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講談の演目

波布娘はぶむすめ

幕末明治物一席物殺し悪人女の活躍九州

別題: 沖縄波布娘

沖縄から鹿児島へ連れて行かれた女が、盗賊と密会を重ね、蛇を漬けた酒で金持ちを殺していたと露見する一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は幕末明治物(幕末から明治を舞台にした話。)

あらすじ

士族の父を持つおかめは、父が悪人にだまされて金品を奪われたのち、首里で娼婦をしていた。無頼漢に絡まれているところを助けたのが、鹿児島の士族で弁護士の横山重富で、横山はおかめを身請けし、妾として鹿児島へ連れて行く。

おかめは船の上で、以前に客として会った那覇の警察の男と出会う。それを機に密会を重ねるが、その男は博多小僧と呼ばれる菊次という盗賊だった。横山の出張中も連れ込んでいたが、突然の帰宅で菊次を戸棚に隠すと、菊次は戸棚にあった酒を飲んで死んでしまう。

女中を使って死体を柳行李に詰めて片づけるが、菊次の子分がそれを見つけ、おかめの仕業と分かって捕らえられる。おかめが蛇を漬け込んだ酒を飲ませて金持ちを殺していたことも明らかになり、無期懲役となって、波布娘と呼ばれるようになる。

成立と背景

二代目松林伯円が「百花園」に残した『博多小僧幾久次』を原話とし、西尾麟慶の速記が残っている。神田あおいが『沖縄波布娘』の題で復活させた。そちらでは主人公の名をマヅルとし、駕籠かきを商売にしている設定に変えている。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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