落語の演目

五段目の猪ごだんめのしし

滑稽噺和尚江戸

誰も参らない定九郎の墓に、思わぬ相手が線香を上げている短い話。

あらすじ

赤穂浪士ゆかりの泉岳寺にある四十七士の墓には、いつも線香の絶える間がありませんが、同じ芝居に登場する定九郎の墓にだけは、参りに来る者が誰ひとりとしていません。長らくそのままの状態でした。

ところがある日のこと、その定九郎の墓の前で、一心不乱に線香をあげて拝んでいる者の姿がありました。はてめずらしいやつもいるものだと、思わず近づいてよく見てみます。

そこで近寄って目を凝らしてみると、拝んでいたのは人間ではなく、芝居の五段目に出てくる猪でした。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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