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ピストル強盗清水定吉ぴすとるごうとうしみずさだきち
別題: 清水定吉
按摩や職人に化けて押し入り、日本で最初の拳銃強盗犯として知られた清水定吉の一件を読む、新聞記事から起こした新講談。
一席物(一話で完結する話)。系統は幕末明治物(幕末から明治を舞台にした話。)
あらすじ
清水定吉は天保8年(1837年)に浅草で生まれた。鳥越で待合茶屋を出していた五分玉お藤という女と親しくなる。明治15年(1882年)ごろから、拳銃を使う強盗を働くようになった。日本で最初の拳銃強盗犯として知られる。
押し込みに及ぶときは、按摩に姿を変えて流し歩き、目をつけた家に入るときは職人の身なりに化けた。明治20年9月に捕らえられ、市ヶ谷監獄で死刑が執行された。
成立と背景
新聞記事を題材にした新講談の一つで、当時の客によく受けた。近年は演じられていない。同じ種類の話に、脱獄を重ねたことで知られる西川寅吉(1854年〜1941年)を描いた『五寸釘寅吉』がある。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

