面はんにゃのめん面の餅 | 一席物 | おかめの面を般若とすり替えられた奉公人の娘が、家へ走る道中で博打の見張りを追い払う一席。 | |
| 振袖火事ふりそでかじ振袖火事の由来、明暦三人娘 | 一席物 | 同じ振袖を手にした娘が三人続けて同じ日に亡くなり、焼き捨てようとした火が江戸市中に燃え広がる一席。 | |
| 細川の茶碗屋敷ほそかわのちゃわんやしき茶碗屋敷、細川茶碗屋敷の由来 | 一席物 | 仏像から出た五十両を、売った側と買った側が互いに受け取ろうとせず、汚い茶碗が縁を結ぶ一席。 | |
| 本間の革財布ほんまのかわざいふ | 一席物 | 落ちていた大金を父の言いつけどおりに扱った出羽酒田の本間家が、その革財布を先祖として仏壇に祀る一席。 | |
| 招き猫の由来まねきねこのゆらいお福猫 | 一席物 | 船宿の猫が小判をくわえて出入りの魚屋へ運び、そのために殺される。埋葬した魚屋がのちに出世する一席。 | |
| 八百屋お七やおやおしち | 一席物 | 大火で避難した寺で寺小姓と恋仲になった八百屋の娘が、火事があればまた会えるとそそのかされて火を放つ一席。 | |
| 白浪物3演目泥棒の話。 | |||
| 小猿七之助こざるしちのすけ | 一席物 | 文化文政の頃、一人の船頭に一人の芸者という禁を破って舟に乗ったお滝が、七之助と共に助けた男の死をきっかけに、実の親をかばう七之助と深い仲になっていく話。 | |
| 青龍刀権次せいりゅうとうごんじ* | 一席物 | 背中の彫り物から青龍刀権次と呼ばれる男が、芸者殺しの侍を金で見逃した過去を抱え、幕末から明治にかけてその相手にゆすりを仕掛けては裏切られ、ついに盗賊となる話。 | |
| 明治女天一坊めいじおんなてんいちぼう女天一坊、爆裂お玉、福富別邸 | 一席物 | 生き別れの令嬢だと名のらせて侯爵家の財産を狙う、三人の盗賊の企てを読む白浪物。 | |
| 侠客物2演目人入れ稼業・元締めの話。 | |||
| 芝居の喧嘩しばいのけんか* | 一席物 | 幡随院長兵衛の配下である町奴たちが芝居見物中に起こした些細ないざこざから、旗本奴の一派までも巻き込む大規模な喧嘩騒ぎへと発展していく話。 | |
| 違袖の音吉たがそでのおときち* | 一席物 | 魚屋の悴で喧嘩っ早い少年音吉が、祭りの日にぶつかった上方の大親分源平衛に刃物で斬りかかり、返り討ちに遭った末にその子分となる話。 | |
| 三尺物1演目博打打ち(渡世人)の話。 | |||
| 忠治山形屋ちゅうじやまがたや* | 一席物 | 雨宿りの辻堂で、娘を売った父親弥五右衛門の事情を耳にした侠客国定忠治が、変装して相手の元締めを訪ね、金と娘を取り戻して村へ帰す話。 | |
| お裁き物5演目奉行の裁きを読む。政談ともいう。 | |||
| 網代問答あじろもんどう | 一席物 | 徳川吉宗の落胤を騙る天一坊が江戸南町奉行大岡越前守の尋問を受け、軍師山内伊賀亮の弁舌によって言い負かされるまでを描く一席。 | |
| 黒雲お辰くろくもおたつ夢の浮橋 | 一席物 | 旅の金を盗られて身を投げようとした男を、スリのお辰が助ける。十年後、その一件がお辰の命を救う一席。 | |
| 小西屋政談こにしやせいだん小西屋騒動、薬種屋政談 | 一席物 | 娘に横恋慕した家主が、医者の兄と組んで病持ちだという噂を仕組み、縁談を壊そうとする政談。 | |
| 浪花のお辰なにわのおたつ | 一席物 | 強請りに来た昔の仲間を斬った刀屋の後妻が、刀身の曇りから足がついて白状する一席。 | |
| 万両婿まんりょうむこ小間物屋政談 | 一席物 | 箱根で行き倒れの同業者若狭屋甚兵衛を助けた小間物屋小四郎が、身元を取り違えられて死んだことにされ、大岡越前の裁きで別人として大店に婿入りする話。 | |
