落語の演目

真景累ケ淵しんけいかさねがふち

怪談噺芝居噺三遊亭圓朝の作長屋幽霊殺し仇討ち

貸した金をめぐる殺しから始まり、二代にわたる因縁と祟りが人々を巻き込んでいく長編の怪談噺。

あらすじ

貸した金の催促がもとで鍼医が旗本に殺され、旗本はその亡霊と人違いをして自分の妻まで手にかけたあげく命を落とす。お家は取りつぶしになり、残された二人の男の子は離れ離れになって育つ。兄は奉公先で好きになった相手を誤って手にかけて捕らえられ、命を落とす。

二十年後、弟は鍼医の娘で音曲の師匠をしている女性と深い仲になるが、若い弟子との間を疑われたすえ、その女性は顔かたちが変わるほどの病にかかり、恨みの言葉を残して亡くなる。弟は新たに想いを寄せた女性と落ち延びる道中、亡くなった女性の霊に悩まされてその相手を手にかけてしまう。

弟はその後、別の女性と夫婦になり子をもうけるが、生まれた子の顔は見知らぬ男にそっくりだった。実は自分の父が誰であるかを知らされたのち、身内を頼って訪ねた先で兄と再会し、身の上の因縁を聞かされる。妻となった女性も心労のすえに命を絶ってしまう。

その後も弟は別の女性と関わり、行く先々で人を手にかけながら金を得ようとするが、やがて自らも命を落とす。長い年月ののち、亡くなった人々の子どもの世代が巡り合い、恨みを晴らして家名を再興するところで物語は締めくくられる。

地口や洒落によるサゲはなく、代替わりした人々が恨みを晴らして家名を再興するところで締めくくられる。

演じ方の違い

同じ演目でも、演者によって細部が変わります。分かっている違いを並べています。

ほかの芸能でも演じられます

この演目は講談でも演じられています。同じ題材でも、 芸能によって筋の運びや読みどころが変わります。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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