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講談の演目

わんぱく竹千代わんぱくたけちよ

御記録物一席物忠義将軍忠臣江戸実説

別題: 幼き日の家光と信綱、春日局家光養育

わんぱくな竹千代が挨拶の言葉を覚えられず正直に告げたことで、家康に世継ぎとして認められる一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は御記録物(大名家に伝わる記録や御家騒動。金襖物ともいう。)

あらすじ

三代将軍徳川家光が幼く竹千代といったころ、わんぱくであったことから「わんぱく竹千代君」と呼ばれていた。大河内長四郎という子どもと屋根の雀の巣を取ろうと騒いだとき、将軍が竹千代を叱ろうとすると、長四郎が身を挺してかばう。竹千代は立派な家来を持ったものだと感心する。長四郎はのちの松平伊豆守信綱である。

これに対しておとなしいのが弟の国松で、母のお江与と側近は将軍秀忠の心を動かして跡継ぎに推そうとする。それを知った竹千代の乳母のお福、のちの春日局は、家康を頼って駿府城へ参上する。

孫の顔を見ようと家康が江戸城へ来ることになり、国松の守役はしっかりとした挨拶を覚えさせたが、竹千代は覚えなかった。当日、国松は淀みなく挨拶をし、竹千代は忘れてしまったと正直に述べる。家康はこれに感心し、秀忠に竹千代を世継ぎにせよと告げる。竹千代はのちの三代将軍家光となる。

成立と背景

二代目神田山陽が、女性の講釈師の演じやすさを考えてこの話から切り出したのが『春日局』であり、どちらもよく演じられている。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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