落語の演目

木の葉狐このはぎつね

滑稽噺吉原

夜道で二人連れをからかった踊りの師匠が、木の葉を出して驚かせる話。

あらすじ

浜町に住む踊りの師匠が、山の手で開かれたおさらいの帰り道、夜のさびしい代官町にさしかかりました。女一人の夜歩きでは狐や物騒な者に出会いかねないと、気をもみながら歩いています。

そこへ後ろから、若い男が二人連れで歩いてきました。師匠が物陰に隠れて様子をうかがうと、二人もまた、この道で狐が化けて出るのではないかとおびえながら足を進めています。

師匠は物陰から声をかけ「わたしは王子のお稲荷様のお使いですが、犬にほえられて困っています」と持ちかけ、道連れにしてもらって無事にさびしい道を通り抜けました。別れ際、拾った木の葉を二人に渡し「今夜のお礼です。木の葉に見えても、小判として使えます」と告げます。

喜んだ二人は、そのまま吉原に繰り出して遊び、勘定の際にこの木の葉を差し出しました。店の者が「これは木の葉ではありませんか。あなた方には何に見えるのですか」と問うと、二人はこう答えました。「ウーン、おれたちが見てもやはり木の葉だ」

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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