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講談の演目

八百屋お七やおやおしち

世話物一席物火事身分違い悪人江戸歌舞伎実説

大火で避難した寺で寺小姓と恋仲になった八百屋の娘が、火事があればまた会えるとそそのかされて火を放つ一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は世話物(町の人々の暮らしと事件を描く。白浪物・侠客物・三尺物などはこの中の分けかた。)

あらすじ

お七の父は、江戸は本郷追分で八百屋を営む太郎兵衛である。天和2年(1682年)12月28日、駒込大円寺を火元とする大火で円乗寺へ避難した際、寺小姓の生田庄之助と恋仲になる。

家に戻ったのち、吉祥寺門前に住むならず者の吉三郎に、火事が起これば庄之助にまた会えるとそそのかされ、翌年3月2日に火を放つ。火付盗賊改方に捕らえられ、同月29日に鈴ヶ森の刑場で火刑に処せられる。

成立と背景

大筋は井原西鶴『好色五人女』や、紀海音の浄瑠璃『八百屋お七歌祭文』、歌舞伎の『お七歌祭文』と同じである。講談では、吉祥寺の門番の息子である無頼漢の吉三郎が円乗寺に火をつけ、それがきっかけでお七が菩提寺のその寺へ避難し、小堀家の若殿左門と恋仲になる、という展開もある。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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