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西の天狗にしのてんぐ
上方を舞台に天狗と称された、実在したという天才落語家を描く新作講談。晩年に声を失った末、自らの芸を松の巨木に託そうとする姿を描く。
一席物(一話で完結する話)。系統は新作(近年に作られた講談。)
あらすじ
上方を舞台に、天狗と称された実在の落語家を描いた新作である。江戸末期から明治にかけて活躍したとされ、晩年には声が出せなくなり、芸が衰えていったという。
自らの芸をそこに残そうと考え、松の大木に向かって声を吹き込んだと伝わる。折しも近くを通りかかった小僧がその声を耳にする、というところで本文の記述は途切れている。
成立と背景
神田松之丞の新作。
江戸末期から明治期にかけて上方で活動し、天狗と称されたという実在の落語家を題材にしている。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談入門』神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二、河出書房新社、2018年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

