落語の演目

三枚起請さんまいきしょう

滑稽噺廓噺戦時中の禁演落語手紙吉原

吉原の花魁から夫婦約束の起請文をもらった三人の男が、実は同じ文面をもらっていたと知る噺。

あらすじ

遊び仲間の一人を呼び止めた男が、遊びが過ぎると母親が案じていると忠告すると、相手は年季が明けたら夫婦になる約束をした証拠だと、吉原の馴染みの女からもらった起請文を見せる。すると声をかけた男も、実は同じ女から同じ内容の起請文をもらっていたことが分かる。

そこへもう一人の仲間が通りかかり、面白がって二人の起請文を読み比べているうちに顔色が変わる。この男も同じ女から同じ起請文をもらっていたのだ。だまされていたと知った三人は、女に恥をかかせてやろうと連れ立って吉原に向かう。

店では三人がそろっていると気づかれないよう、二人が物陰に隠れ、一人だけが女の前に出て黙って不機嫌な顔をしてみせる。女が煙管を貸してほしいと言うので紙を渡すと、女はそれが自分の書いた起請文だと気づいて青ざめる。

隠れていた二人が現れて三人分の起請文がそろっていることを突きつけると、女は開き直り、客をだますのが商売だと言い放つ。男が、偽りの起請文を書くと神仏の使いの鳥が死ぬという言い伝えを持ち出すと、女はそれなら鳥をみな死なせて朝寝がしたいものだと切り返す。

開き直った女が「勤めの身だもの。朝寝がしたいよ」と言い返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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