落語の演目

怪談牡丹灯籠かいだんぼたんどうろう

人情噺怪談噺武家噺夏の噺三遊亭圓朝の作幽霊仇討ち

別題: 牡丹灯籠、刀屋、本郷刀屋、お露新三郎

旗本の家に起きた事件と、娘の幽霊が恋人のもとに通う怪談が絡み合いながら進み、最後に敵討ちで決着する長編の噺。

あらすじ

旗本の男は、刀屋の店先で酔った男に絡まれて斬り捨てる。家督を継いで名を改めたのちに生まれた娘のお露を、女中上がりの後妻となじめずに別居させる。

お露は医者に連れられてきた浪人と互いに惹かれ合うが、会えないうちにお露と女中が亡くなったと聞かされる。ところが実際には二人は生きており、夜ごと灯籠を提げて浪人のもとを訪ねるようになる。人相見に死相を指摘された浪人が僧の勧めで家にお札を貼ると幽霊は近づかなくなるが、世話をする夫婦が金と引き換えにお札をはがして守り仏を持ち去ったため、浪人は命を落とす。

旗本の家に仕える奉公人は、実はこの旗本にかつて斬られた男の息子で、父の敵と知らずに剣術を習っていた。後妻とその情夫が起こした企みの中で、奉公人は誤って旗本を傷つけてしまうが、そこで旗本から自分が父の敵であることを明かされ、家の再興を託される。後妻とその情夫は逃げ落ちる。

お札をはがした夫婦は金を元手に故郷で店を開くが、夫が別の女と関係を持ったことを知った妻は問い詰めた末に殺される。その後、妻の霊が乗り移った女中の口から悪事が漏れ、夫は口封じのために医者まで手にかける。一方、奉公人は生き別れの母と再会して手がかりを得、追い詰めた後妻の情夫に本懐を遂げ、家を再興する。

奉公人が母の手がかりから敵を追い詰めて本懐を遂げ、家を再興したところで終わる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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