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真柄のお秀まがらのおひで
別題: 太郎大刀
大女を嫁にと望んだ侍が化粧顔に驚いて逃げ出し、殿へ訴え出た当人と夫婦になる一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は武芸物(剣豪・武芸者の話。)
あらすじ
越前一乗谷の城主・朝倉弾正の家臣である真柄刑部は、体の丈夫な嫁を探していた。ある宿で、身の丈六尺、幅も六尺あろうという力持ちの大女・お秀を目にする。丈夫な子を産んでくれるだろうと求婚し、お秀もその気になる。ところが化粧した顔を見て、朝になると黙って発ってしまう。
しばらくして、嫁入り支度をしたお秀が刑部の屋敷を訪ねてくるが、刑部は知り合いの家を泊まり歩いて帰らない。お秀は朝倉弾正が鷹狩に出ると聞いて、この一件を訴え出る。呼びつけられた刑部はお秀と夫婦になるが、お秀が貞女であったことから、やがて寵愛するようになる。
生まれた元気な男の子が、のちに越前の赤鬼と呼ばれる真柄十郎左衛門直澄で、姉川の戦いで活躍する。
成立と背景
別題の『太郎大刀』は、真柄十郎左衛門が姉川の戦いで使った六尺八寸の大刀の銘による。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

