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講談の演目

振袖火事ふりそでかじ

世話物一席物火事幽霊商人江戸伝説

別題: 振袖火事の由来、明暦三人娘

同じ振袖を手にした娘が三人続けて同じ日に亡くなり、焼き捨てようとした火が江戸市中に燃え広がる一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は世話物(町の人々の暮らしと事件を描く。白浪物・侠客物・三尺物などはこの中の分けかた。)

あらすじ

麻布百姓町にある質屋・遠州屋の一人娘おさめが、丸山本妙寺へ参詣する道すがら、寺の小姓を見初める。小姓の着ていた柄と同じ振袖をこしらえて身につけていたが、おさめは若くして亡くなる。

振袖は本妙寺に納められるが、住職がこれを売り、下谷の紙屋・大桝屋が娘のおきのに買い与えると、おきのもおさめと同じ日に亡くなる。振袖は再び本妙寺へ戻り、また売られ、手に入れた先の娘もやはり同じ日に亡くなった。

噂を耳にした遠州屋彦右衛門が振袖を取り戻して焼き捨てようとすると、突風が吹き、炎はまるで振袖を着た人が立っているように見えた。それが燃え広がり、同じころ小石川で起きた火事とあわせて江戸市中を焼き払い、18万8千人の死者が出たという。

成立と背景

『紀伊国屋文左衛門』の一節としても位置づけられる話。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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