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明石志賀之助あかししがのすけ
別題: 山内鹿之助
生まれつきの怪力だった侍の子が、相撲興行での勝負をきっかけに力士となり、初代横綱に上りつめる一席。
一席物(一話で完結する話)。系統は力士伝(相撲取りの話。)
あらすじ
明石鹿之助の父は、宇都宮城主の奥平宗昌に仕える山内伊織。その嫡子として生まれた鹿之助は、生まれついての怪力だった。宇都宮で相撲興行があったとき、大関の白雲平太夫の高慢な態度を見た鹿之助が勝負を挑み、勝ったばかりか相手を投げ殺してしまう。
鹿之助は江戸へ出て一刀流の修業をする。その間に白柄組の水野十郎左衛門と知り合って親交を結び、力士となって志賀之助と名を改める。
のちに後水尾帝が、肥前長崎丸山の出身で怪力の仁太郎と立ち合わせることを望む。勝った側へ横綱の免許を出すという定めのもとで勝ち、明石志賀之助は初代横綱となる。
成立と背景
大相撲の初代横綱の出世話として読まれる。実在した人物とされるが確証はなく、複数の力士がもとになっているともいわれる。現在いう四十八手の考案者ともいわれている。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

