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講談の演目

和田平助わだへいすけ

武芸物一席物剣術果たし合い騙り剣豪水戸

水戸光圀の覚えめでたい居合術の達人和田平助が、嫉妬した花房平太夫の仕掛けた勝負を切り抜け、帰り道の鉄砲での襲撃も退ける一席。

一席物(一話で完結する話)。系統は武芸物(剣豪・武芸者の話。)

あらすじ

水戸藩に仕え三百石を領する和田平助は、居合術にすぐれ、藩主水戸光圀から目をかけられていた。これに嫉妬した花房平太夫が持ちかけた勝負は、碁盤の上に一方が手を置き、他方が逆手に持った短刀を振り下ろして、手を引く際に傷を負うかどうかを競うという趣向だった。

手を置く平太夫に対し平助が短刀を構えたところで、これが鍔のない刃を逆手で振り下ろす仕掛けだと光圀は見抜く。力任せに振れば自分の指を切る道具立てだったが、この企みを察していた平助は、勝負の途中で小手を返すと、平太夫を打ち負かした。

平助は光圀の褒美として大盃で酒をふるまわれ、酔って帰る道中、鉄砲で狙われる。とっさにこれをかわした平助は、逆に撃った相手を斬り、何事もなく家に戻って眠った。翌朝、発砲のあった場所を確かめに行くと、そこに平太夫が倒れていた。

読み方の違い

同じ演目でも、演者によって細部が変わります。分かっている違いを並べています。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談入門神田松之丞/編・文 長井好弘/写真 橘蓮二河出書房新社2018年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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