| 武芸物14演目剣豪・武芸者の話。 | |||
| 小野治郎右衛門おのじろうえもん | 一席物 | 一刀斎の二人の弟子が極意をかけて争い、書を奪って逃げた兄弟子を追う一席。 | |
| 海賊退治かいぞくたいじ* | 一席物 | 肥後熊本へ向かう途上、瀬戸内海で大船風早丸が海賊に襲われ、乗り合わせた紀州浪人笹野権三郎が海賊の頭目を討ち果たす一席。 | |
| 黒田武士くろだぶし* | 一席物 | 秀吉の天下統一の頃、福岡藩士母里太兵衛が使者として赴いた広島で、大盃の酒を飲み干した末に家宝の槍日本号を求め、持ち帰る一席。 | |
| 島田虎之助しまだとらのすけ | 一席物 | 他流試合で引き分けにされた意味が分からず腹を立てた剣客が、老武士に打ちのめされて入門する一席。 | |
| 出世の春駒しゅっせのはるごま愛宕山梅花の誉れ、出世の階段 | 一席物 | 馬術の達人曲垣平九郎が、将軍徳川家光の命により、他の武士が失敗し命を落とした愛宕山の急な石段を馬で登り降りし、梅の枝を手折って褒美を得る一席。 | |
| 出世馬喰しゅっせばくろう加藤孫六 | 一席物 | 馬喰のもとで育った浪人の子が、十一頭の馬を引いて織田家を訪ね、名馬の見分で身を立てる一席。 | |
| 隅田川乗っ切りすみだがわのっきり阿部の水馬 | 一席物 | 剣でも歌でも将軍に勝ってしまい疎まれた旗本が、増水した隅田川を馬で渡って認められる一席。 | |
| 仙台の鬼夫婦せんだいのおにふうふ井伊直人、烈女井伊お定 | 一席物 | 賭け事に身を持ち崩した伊達家家臣・井伊直人が、妻おさだとの剣術勝負に負けて8年の修行に旅立つ。勝負には妻の実家が抱える恩義が隠されていた。 | |
| 曲垣と度々平まがきとどどへい* | 一席物 | 馬術の達人曲垣が、百姓と称して現れた度々平を剣の心得ありと見て召し抱えたのち、度々平が起こした喧嘩のために禄を返上し、共に浪人となる一席。 | |
| 真柄のお秀まがらのおひで太郎大刀 | 一席物 | 大女を嫁にと望んだ侍が化粧顔に驚いて逃げ出し、殿へ訴え出た当人と夫婦になる一席。 | |
| 無心は強いむしんはつよい山本南龍軒 | 一席物 | 剣の心得がない祭文語りが、負けたら謝ればよいという知恵で道場破りを重ね、名人に無心の強みを見せる一席。 | |
| 山内一豊の妻やまのうちかずとよのつま出世の馬揃え、山内一豊出世の馬揃え | 一席物 | 貧しい侍が名馬を買えずに帰ると、妻が鏡の裏に隠していた金を差し出す。その馬で信長の馬揃えに出て認められる一席。 | |
| 槍持甚兵衛やりもちじんべえ | 一席物 | 家宝の大槍のために人が死んでいくのを止めようと、槍持ちが覚悟のうえで槍を二つに折る一席。 | |
| 和田平助わだへいすけ | 一席物 | 水戸光圀の覚えめでたい居合術の達人和田平助が、嫉妬した花房平太夫の仕掛けた勝負を切り抜け、帰り道の鉄砲での襲撃も退ける一席。 | |
| 力士伝7演目相撲取りの話。 | |||
| 明石志賀之助あかししがのすけ山内鹿之助 | 一席物 | 生まれつきの怪力だった侍の子が、相撲興行での勝負をきっかけに力士となり、初代横綱に上りつめる一席。 | |
| 阿武松緑之助おうのまつみどりのすけ阿武松 | 一席物 | 大飯食らいのために相撲部屋を出された若者が、大食を認めてくれる親方に拾われ、横綱にまで上る一席。 | |
| 鬼面山谷五郎きめんざんたにごろう | 一席物 | 大飯食らいゆえに奉公先を追われた若者が、大関阿武松に弟子入りし、十三代目横綱にまで上る一席。 | |
| 越の海こしのうみ* | 一席物 | のちに越の海と名乗ることになる勇造は、小柄な体つきで柏戸に弟子入りし、谷風・雷電との稽古相撲を経て、やがて小結にまで出世していく一席。 | |
