講談の演目

三方ヶ原軍記みかたがはらぐんき

軍談一席物合戦大名実説甲州

元亀三年(1572年)、三方ヶ原で武田信玄と徳川家康・織田信長の連合軍が戦った合戦を描く軍談で、多くの講釈師が最初に教わる演目とされる。

一席物(一話で完結する話)。系統は軍談(合戦を読む。講談のもとになった種類。)

あらすじ

元亀三年(1572年)12月、上洛を目指す武田信玄の軍勢を、徳川家康・織田信長方の連合軍が三方ヶ原(現在の静岡県浜松市)で迎え撃った。合戦の冒頭では、先鋒を務める部隊ごとのいでたちが順に語られ、山県三郎兵衛昌景が率いる部隊なども登場する。

徳川方はこの戦いに大敗して敗走し、後年、家康にとって生涯で最大の敗戦だったと語り継がれることになる。物見に出ていた徳川家臣の内藤三左衛門が、参戦した諸将の旗印を一つずつ読み上げていく構成になっている。

成立と背景

ほとんどの講釈師が最初に教わる演目とされ、長い修羅場の調子を通じて基本を身につけるという。

『講談事典』は、この読み物の下に「酒井の太鼓」「信玄鉄砲」を続く章として置いている。

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この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談入門神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二河出書房新社2018年
  2. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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