落語の演目

蛸坊主たこぼうず

滑稽噺和尚夫婦

ゆすりに来た四人の男を、老僧が池へ投げ込んでしまう話。

あらすじ

上野池の端の料理屋に、僧の姿をした四人の男が現れました。ひとしきり料理を楽しんだあと、亭主を呼んで吸い物のだしは何かとたずねます。

カツオ節だと聞いた四人は、「われらは高野山で修行を積んだ身、生臭物を食したからには修行が水の泡になった。もう寺へは戻れぬゆえ、一生養ってもらおう」と居直り、新手のゆすりに亭主は青ざめました。

別室で食事をしていた品のよい老僧が、同じように吸い物のだしをたずねます。事情を聞いた老僧は、自分が仲裁しようと四人のもとへ向かいました。

老僧が「高野で修行したというが、どちらの寺におられたか」と問い詰めても、四人はただ高野一山の者だと言い張るばかりです。老僧は「自分も高野で修行したが、お前たちに見覚えはない。偽り者め」と決めつけました。

打ちかかってきた四人を、老僧は不忍池へ逆さまに投げ込みます。水面に浮かぶ八本の足に向かって言いました。「この、タコ坊主め」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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