落語の演目

お七おしち

地噺名前女房

別題: お産見舞、火の用心

縁起をかつぐ男の家のお七夜で、来た男が名前に難癖をつけあう話。

あらすじ

縁起をひどくかつぐ吉兵衛のところに子供が生まれました。お七夜の席へ、いやがらせを言う熊公がやってきます。

熊公は、戒名はつけたか、おはつと名づけたのなら徳兵衛という男となじんで心中するだろうなどと、さんざんけちをつけて帰りました。

吉兵衛が悔しがっていると、熊公のところにも女の子が生まれたと聞きます。仕返しに出かけましたが、熊公が先回りして縁起の悪いことを並べるので、吉兵衛は拍子抜けしました。お七と名づけたと聞いて帰ります。

女房から、お七なら吉三といい仲になって火をつけ、鈴ヶ森で火あぶりになると言っておやりと言われ、また出かけました。ところがまたも先回りされます。

「放火をして火あぶりになるというんだろう。火をつけたらどうするんだ」「ううん、だから、火の用心に気をつけねえ」。

成立と背景

三代目三遊亭円遊は、早いやつだな、もうおれのかかあに聞いたなと落としました。八百屋お七の地噺である「お七の十」も、同じく「お七」と呼ばれます。原話は寛延四年に出た『軽口浮瓢箪』の「名の仕返し」です。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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