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緑林五漢録みどりのはやしごかんろく
獄門小僧・業平小僧・鼠小僧・野金小僧・天狗小僧という五人の賊が絡み合う長編の白浪物。
連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は白浪物(泥棒の話。)
あらすじ
江戸の末期を舞台に、獄門小僧初之介、業平小僧金五郎、鼠小僧次郎吉、野金小僧幸次、天狗小僧霧太郎という五人の賊が、互いに関わり合いながら暗躍し、最後は刑場の露と消えていく長編の連続物である。
「緑林」という語は、前漢の末に王匡・王鳳らが窮民を率いて緑林山へ立てこもり、強盗を働いたことに由来する。そこから、盗賊の立てこもる地や盗賊そのものを指すようになった。
成立と背景
一龍斎貞水が長編の連続物として読んでいた。桃川若燕の高座を聴き覚え、速記本を掘り起こして練り上げたものである。東京文化財研究所の「講談実演記録」で長年読んだ演目には、「木村の夜船」「業平小僧と獄門小僧の出会い」「岩井屋殺し」「小河内の温泉」「業平金五郎の召し捕り」「天狗小僧霧太郎の出生」「霧太郎と鼠小僧の出会い」「霧太郎の仇討本懐」「嵐山の花見」「天狗小僧霧太郎の最期」「大団円」などがある。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

