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講談の演目

姨捨正宗おばすてまさむね

名刀伝一席物滑稽細工将軍実説

鈍らの刀へ酒の勢いで極書を書いてしまった本阿弥光悦が、鞘に歌を書き足して去る一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は名刀伝(刀と刀工の話。)

あらすじ

家康から天下の名刀を調べるよう命じられた本阿弥光悦が、信州姨捨山まで来て中原大尽の家に泊まる。蔵に正宗が納めてあると聞いて見せてもらうと鈍らで、四代前の主人が借金のかたに預かった物だという。

極書を求められた光悦は初めは断るが、酒が進むうちに鞘の上へ書いてしまう。大変なことをしたと悔い、「信濃には姨捨山もあるものをめいあればとて身をば頼みて」と書き足して屋敷を去る。

のちに二代将軍秀忠がその刀を見て、確かに鈍らだと笑いながら「姨捨正宗」の名を付け、白銀七枚を与えた。以後、将軍家では代替わりのたびにこの刀を見ることになり、それが八代将軍まで続いたという。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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