落語の演目

皿屋敷さらやしき

滑稽噺怪談噺夏の噺幽霊奉公人

別題: お菊の皿

武家屋敷の奉公人が無実の疑いで殺され幽霊となる怪談を、見物人たちが呑気に楽しんでしまう噺。

あらすじ

男が皿屋敷の話を聞いてきたと隠居に話すと、隠居は別の場所にも同じような話があると語り出す。ある武家の屋敷に器量のよい奉公人の娘がいたが、屋敷の主が娘に言い寄っても、娘には夫がいるため首を縦に振らなかったという。

主は十枚組の皿を一枚隠して娘に預け、数えさせると足りないので盗んだと決めつけ、娘を殺して井戸に投げ込んでしまう。それからというもの毎晩、娘の幽霊が井戸のそばで皿を一枚から数え始め、主はしまいに恐怖のあまり死んでしまったという。

話を聞いた男が実際に見に行こうとすると、隠居から、数え終わりの数字を耳にすると死んでしまうので気をつけろと注意される。井戸のそばで待っていると幽霊が現れて皿を数え始めるが、あまりに美しいので男は毎晩通うようになり、評判が評判を呼んで見物人が押し寄せる興行のようになってしまう。

ある晩、幽霊が数え終わりの数字に近づいたので男は逃げようとするが、大勢の見物人にさえぎられて動けない。ところが幽霊はその数字を過ぎてもなお数え続け、さらに数を重ねてから急にやめてしまう。男が理由を尋ねると、幽霊は明日は休みにするのだと答える。

多く数えすぎた幽霊に理由を尋ねると、「分からない人達だね。明日は休むんだよ」と返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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