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講談の演目

夕立勘五郎ゆうだちかんごろう

侠客物連続物敵討ち剣術侠客甲州江戸

暴れ馬を一撃で倒して夕立の名を得た人入れ稼業の元締めが、師の仇を求めて諸国をめぐる連続物。

連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は侠客物(人入れ稼業・元締めの話。)

あらすじ

伊賀屋勘五郎、通称を夕立勘五郎は、大名屋敷を相手にする人入れ稼業の元締めである。出入り先の一つ、雲州松江の城主・松平出羽守の愛馬で暴れ馬の夕立を一撃で倒したことから、その名で呼ばれるようになった。若いころから町にはびこる悪者を懲らしめて歩き、世直し大明神とも呼ばれた。腕は一刀流の免許皆伝である。

師であり神田に道場を開く高木一睡軒が、同門の旗本・大河原源三郎に殺められたことから、勘五郎はその行方を捜して諸国をめぐる。

源三郎は旅先で犯した罪を勘五郎になすりつけ、勘五郎は甲州で捕らえられる。韮崎の御用聞き・南部次郎兵衛と、のちに勘定奉行を務める長沼平三郎の知遇を得て源三郎の罪を暴き、江戸の旗本屋敷に潜んでいた源三郎を討ち取る。

成立と背景

三代目神田伯山が小伯山と名のっていたころに作った話とされ、『次郎長伝』とともに伯山の得意な読み物だった。近年は演じ手が少ない。勘五郎が、妹分の小判のお蝶と粂公を連れて身延へ向かう道中を扱う『元松の改心』が演じられることもある。元松という泥棒がお蝶へ子分にしてほしいと申し出て、説教される話である。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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