| 谷風の情け相撲たにかぜのなさけずもう | 一席物 | 横綱谷風梶之助が、病の両親の看病で負け続ける十両力士佐野山のもとを密かに訪ねて金を与え、自らの引退を盾に対戦を組ませる一番。 | |
| 橋場の長吉はしばのちょうきち* | 一席物 | 谷風の土俵入りの行く手を横切ったために投げ飛ばされ、恥をかいたやくざ者の橋場の長吉が、仇討ちに向かった末に谷風と義兄弟の契りを結ぶ一席。 | |
| 雷電の初土俵らいでんのはつどひょう | 一席物 | 明和四年生まれの為五郎が江戸の相撲部屋に入門し、四代目横綱谷風の弟子となったのち、雷電の名で幕内の土俵に初めて上がる一席。 | |
| 怪談物10演目幽霊や化け物が出る話。 | |||
| 有馬の猫騒動ありまのねこそうどう小野川怪猫伝、小野川真実録 | 一席物 | いじめ抜かれて自害した愛妾の飼い猫が化けて人を襲い、力士の小野川喜三郎が退治する怪談。 | |
| お紺殺しおこんごろし* | 一席物 | 絹商人が、自らのために病んで別れた女房を手にかけ、殺したはずの女房に祟られて命を落とす一席。「吉原百人斬り」からの抜き読みとされる。 | |
| 小幡小平次おばたこへいじ* | 一席物 | 旅先で小平次を手にかけ、その後妻おちかと結ばれようとした太九郎が、殺したはずの小平次の幽霊に行く先々で苦しめられていく一席。 | |
| お札はがしおふだはがし* | 一席物 | 旗本の娘お露の幽霊に夜ごと通われた浪人・萩原新三郎が、金に目がくらんだ長屋の夫婦に魔よけの札をはがされ、命を落とす一席。 | |
| 鈴の音すずのね | 一席物 | 後添えを迎えないという約束を破った侍のもとへ、棺に入れた鈴を鳴らして先妻が現れる怪談。 | |
| 宗悦殺しそうえつごろし* | 一席物 | 貸金の督促に訪れた鍼医の宗悦を斬り殺した旗本が、一年後、死んだはずの宗悦の姿を見る一席。三遊亭圓朝「真景累ヶ淵」の序章にあたる。 | |
| 乳房榎ちぶさのえのき*重信殺し | 一席物 | 絵師が弟子と自分の妻の密通によって命を落とし、死後もなお未完の天井画を仕上げる姿を見せる一席。演じられるのは重信殺しまでの前半部分がほとんど。 | |
| 鍋島の猫騒動なべしまのねこそうどう*佐賀の夜桜、佐賀の怪猫、鍋島猫騒動 | 一席物 | 佐賀藩鍋島家で、殿の勘気を受けて手討ちにされた又七郎の恨みを、母の自害によって黒猫が引き継ぐ一席。「佐賀の夜桜」とも呼ばれる。 | |
| 番町皿屋敷ばんちょうさらやしき* | 一席物 | 江戸麹町の旗本屋敷に仕える女中お菊が、家宝の皿を1枚失くしたという濡れ衣を着せられて命を落とし、亡霊となって皿を数え続ける一席。 | |
| 牡丹燈記ぼたんとうき | 一席物 | 牡丹の燈籠を提げた美女に通われた男が、その正体を知らされてもなお引き寄せられていく怪談。 | |
| 芸道物20演目役者や芸人の話。役者伝ともいう。 | |||
| 石川一夢いしかわいちむ種本一百両 | 一席物 | 十八番の『佐倉義民伝』の種本を質に入れてしまった講釈師を、客が金を出し合って救う、講釈師を主人公にした一席。 | |
| 伊豆の長八いずのちょうはち | 一席物 | 漆喰細工に生涯をかけた左官職人・入江長八の一代を読む、創作の講談。 | |
| 応挙の幽霊画おうきょのゆうれいが応挙の幽霊 | 一席物 | 円山応挙が、修業時代に出会って死なせた花魁の姿を幽霊画に描く。その絵が縁で、花魁の素性が明らかになる一席。 | |
| 狩野探幽かのうたんゆう大津屋の置土産、遠見の山、探幽の屏風 | 一席物 | 宿を追い返されかけた若い絵師が、夜のうちに金屏風へ山水を描く。落ちた墨がそのまま遠山になる一席。 | |
| 勘当の名笛かんどうのめいてき | 一席物 | 稽古嫌いで勘当された能の笛の家元の息子が、寺にこもって稽古を重ね、天人と噂されるほどの音を出す一席。 | |
