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講談の演目

荒大名の茶の湯あらだいみょうのちゃのゆ

軍談一席物滑稽大名軍師上方

別題: 荒茶の湯、大名荒茶の湯

茶の湯を知らない七人の大名が、細川忠興の作法をまねようとして次々に失敗する一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は軍談(合戦を読む。講談のもとになった種類。)

あらすじ

太閤秀吉の没後、天下を狙う徳川家康は、秀吉に仕えた大名七人を敵に回すまいと考え、軍師の本多佐渡守に相談して立派な茶室を建てさせ、茶の湯の招待状を出す。

呼ばれたのは加藤清正・福島正則・池田輝政・浅野幸長・加藤嘉明・黒田長政・細川忠興の七人。茶の湯の経験があるのは、千利休に学んで三斎の号を持つ細川だけで、あとの六人は細川のまねをすることに決める。

茶室に入ると、挨拶から細川の癖まで写して妙なふるまいが続き、しまいには茶碗を回せと言われた福島が茶碗を放り出す。本多佐渡守は笑いをこらえきれない。このあとの酒宴には家康も出て、七人を味方に引き入れることに成功する。

成立と背景

一席物で演じられることが多いが、もとは『難波戦記』の一部とも、『関ヶ原軍記』の一部ともされる。落語にも移っており、自分の前へ回ってきた茶をめぐる騒ぎの場で切ることが多い。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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