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講談の演目

杉山和一苦心の管鍼すぎやまわいちくしんのくだばり

出世譚一席物出世修行意地将軍江戸実説

別題: 杉山検校、本所の惣録屋敷

腕の上がらない盲目の弟子が、江の島で足に刺さった松葉から管鍼の法を思いつく一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は出世譚(低い身分から身を立てるまでを読む話。)

あらすじ

寛永年間の江戸のこと。麹町にある山瀬検校の家の前で、一人の男がうずくまっていた。伊勢から来た杉山和一という盲目の者で、山瀬を頼って江戸まで来たという。入門を許されて修業を始めるが、左手が震えることもあって腕が上がらない。

江の島の弁財天を訪れたとき、何かが足の裏に刺さる。丸まった木の葉の中に松葉が一本突き刺さったもので、それに触れた和一は、管に鍼を入れる器具を使う治療法を思いつく。大工の棟梁に細い竹の管を作ってもらい、杉山流管鍼方を生み出した。

四代将軍家綱の病を治した折、望みの物を褒美に与えると言われ、和一は目を一つもらって上様の顔を見たいと願い出る。目の代わりに、本所一ツ目に三千坪という広さの屋敷を拝領した。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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