| 秋色桜しゅうしきざくら | 一席物 | 俳諧の宗匠其角に才能を見いだされた7歳の娘お秋が、宮様の御前でも動じずに句を詠み、名を上げてからも父を思う気持ちを失わない。 | |
| 団十郎と馬の足だんじゅうろうとうまのあし | 一席物 | 馬の後ろ足しか役をもらえない役者が、初めて客席から声をかけられて跳ね上がってしまう一席。 | |
| 鼓ヶ滝つづみがたき* | 一席物 | 鼓ヶ滝で己の歌に慢心していた西行法師が、山中の民家で出会った老夫婦と孫娘に歌を直され、三人の正体が和歌三神だったと知る話。 | |
| 吃の又平どものまたへい吃又 | 一席物 | 口のきけない絵師の又平が、大津絵で身を立てながらも大きな仕事を断られ、死のうとしたことで口がきけるようになる一席。 | |
| 中村仲蔵なかむらなかぞう* | 一席物 | 家柄も後ろ盾もない下回り役者中村仲蔵が、『忠臣蔵』五段目の斧定九郎役に工夫を凝らし、雨宿りで見た貧しい旗本の姿からヒントを得て新しい演出に挑む話。 | |
| 肉付きの面にくづきのめん観世肉付の面、名工観世の面 | 一席物 | 卑しいところがあるとして面を割られた面打ちが自ら命を絶ち、その息子が打った面が外れなくなる一席。 | |
| 浜野矩随はまののりゆき | 一席物 | 不器用な二代目が母のために観音を彫り上げ、その裏で母が命を絶つ一席。 | |
| 北斎と文晁ほくさいとぶんちょう | 一席物 | 散らかった長屋で名優と口論になった葛飾北斎を、友人の谷文晁が取り持ち、絵を売った金で救う一席。 | |
| 名医と名優めいいとめいゆう*男の花道 | 一席物 | 旅先で目の病を治してもらった役者が、恩人の危機を知って舞台を空け、客席の許しを得て駆けつける一席。 | |
| 名人小団次めいじんこだんじ* | 一席物 | 舞台に出られず座頭に蹴り倒された若い役者が、その紅緒の草履を胸に修業を積む一席。 | |
| 名人昆寛めいじんこんかん岩本昆寛、腰元彫名人昆寛 | 一席物 | 催促無用と公言する腰元彫の名人が、子どもを遊ばせて写生し、八百両の値がつく小柄を彫る一席。 | |
| 百千鳥ももちどり | 一席物 | 賄賂ですり替えられた三味線の隠し銘が撥で暴かれ、名人の娘が報われる一席。 | |
| 陽明門の間違いようめいもんのまちがい* | 一席物 | 飛騨の名工に見いだされた甚五郎が、日光東照宮陽明門の造営で腕を認められる一方、妬んだ相手との争いで片腕を失い、左甚五郎と呼ばれるようになる話。 | |
| 淀五郎よどごろう沢村淀五郎 | 一席物 | 忠臣蔵の稽古で判官役に抜擢された下回りの沢村淀五郎が、由良之助役の団蔵に認められない屈辱を味わった末、中村仲蔵の指導を受けて役者として成長していく話。 | |
| 呂昇物語ろしょうものがたり豊竹呂昇 | 一席物 | 見逃した巾着切りに命を救われた女義太夫が、子を母に預けて大坂へ渡り、名を成すまでの一席。 | |
| 出世譚10演目低い身分から身を立てるまでを読む話。 | |||
| 近江聖人おうみせいじん中江藤樹、近江聖人中江藤樹 | 一席物 | 母のあかぎれを案じて百里の道を歩いた少年が、母に追い返されて学問に励み、近江聖人と呼ばれるまでになる一席。 | |
| 甲斐勇吉かいゆうきち桜屋梅吉、美妓と書生 | 一席物 | 女嫌いの書生と男嫌いの芸妓が、以前に一度だけ関わっていたと分かり結ばれる、明治の書生を主人公にした一席。 | |
| 沢村才八郎さわむらさいはちろう | 一席物 | 普請の弁当に砂ぼこりを立てた家老親子を堀へ投げ込んだ足軽が、拾った手紙から謀反を暴く一席。 | |
| 三方目出鯛さんぽうめでたい陸奥間違い | 一席物 | 字の読めない下男が届け先を取り違え、仙台侯へ届いた借金の手紙が三方によい結末を生む一席。 | |
