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大名花屋だいみょうはなや
火事で身代を失った花屋の一家を支えた飯炊きの伝助が、実は大名の子だったと分かる一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は世話物(町の人々の暮らしと事件を描く。白浪物・侠客物・三尺物などはこの中の分けかた。)
あらすじ
江戸本郷二丁目の大商人・花屋喜兵衛には、お花という一人娘がいる。飯炊きの伝助は筋骨たくましい男で、数年前、持病で苦しむお花を助けたのを機にこの店で働くようになった。お花に、湯島天神下の近江屋勘兵衛の倅・秀之助との縁談が持ち上がる。伝助は反対するが、祝言の日が決まってしまう。
ところがその年の暮れ、花屋は火事に遭い、お花も大やけどを負う。喜兵衛一家は近江屋の世話になるが冷たく扱われ、伝助の借りていた長屋へ移って、伝助が一家の面倒をみるようになる。やがてお花は伝助に心を寄せ、喜兵衛夫婦も婿に迎えたいと思うが、伝助は姿を消してしまう。
そこへ松平右京太夫の用人・山田孝右衛門が現れ、千両を差し出す。伝助の正体は右京太夫の息子で伝之丞といい、訳あって家を離れていた。父にお花を嫁に迎えたいと申し出て、その結納金を持参したのだという。伝助は花屋喜兵衛の名を二代目として継ぎ、親孝行をしながらお花と暮らした。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
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- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

