このページは公開前の確認用です。URLを知っている人だけが見られる状態にしてあります。 サイト内のメニュー・サイトマップには出ておらず、検索にも登録されません。 内容を確認したうえで公開に切り替えます。
鈴木久三郎鯉のご意見すずききゅうざぶろうこいのごいけん
水鳥を捕った足軽が牢に入れられたのを見た家臣が、信長から贈られた鯉を食べて家康を諫める一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は御記録物(大名家に伝わる記録や御家騒動。金襖物ともいう。)
あらすじ
浜松城の堀に鴨が泳いでいるのを見た徳川家康は、よいことの兆しだとして城内の水鳥を捕ることを禁じる。ところが、牧村と野崎という足軽二人が鴨を捕って食べてしまい、牢へ入れられる。
それを知った家臣の鈴木久三郎は、城内の生け簀で飼われていた、織田信長から贈られた鯉を二匹すくい上げ、酒を飲みながら食べてしまう。呼びつけられた久三郎は、酔ったまま家康へ日本一の大馬鹿と言い放つ。
怒った家康が刀を抜くと、久三郎はその刀を叩き落として家康を投げ飛ばす。そして目に涙を浮かべて意見をする。家康はこれが遠回しの忠告であることに気づき、自らの愚かさを知って足軽を釈放し、謝ったうえで久三郎にも礼を述べる。その足軽たちは三方ヶ原の戦いで敗走する家康を守り、自らは命を落としたという。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