| 出世の白餅しゅっせのしろもち意地っ張り五千石、藤堂高虎、出世高虎 | 一席物 | 宿の主人が出世払いで白餅と路銀を用立てた二人の若者が、のちに大名と家老になって恩を返す一席。 | |
| 出世の富くじしゅっせのとみくじ富くじ一番当たり、無欲の出世 | 一席物 | 掏摸に遭った小僧へなけなしの金を渡した侍が、当たった千両を焼き捨てたことで取り立てられる一席。 | |
| 杉山和一苦心の管鍼すぎやまわいちくしんのくだばり杉山検校、本所の惣録屋敷 | 一席物 | 腕の上がらない盲目の弟子が、江の島で足に刺さった松葉から管鍼の法を思いつく一席。 | |
| 奉行と検校ぶぎょうとけんぎょう検校と町奉行、出世競べ | 一席物 | 中山道で出会った盲目の少年と侍の子が出世を競い、三十年後に検校と奉行として再会する一席。 | |
| 無筆の出世むひつのしゅっせ人の一心、松山伊予守 | 一席物 | 自分を斬ってよいと書かれた手紙を読み聞かされた中間が、学問を積んで大名にまで上る一席。 | |
| 柳田格之進やなぎだかくのしん碁盤割、柳田の堪忍袋 | 一席物 | 碁仲間の店で五十両の紛失の疑いをかけられた浪人が、身の証を立てたのち、罪は碁盤にあるとして碁盤を斬る一席。 | |
| 名刀伝2演目刀と刀工の話。 | |||
| 姨捨正宗おばすてまさむね | 一席物 | 鈍らの刀へ酒の勢いで極書を書いてしまった本阿弥光悦が、鞘に歌を書き足して去る一席。 | |
| 正宗の婿選びまさむねのむこえらび* | 一席物 | 相州鎌倉の刀匠正宗が、婿の座をかけて門弟三人に刀を鍛えさせて競わせ、最も鋭い刀を鍛えた村正を、殺気を宿す妖刀だとして退ける話。 | |
| 僧侶物4演目僧の話。 | |||
| 雲居禅師うんごぜんじ | 一席物 | 伊達政宗に理不尽な仕打ちを受けた草履取りが城を出て高僧となり、のちに政宗を迎える立場で再会する一席。 | |
| 白隠禅師はくいんぜんじ* | 一席物 | 娘が産んだ子の父と名指しされた白隠が、弁解せずに赤ん坊を引き受け、乳をもらって歩く一席。 | |
| 仏縁物語ぶつえんものがたり | 一席物 | 捨てられた子が僧となり、母の残した歌の上の句を説教のたびに詠んで母を捜し当てる一席。 | |
| 良弁杉りょうべんすぎ良弁杉の由来 | 一席物 | 二歳で大鷲にさらわれた子が東大寺の別当となり、五十年ののちに母と再会する一席。 | |
| 漫遊記1演目諸国をめぐる話。 | |||
| 鉢の木はちのき*佐野源左衛門駆け付け | 一席物 | 零落した武士佐野源左衛門常世が、雪の夜に一夜の宿を貸した旅の僧との約束どおり、鎌倉からの緊急の召集にいち早く駆け付け、恩賞を得る話。 | |
| 幕末明治物10演目幕末から明治を舞台にした話。 | |||
| 英国密航えいこくみっこう | 一席物 | 長州藩が西洋の技術を学ばせるため、五人の若い藩士を密かにイギリスへ送り出す一席。のちに長州ファイブと呼ばれる。 | |
| 恩愛親子餅おんあいおやこもち榎本武揚 | 一席物 | 牢に入れられた榎本武揚のもとへ、母が餅売りに姿を変えて会いに行く一席。 | |
| 岩亀楼亀遊がんきろうきゆう | 一席物 | 横浜の遊廓に移された遊女亀遊が、外国人の客を取らされることになり、辞世を残して自ら命を絶つ一席。 | |
| 正直車夫しょうじきしゃふ* | 一席物 | 股引を質に入れていた車夫を巡査が助け、のちに職を失ったその巡査を車夫が引き取る一席。 | |
| 水府小町すいふこまち烈女お高 | 一席物 | 身分違いの縁で勘当された水戸の娘おたかが、桜田門外へ向かう夫を送り出す一席。 | |
| 高野長英牢破りたかのちょうえいろうやぶり高野長英獄中記 | 一席物 | 鎖国政策に異を唱えて投獄された高野長英が、牢名主となって規則を改め、火事に乗じて牢を破る一席。 | |
