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真田の入城さなだのにゅうじょう
徳川方ににらまれながら高野山ふもとの九度山で隠れ住んだ真田幸村が、攻めてきた豊臣方の軍勢を退け、大坂城に入城するまでを描く一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は軍談(合戦を読む。講談のもとになった種類。)
あらすじ
関ヶ原の合戦で豊臣方についた真田左衛門尉幸村は、家康ににらまれる身となるが、兄の真田伊豆守信之が助命を願い出たことで一命はとりとめ、城を明け渡すことになる。以後は浪々の身となり、高野山のふもとの九度山村でうつけを装って暮らし、徳川方の目を欺いていた。
慶長19年(1614年)、決起した豊臣方に応じる形で、松倉豊後守が3000の兵を挙げて幸村に迫る。武者姿に身を固めて迎え撃つ支度をした幸村だが、あらかじめ仕掛けておいた地雷火によって松倉方が壊滅したとの知らせが届き、幸村はその軍勢を率いて大坂城へ入る。
成立と背景
「難波戦記」に含まれる一席で、大師匠の二代目山陽の十八番の一つとされる。2016年放送のNHK大河ドラマ「真田丸」を機に口演の依頼が増えたという。
読んできた人
二代目山陽
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談入門』神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二、河出書房新社、2018年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

