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講談の演目

真景累ヶ淵しんけいかさねがふち

怪談物連続物幽霊殺し円朝物江戸

鍼医の宗悦が旗本に斬られたことから、二つの家に因縁がめぐり続ける長編の怪談。三遊亭円朝の作です。

連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は怪談物(幽霊や化け物が出る話。)

あらすじ

安永2年(1773年)12月20日、根津七軒町の鍼医・宗悦が、貸した金の催促をめぐって旗本の深見新左衛門に斬られる。新左衛門は宗悦の亡霊と見誤って妻を殺め、乱心のすえ非業の死を遂げる。

深見家は改易となり、長男の新五郎と乳飲み子の次男・新吉は離れ離れに育つ。新五郎は奉公先の質店で働く宗悦の次女お園に惚れるが、嫌われたすえに誤って殺してしまい、逐電する。のちに召し捕られて打ち首となる。

以後、二つの家の因縁が代を越えてめぐっていく長い話で、全体を通して読まれることは多くない。

各席

1

手元の本に題と筋が載っている席だけを並べています。席の分けかたと題は演者によって変わります。

  1. 1. 宗悦殺し鍼医の宗悦が貸金の催促をめぐって深見新左衛門に斬られ、新左衛門もまた亡霊に惑わされて妻を殺め、非業の死を遂げる発端の一段。別題は「宗悦の亡霊」「深見新五郎」「松倉町の捕物」。

成立と背景

三遊亭円朝が二十一歳のときの作といわれ、当初の演題は『累ヶ淵後日の怪談』だった。『祐天上人一代記』に取材した累の狂言を脚色した長編で、漢学者の信夫恕軒の意見により、「神経」をもじった「真景」の題が付けられた。人物の関係をたどりやすい「豊志賀の死」の場を演じることが多い。

ほかの芸能でも演じられます

この演目は落語でも演じられています。同じ題材でも、 芸能によって筋の運びや読みどころが変わります。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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