| 中江兆民なかえちょうみん | 一席物 | ルソーを訳して東洋のルソーと呼ばれた中江兆民が、衆議院に幻滅して議員を辞めるまでの一席。 | |
| 波布娘はぶむすめ沖縄波布娘 | 一席物 | 沖縄から鹿児島へ連れて行かれた女が、盗賊と密会を重ね、蛇を漬けた酒で金持ちを殺していたと露見する一席。 | |
| ピストル強盗清水定吉ぴすとるごうとうしみずさだきち清水定吉 | 一席物 | 按摩や職人に化けて押し入り、日本で最初の拳銃強盗犯として知られた清水定吉の一件を読む、新聞記事から起こした新講談。 | |
| 夜嵐お絹よあらしおきぬお絹と権十郎 | 一席物 | 役者に入れあげた妾が金貸しの旦那へ毒を盛る、明治初期の毒殺事件を扱う一席。 | |
| 文芸講談3演目小説をもとにした講談。明治以降に加わった。 | |||
| 青の洞門あおのどうもん恩讐の彼方に | 一席物 | 主人を殺して逃げた男が僧となり、難所の岩山を掘り抜く。そこへ討たれた主人の遺児が仇を求めて現れる一席。 | |
| 刺青奇偶いれずみちょうはん | 一席物 | 博打をやめられない夫の腕に、病の妻がさいころの刺青を入れる。その腕で夫が一世一代の勝負に臨む一席。 | |
| 海賊小町かいぞくこまち | 一席物 | 許嫁と偽った纏持ちを旗本に斬られた娘が、火消しに紛れて仇を討つ一席。 | |
| 新作12演目近年に作られた講談。 | |||
| 王将おうしょう | 一席物 | 明治から昭和にかけて実在した将棋指し・坂田三吉の半生を読む新作。 | |
| 彼女の行方かのおんなのゆくえ | 一席物 | 刑事が見逃した女スリと、その後の人生で三度すれ違い、最後は三十五日と告げられる新作。 | |
| カルメンかるめん | 一席物 | オペラ『カルメン』を講談に移した新作。スペインのタバコ工場の女工と、彼女に溺れる衛兵の破局を読む。 | |
| 曲馬団の女きょくばだんのおんな | 一席物 | 戦死した息子の許嫁と偽って香典を狙った女が、母親の情に触れて思いとどまる新作。 | |
| しゅうまいしゅうまい* | 一席物 | しゅうまいという名前をからかわれる小学生が父親に悩みを打ち明け、名前に込めた意味を教えられる新作講談。客の年賀状がきっかけで作られた。 | |
| 白ガッテン黒ガッテンしろがってんくろがってん* | 一席物 | 現代の落語界を代表するとされる架空の某師匠が、弟子を手にかける場面を起点に悪事を重ねていくフィクション新作。「ガッテンしていただけましたか」という決まり文句とともに展開する。 | |
| 生か死かせいかしか | 一席物 | 戦後、事業に失敗して死のうとした男が、電車で見かけた青年をきっかけに生き直す新作。 | |
| たびだち出発たびだちしゅっぱつ* | 一席物 | 佐賀から早稲田大学へ向かう場面を中心に、神田松之丞の家系に伝わる祖先の逸話を描いた新作。曾祖父の汽車に、曾祖母が自分の意思で乗り込んだという出来事が題材になっている。 | |
| 西の天狗にしのてんぐ* | 一席物 | 上方を舞台に天狗と称された、実在したという天才落語家を描く新作講談。晩年に声を失った末、自らの芸を松の巨木に託そうとする姿を描く。 | |
| 骨の音ほねのおと | 一席物 | 温泉宿でマッサージを受ける男に、目の見えない施術師が三十年前の戦場の話を語り始める新作。 | |
| 瞼の母まぶたのはは番場の忠太郎 | 一席物 | 生き別れた母を捜して江戸へ来た渡世人が、名のりを拒まれ、目を閉じて中山道を去っていく一席。 | |
| 野球大統領やきゅうだいとうりょう | 一席物 | 始球式に招かれた大統領が謝礼を求める。その八百ドルには三十年前のいきさつがあったという新作。 | |

